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2020年5月7日木曜日

鳥めーーー!! 〜ガーデニング日記〜

どわーーっと雨が降っては止む、またどわーーと降っては止む。

雨と雨の合間に外にでると、森が育っている。
水をいっぱい吸って、吸った分だけ枝が伸び、新緑が濃くなる。

外にいるだけでワクワクする、1年で一番好きな季節が始まった。
緑が目に優しくて、にょきにょき育つ木々をみてると元気がでる。
そして、鳥たちの歌声のハーモニーのなかに、かえるの鳴き声もまじりだし、
毎夕、穏やかで賑やかな森のハーモニーに心が癒やされる。

種まきした野菜やお花も芽が出はじめて、

数カ月後の賑やかなガーデンを想像すると幸せな気持ちになる。







だけど!



自然は決して、甘美で優しいわけでは決してない。
人間はそういう風に捉えたがるけれど、自然は人間をはるかに超えた存在なのだ。
だからこそ、面白い。

最近のわたしの目下の悩みは鳥。
私のかわいい苗ちゃん達を、常に鳥が狙ってくる。
私なりに工夫して鉢を守ってはいるのだけれど、
ちょっと日に当ててる間なんかを見計らって食べにくるのだ。

かと思えば、地面からは虫たちが小さな双葉をかじりにくる。

ブラックベリーが勢いを増し、雑草に混じってこっそりガーデンの隅に根を張って、
気がついたら、「あら、バレた?」と言わんばかりに、しっかり芽を出している。

鳥に対しては、苗ボックスを作るなり、ネットを張るなり対策をすればよいのだけれど、
たまに街にいっても、私と同じ状況の人がたくさんいるのだろう。
防鳥ネットは売り切れでなかなか手に入らない。

つい数日前も
雨上がりの晴れ間に、Jayが「ガー!」と鳴きながら数羽でガーデンを荒らしに来た。
私にとっては奴らは空のギャング。全然かわいくない笑
だから娘と一緒に「ガー!」と鳴き返して追い払う。

その上を、ハミングバードがズズズズズーと高速で飛び回ったかと思ったら、
なぜか急旋回して隣の家の木の上に止まる。
追い払ったJayもその近くの木に退避する。

彼らの安全地帯から、こっちを見てJayが「ガー!ガー!」と鳴く。
私には「追い払っても無駄だよーん」もしくは「ばーかばーか」と言ってるようにしか聞こえない。笑

ファーマーの友達に言わせれば、鹿やイタチや熊が近くにいないだけいいじゃない。
ということになるんだろうけど、もう鳥に完全に遊ばれてる。
ついでにJayにまぎれて、ロビンもしれーっと庭を荒らしに来る。


と、鳥に気を取られている間に、ブラックベリーがどんどん侵食してくる。。。

でも、こういうのも含めて、ガーデニングは楽しい。
頭でっかちになり気味ところに「ばーかばーか」と言われるのはなかなか清々しい。

昔、自然や農作物に対する”感謝と愛”を頭でっかちに捉えていた頃に、
WWOOFで実際に農作業をやってみてその考えを打ち砕かれた時の爽快感に似ている。


今は特に、体を使う、5感を使って体感することの大切さを身を以て感じる。
こんなときだから特に、体を動かし、手足や5感を使って体感することって、
どんな本や情報よりも、価値があると思うのだ。

「知識」は実際にやってみて「知恵」に変わる。
「知恵」は謙虚さを伴うけれど、「知識」は傲慢さを連れてくる。

裏を返せば、謙虚さは自信の現れであり、傲慢さは自信のなさの現れだ。






鳥に「ばーかばーか」と言われることで、
謙虚さを取り戻せるのだとしたら、やはり自然には感謝しかないということになる。

悔しいけれど、、、、「ありがと、Jay」とつぶやいておくことにする。

今日はネットを手に入れられたので、これでまた仕切り直し!

でも、、見てろよ、Jay!と思ってしまうところがまだまだ感謝が足りないね 笑。





2018年8月11日土曜日

ガーデン記録 2018

あっ!というまに8月も半ばになってしまったー!

