2019年3月4日月曜日

Tulum in Mexico 〜新しい英単語を学ぶ①〜

メキシコに着いてから3日目、遺跡とビーチで有名なTulumに行くことにした。

娘の友達一家と、たまたま同じ便で、滞在先も近くという偶然を祝して、彼女たちとTulumで合流しようという話になっていた。

Tulumは私たちのホテルから30km西に位置し、行き方はいくつかあった。

1つは、旅行会社が企画する"Free Shopping Tour"のバスに乗って行く。
2つ目は、Taxi (40ドルくらい)
3つ目は、乗合TaxiのCollectivo (1人2ドル)

当初は"Free Shopping Tour"に便乗しようと思っていた。
だけど、このツアーは、テキーラファクトリー、ジュエリーショップ、工芸品屋を「見学」し、結果各ショップでマンツーマンで押し売りされるという、タダほど怖いものもはないという2時間のセールスツアーであることがわかった。

もちろん、「No」で逃げ切れば良いのだけど(見学終了後Freetimeになる)、
娘が下手に「このペンダントかわいい!」とかって騒ぎ出すとも限らないのと、そもそもツアーの内容自体が面倒臭いので当日の朝キャンセルすることにした。

Taxiは高いので除外。

残るはCollectivoとなった。
Collectivoは10人乗りのバンで、ハイウェイ沿いに立ってると止まってくれ、降りたいところで降りれるというバスとTaxiの間みたいなローカルの人たちが利用する乗り物。
今回はこれで行ってみることにした。
Collectivoを捕まえるには、リゾートを出てハイウェイを渡って下り車線から捕まえないといけない。





前回の記事でもちらっと書いたけど、メキシコ人はスピード狂である。
制限速度が70kmなら120km、90kmなら140kmくらいで走っている。

そんなクレイジーな人たちが飛ばしまくる片側3車線のハイウェイを、子供の手を掴んで渡る。笑

どんな時でも走らない夫が悠長に、「大丈夫、ゆっくり渡ろう」などと抜かすので、
「ふざけんな、ここメキシコだぞ!」と行って、車と車の隙をみて走って渡る。(といってもそれなりに間隔はありました。)
ちなみに、こういう行動を、英語では「Frogger」というらしい。
もちろんカナダでは使わない。

ハイウェイを渡るとすでにCollectivoが待っていて、私たちを見てドアを開けてくれた。
なかなかなやれっぷりのバンの後部座席に乗り込み、子供にシートベルトをするように伝えると、「シートベルト壊れているよ!」と子供。

そのまま少し待っていると、ローカルの人が続々と乗り込んできた。

3歳くらいの女の子を抱えたお母さん。
濃いアイラインを目の上下に入れているおばあちゃん。
ホテルで働く人

なんとなく満員になったので、バンは出発。

途中で小さな居住区に止まる。

カラフルなコンクリートの壁、整地されていない道路、道にむき出しの洗濯物。
かろうじて家として機能しているような家が所狭しと建っている。
写真を撮ろうかとおもったのだけど、いたずらに写真を撮ることができなかった。

リゾートにいる旅行者と、地元の人の暮らしのギャップを目の当たりにする。
Collectivoの中、麦わら帽子にサングラスで浮ついた姿の私たちと、おちついた地元の人。

その居住区を出てから20kmほどでTulumだ。
だけど、Collectivoはとにかく速い。
私の運転では見慣れない速さで、窓の景色が流れていく。
背もたれのハンドルを握る手が緊張してくる。
まあ、地元の人は、「当然」といった感じで何も気にしてないし、
ドライバーも含めて誰もシートベルトなんてしていない。まあ、壊れてるんだけど。

私の「当たり前」が「当たり前」でない瞬間はやっぱり新鮮だ。

とはいえ、無事にTulumに着き、友人一家とも合流。
彼女たちは"Free Shopping Tour"の餌食になっていたようで、ひどい値段設定の布を購入した代わりに、Subwayのサンドイッチ無料券をもらったそうだ。

続く。

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