今年は山火事の影響が少ないかと思いきや、きたねスモーク景色全然見えません!

少なくとも5年前までは夏はとっても夏らしかったのだけど、ここ数年は夏と言ったらスモーク。確かに雨が全然降らないし、熱いし、前より雷が増えた気がする。気候変化があるのかなあやっぱり。

8月半ばになるとガーデンもかけた愛情が成果となって表れる頃。


今年は4末まで日本にいて、帰ってきてすぐにリノベーションにとりかかったので、ガーデンは後手後手に回ってしまい、正直イマイチな感じです。


全体としては、あーすればよかった、こーすればよかったが多く、こうなったらマクロでみるよりミクロで感じてみるしかない。笑。

それでも十分楽しませてくれる。

ここ数年は、好きなものをシーズン通して食べられるように、種まきを少しづつずらして、品目を少なくするようにしている。







大サイズのトマトが赤くなり始めたところ。ミニトマトあまーい!
トマトは軒下で育てることにしてからうまくいくようになった。
雨や水がかかると実割れするし良くないってのは本当なんだと思う。







ケール。1株だけど、結構こと足りる。おかげで毎日スムージー生活。
深みどりが美しいよ。




 かぼちゃ。人工授粉のために、雌花が咲いてないかチェックしにいくのが娘の日課。

「男の子と女の子チュッチュしないといけないからねえー。でもさ、なんで男の子の花ばっかり咲くのー?」なんて、カボチャから受精の仕組みを教わっている娘です。






ああ、ガーリック。。。コミュニティーガーデンで1年分育てているのだけど、
2週間近くほったらかしにしている間に芽が私の背丈ぐらい伸びてしまっていた。
つまり球根が小さくなってしまったー。
ガーリックとポテトはほっといても大丈夫。を過信し過ぎちゃった。
ポテトも枯れてて、ちょっとしか収穫できなかったなあ。
やっぱり、野菜は足音を聞いて育つものだ。



Strawbale跡地に植えた野菜たちの成長も、思ったほどではなかった。
やっぱり栄養が足りなかったり、土壌のバランスが悪かったんだろうなあ。
土はすっごいふかふかだけど、小ぶりなものが多かった。
来年は土に還ろう。

うちはガーデンのすぐ横に大きな杉の木があって、
その杉の細かな根っこが地面の下からどんどん侵食してきたり、
ブラックベリーがマルチを突き抜けて畑から生えてきたりと何かしら問題がある。
底となる部分にマルチを2重に引いたり対策を講じてきたけど、十分じゃないようで。
来週ガーデンソルーションの人に来てもらって、
もっと上手に活用できるようアイディアをもらうことにした。
10年近く使って来たコミュニティーガーデンを手放して、
庭でポテトとガーリックも育てたいと思う。
狭いスペースだけど、どうやったらもっと上手に使えるか、
アイディアが広がるのは楽しみだ。

日照時間、太陽の方向、風、針葉樹、シダ植物、ベリーブッシュ。

野菜を育てるのは、自然との対話だなあってつくづく思う。
敷地内に迫ってくるシダやベリー達に、
ああーーもう!と思うことはあるけど、
ベリーブッシュや樹木が、大地と家をしっかり支えてくれているから、
感謝であり共存なのよね。

特に今年は、私が自然のリズムから少しDisconnect状態だったから、
それが顕著に畑に現れたかなーと思ったりする。
子供が大きくなるにつれて、暮らしの方向性が少し変わりつつあったんだな。
そういうことにも気づけてよかった。

10年細々ガーデニング、でもまだまだわからないことだらけ。

てなこといってたら、もう薪の準備をする季節。
ウッシャー頑張るぞー!



2018年5月20日日曜日

Strawbale で野菜作りの1年後 ーStrawbaleの再利用ー

去年の今頃、Strawbale Gardeningにチャレンジし、それなりに収穫できました。

収穫後も、このStarawの塊をどうするかなーと思いつつ、思いつつ、秋が来て、冬がきて、、、放置。笑

そして初夏が来る頃には、放置されたStrawbaleは形を崩しているものの、分解とまではいかないという微妙な姿に。






そのためか、ブラックベリーやアイビーの格好の住処となってしまい、このままでは庭をブラックベリー達に占領されかねない気配まで出てきたので、重い腰を上げてようやく動くことにしました。

いやはや、ベリー系の生きる力の凄まじいこと!
昔は、除草することと、除草剤を使うことを同意義語だと思っていたのだね。
生きている植物全てに意味があって、刈ってしまうなんてかわいそう。
なんて思ってましたが、それは幻想でした笑
野草のパワー、根っこの力を見くびっちゃいけないね。
奴らも本気だから、こっちも本気!ただ、殺しはしません。刈るだけね。

話が脱線しましたが、ベリー達の侵食を食い止め、乗っ取られていたStrawbaleを耕し、正しいかどうかはわからないけど、肥料を撒いて、水をかけてを繰り返し(去年はその状態で苗を植えた)してみることに。

それをStrawbale Garden跡地の地面に埋めて、その上からトップソイルをかけて畑床としてみました。

手触り的には、私が野菜だったらここで育ちたいと思えるほど、ふかふかで包み込まれるような土壌なんだが、、育つかなーーー、育つよねえーー?
去年はブロック状のStrawbaleで野菜が育ったのだから、理論上は育つはず!







とは思うのだけど、どうなることか、、、。

今年のガーデンの目標はお金を使わない!
ということで、今年もSeed Libraryにお世話になり、レア物のタネをGetしましたー。
去年タネを取りできた野菜があるのでタネを”返却”しに行かないと。








土も種も、なるべくあり物を使って、息長く育てたいなーと思ってます。
(と思うのだけど、お花の誘惑には負けつつある。。)

みなさまも良いガーデニングを!

2017年8月25日金曜日

Strawbale Gardening試してみました。 その2


タネをまき、苗を植えてからしばらく。。。

土で育てている野菜たちにぐんぐん抜かれ、成長もこぶりだなあ、
ウーーム。
と思っていたのだけど、夏が終わりに近づくにつれ勢い盛り返してきました!


こちら、ビーツ、かぶを収穫した後。
かぶ(Parsnip)はことごとく虫にやられました。
巨大なかぶの中に、中にナメクジが丸ごと1匹入っていたということも。。。
ビーツは大丈夫だったけど、かぶ類はあんまり向いてないのかも?

側面にバジルやハーブを差し込むと2面で育てられます。
バジル、トウ立ちしてるから早く収穫しろって話ですねー 
って、これを書いている今もまだ放置しているという。。。
種収穫できちゃいますねー。って、明日にでも収穫しよう。





にんじん
人参はいい感じに収穫できました。
土がくっついてこないから、土汚れもなくツルッとキレイです。
二股にわかれたりしちゃうかな?と思ったけど、藁がコンポストされて柔らかくなっているので大丈夫だったー。





かぼちゃ。
今もグングン成長中。











リークとサラダ菜。
サラダ菜は今年2回目の栽培。







こんな感じで、良い感じに育っております。
どのくらい使える(どのくらい栄養が残っているのか)のかわからないのだけど、
ただいま根菜&葉物の2巡目のタネをまきました。
冬前にもう一度収穫できたらいいなあー。

水さえやっておけばお手入れも特にないし、
耕す必要もなく、
Space savingにもなり、
見た目も良く、
ちゃんと収穫もできるので、プランターよりも育てがいがあるかもしれないです。

葉物、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、トマト、きゅうり、かぼちゃ、ズッキーニあたりは簡単に育つと思います。

しかしね、牧草地にでも住んでないと、Strawbale自体なかなか手に入らないのが難点。
今回はお試しということでやってみましたが、この地域ではOrganic Strawbaleは高いので、(近所の人と50ベール分共同購入したけれど、それでも高い)

来年は、、、、土にかえります!

冬前には、バラバラにして、秋冬野菜の保温マルチとして使うつもりです。


さて。

秋も近づくこの頃。
子供と一緒に、大根、ビーツ、葉物、人参の種まきをアナスタシア風にしてみました。

あま〜くて、おいし〜い玉ねぎWalla Wallaちゃんもたくさん植えました。

たくさん育ちますようにー!



最後は、かぼちゃ推しで!




Strawbale Gardening 試してみました。 その1

日差しが秋に傾いてきたこの頃。晩夏ですね。

この夏は、Strawbale Gardeningに挑戦してみました。




Strawbale Gardeningとは、ブロック状に束ねた藁の塊そのもので野菜を栽培する方法。
藁をマルチがわりに畑に撒くのではなくて、ブロック自体が畑なのです。

ちなみに、StrawbaleとHayは非常によく似ていて、どっちでもいいんじゃん?
と思いがちなんですが、そこはStrawbaleでないとダメだそうです。

理由は、、、調べてみてください 笑

よくわからなかったのだけど、Hayは動物の食べ物となる穀物の栄養素を含んだ干し草で、
Strawbaleは食べ物としての役目は終えた単純な干し草だそうで、
切り口が空洞かどうかとか、そこらへんにヒントがあるみたいです。

さて、Strawbale Gardeningのいいところは、

場所をとらず、好きなところに置けて(道路の上でも)、
耕すことも、草取りも必要なく、追肥の必要もなく、
藁の持つ高い保湿と保温効果を利用して、
簡単に野菜が育てられるというのが特徴の、栽培方法です。

カナダの西海岸の場合、5月中旬に、Strawbaleのブロックを"Ready"な状態にするため、
発酵させます。

発酵させることはとても大事で、
そのおかげで藁の中の微生物たちがActiveになり、
藁自体の温度も上がるので、土壌の保温力が上がり、
栄養豊富な土、ならぬ、藁となるのです。
コンポストする感覚です。

発酵の手順はこんな感じ。



発酵がいい感じに進むと、キノコが出現します。
キノコ育ててるの?っていうくらいキノコが現れます。










ちょうど、苗や種まきのタイミングにキノコだらけになるので、
そこらじゅうからモリモリ飛び出るキノコにと共存できるのか!?と思いましたが、
大丈夫でした。
なので、キノコを気にせず苗や種まきして大丈夫です。

キノコが現れ出すと、固い干し草の塊だったStrawbaleが
スコップがさっくり入るくらい、柔らかくいい感じになります。






2週間ちょっとで晴れてReady!
野菜を植える面に、うすーく土を振りかけて、水のシステム作ってしばし放置します。
私が使ったのはSoaker hose。めっちゃいいです。
土のガーデンにも、Soaker hose這わせたことにより、収穫率も野菜の元気さも◎





種まきしてしばらく経った野菜たち。



2017年7月29日土曜日

ガーデニングとは。

ガーデニングとは、

曇りの日でも、雨の日でも、風の日でも、雪の日でも、

その奥の奥には、太陽があることを忘れないでいられること。

アスファルトの下にも、大地が広がっていることを忘れないでいられること。



詰めすぎたかな?きゅうり




ガーデニングとは、
気づくところ。
受粉の仕組みって人間と一緒だなあとか。

インプットが多いこの社会の中では、
野菜が囁くシンプルなお話、-しかもそれは真実-、くらいが、ちょうどいい。













ガーデニングとは、

安心できるところ。

守られているところ。













心と心で会話するところ。

まっすぐな気持ちでいられるところ。




Humming birds がたくさんくるよ。




仕事してるというより、花粉にまみれてリラックスしてるように見えるよ。


今年は特に、そういう風に感じます。





そして、この街のRain forest。

幸せ。


Paradise Valley Lush Forest

2017年7月27日木曜日

アナスタシア流 種まき 

去年かぼちゃを植えていた場所から、勝手にかぼちゃが生えてきた。
タネを蒔いた記憶がないので、いつ、どうして、そこに定着したのかわからない。

青々しく、隆々と育つかぼちゃ。
見た目は非常に元気なのだけど、雄花ばかりで、雌花が全くつかない。
もう20個近く咲いているのだけど。。。
もしかしたら、肥料や、摘芯の問題なのかもしれない。



かぼちゃは、人工授粉が必要なため、
子供達と雌花が咲くのを今か今かと待ち続けている。

でも、、、去年蒔いたタネがF1だったことが原因なのかな、、、。と思わずにもいられない。
F1の種というのは、品種改良された一代限りの種で、親の要素を引き継げない種のこと。

隆々と育つ、雌花が咲かないこのかぼちゃを、どうしたらいいものかと考えてしまう。

抜けばいいじゃない。畑を占領しているのだし。
もちろん、その通り。抜けばいいのだ。

だけど、野菜も人間も、同じ地球に生きるものとして、
知能や感情の差こそあれど、抱えている問題は一緒だなあと思うと抜くに抜けない。

改良され、漂白された食べ物や、環境や、お受験や、ストレスや、雑多な情報の中で、
強制的に情報をインプットされ、本来のまっすぐな在り方ではない、生き方を強いられているところとか。。。

野菜だったら引っこ抜いてしまっておしまいだけど、
もちろん、人間はそういう風に排除することはできない。

だけど、
雌花が咲かないこのかぼちゃは、
こんなにも隆々と育っていても、
実をつけないということで排除させられちゃうんだもんなあ。
なんだか、勝手な話だなあ。。。

と、うーむと考え込んでしまった。

という考えに至ったのも、
アナスタシアという本を読んで感動してしまったからに他ならない。

ー種はお医者様ー からの一節を紹介します。


あなたが植える種の全ては
宇宙についての膨大な情報をその中に含んでいます。

人間の手によって作られた何物もこの情報とは、
サイズにおいても正確さにおいても比較になりません。

これらのデータの助けにより、
種は100分の1秒の単位にまで正確に、
生きる時、育つ時、地球からどのエキスを摂るべきか、
太陽、月、星達である天体からの光線をどの様に使うべきなのか、
何に育つのか、どんな実をもたらすのかなどを知っているのです。

これらの実は、人間の生命を維持するために意図されています。
これらの実は

現在や未来の如何なる製造された薬よりも、

より強く効果的に、如何なる人間の身体の病気に対しても抵抗し中和する能力を持っているのです。



そして、アナスタシア流の種の撒き方というのが、
種を口の中に含み、栽培する物の情報を唾液を通して種に伝え、畑を足で踏みしめて、
種を太陽にかざしてから行うというもの。

ちょうど、秋冬用の玉ねぎの種まきをするところだったので、
子供達と一緒にやってみた。

撒く側の心もピースな気持ちになるし、
種とも、心を通わせられた気持ちになった。
種も、水土光、子供達も、自分自身も、すごく愛おしいなあーと感じた。
多分、こういう気持ちを幸せって呼ぶと思うんだ。


ただ、さっさっさっと事務作業のように種まきする感覚とは全然違う。
収穫するときも、全然違うと思う。
できることなら種も取りたいな、ってきっと思うと思う。


”自然の力を借りて、ありのまま育つ” って素敵なこと。
それが何世代も循環していくって素敵なこと。

私たち人間も、野菜も、動物も、生命は ”種”から生まれてくる。

だから、命の種は大事に扱うべし!!



かぼちゃを見ていて、そんなふうに思った夏のある日でした。









2017年3月13日月曜日

お野菜の種、貸し出します。

まだ冬色の濃い今日この頃ですが、今日から夏時間。

まだ雪をかぶっているガーデンに、なかなか鍬を入れる気にはなれないけれど、
クロッカスやチューリップが確実に春の到来を告げてくれてます。

なにはともあれ、季節は夏に向かってる今日、
Squamishで初の試み、”Seedy Sunday"というイベントがあったので行ってきました。

このイベントは、Squamish CAN(Climate Action Network)、といって温暖化を緩和するあらゆるアイディアを街に提供している非営利団体の主催。
うちも世話になっている、コミュニティーガーデンもここが担当してます。






さて、今回のイベントの目玉は、今年から始まった"Seed Library"の案内。
このSeed Libraryに登録すると、各種お野菜の種を無料で"借りる"ことができるようになるというもの。

じゃあどうやって、返却するのかというと、、、

もうおわかりですか?

そう、”借りた種”で野菜を育て、野菜から種を収穫し、返却するのです。
そうすれば、"Library"を利用している人たちは、ずっと無料で、且つサステイナブルに野菜を育て続けられるというわけ。







種が何シーズンか循環すれば、野菜自体もSquamishの気候に馴染んで育てやすくなってくるだろうし、生命が生命らしく、子孫を残し、命を循環させていける。
その営みに、自分の暮らしがマッチしていったら、気持ちいいよなあー。
いやあ、愛だね。愛。

でもまあ、このLibraryが上手に機能するには、利用する人たちの、
愛とパッションと良識にかかっていることはいうまでもなく。

このLibraryがヘルシー且つ長期的に運営できるようにと願いを込めて、
私も、借りたぶんだけ来年お返しできるように、ちゃんとお野菜を育てていきたいなと思ってます。












来週あたりから、準備できるかなー?!

始まります、ガーデンシーズン2017!







 ちなみに、刺されると痛い、アグレッシブなYellow Jacketは受粉に役立っているのかと聞いたら、あんまり役に立ってないとのこと。
せめて受粉に一役買ってくれてたら、刺されたぶんも帳消しにしたいところだけど、、。
まあ、そんな奴らでも愛を持って好きになれるように頑張ろう 笑

2016年7月1日金曜日

Squamish 7年目。 



自分の中身は大して変わっていない気がするのに、7年経った。

自分の中身は大して変わっていない気がするけど、
街はこの2年で、体感的には、それこそ光のスピードで変わっていった。

街の変化に自分が巻かれてみるなんて想像していなかったけど、
意外と心がアタフタするものですね。

その変化の過程で、素敵だなと思っていた人、長年の友人、
の街、このエリアから出て行く人が増えました。
寂しいけど、理解できる。

街だけじゃなく、人の心の中が忙しい今日この頃。夏だし。

人々の喧噪はさておき、今日も自然は美しく雄大で多様性に富んでいる。







私たち、いつまでこの街にいれるかな。
いたいのかな。
自分、見失わないでいれるかな。

この早い流れの中で、
そういう風に問われることはしょっちゅう。

結論としては、ここに居る。
んだけど、どこか悶々とする。






最近、この気持ちの置き場所をみつけた。
うちの小さな畑。
土いじりしてるとそういう気持ちが落ち着いてくるから不思議。
小さなガーデンだけど、土を触って、野菜の成長や花を楽しんでいると、
どこにいても、周りがどんな状況だって、自分は自分じゃん!って、再確認できる。

ガーデニングって、自分自身と地球と今を繋げる作業なんだと思う。
SNSとか身近な問題とか、人間関係とか、どこか遠くの現実とか、そういうことはさておき、”今この瞬間”に戻れる。




















真珠みたいに輝いてました。たからの豆と呼んでます。



うさぎ年のうちのうさぎ(小さい方)



























ガーデニングって、ヒーリングなんだなあって実感します。
自動的にグラウンディング。

もちろん、子供達にもすごくいいです。
いつもいつもワクワク手伝ってくれる訳じゃない。

でも、生でかじる野菜。収穫したお豆。
残さないで食べる。
おいしいよ!」が自然にでる。
お花を愛でる気持ち。
大地を愛する気持ちが自然に育つ。








つい2日前、風邪をこじらせてひどい偏頭痛に襲われた。
生まれて初めての強烈な頭痛で、胃が空っぽになるまで吐いた。
偏頭痛だと分かる前は、このまま脳梗塞にでもなってしまうのかと思った。
パニックな頭の中で、あたしこのまま病院送りになったら後悔いっぱいあるわ。
って思った。
後悔いっぱいあるってことと同時に、
あーー私、しあわせものだーーーっとも思った。

だから、周りがどうであれ、どう変わっていくにしても、
家族元気に土いじりして、
毎日暮らせてる
今ここに、この環境に感謝。Focus NOW.

そして9月から子供達2人とも学校が始まるので、新たなチャレンジしてみようと思います。
さて、どうなることやら!?





地産地消的な御膳!?





太陽が育てているボウフラの入った水を飲む猫。元気です。