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2018年11月9日金曜日

ランタンウォーク ー射手座の新月のお散歩ー

ウォルドルフスクールの中でも好きなイベントBest3に入る、ランタンウォークの日がやって来た。(ランタンウォークの過去の記事はこちら

ランタンウォークとは、夜が長くなる冬に向けて、心の中に灯りを灯す準備をしましょう。という趣旨のフェスティバル。
子供達の手作りのランタンにキャンドルを灯し、歌を歌いながら夜の森をみんなで一緒に歩きます。



K-7Gradeそれぞれの手作りランタン
 Squamish Waldorf SchoolのFBpageより


冬時間に変わったばかりの夕暮れ。
日が落ちるのが早まって、午後6時にはもう闇に包まれる。

6時に森の入り口に集まり、先生、子供達と一緒に伝統的なランタンウォークの歌を歌う。
例えるなら日本の秋の童謡を賛美歌寄りにしたような、
魂がブルブルっと震えるような、懐かしい感じのする歌。
心が洗われていく感じがする。

夜の森に、ランタンの灯りがそちこちに灯る。
懐中電灯や携帯電話は全てオフで、大人もみんなランタンを持って歩く。
おしゃべりは禁止というわけじゃないけど、しなくなる。

この日は冬将軍が家来を連れて配置についたかのような、

初冬らしい冷え込みで、初霜が降り、射手座の新月の空は星が瞬いている。




Squamish Waldorf SchoolのFacebook pageより




この独特の雰囲気がマジカルで素敵。大好き。

ウォルドルフ教育は、「物事の美しさ」を教えてくれる教育だとつくづく思う。

たとえ周りが闇でも、光は自分の中にある。
光は自分で灯すものなのだ。

ってね。

あっという間に素敵な夜のお散歩が終わり、
余韻に浸りながら「こういう感じ久しぶりだなあ。」って感じて、自分たちの暮らしを振り返ってみた。

子供達が大きくなってくると、学校後も習い事や遊ぶ約束があり、
週末も試合だなんだあり、そもそも子供達もやりたい事があるので、
数年前みたいに一緒にお散歩に行くという時間がめっきり減ってしまった。

そういえば、最近あんまり森にきてないなあ。。。。

昔は、「お散歩いこ!」と言えばニコニコしながらついて来てくれたけれど、
今はキックボードがしたい、自転車に乗りたい、
お散歩はつまらないから公園がいい、
はたまたあの山を登りたい、いやいやそんなに歩けない、
などなど2人の意見をまとめるのが簡単ではなくなってきた。

夜の森を歩きながら、懐かしいなあ、いっぱい一緒に森に行ったよなあって、
まあ、懐かしいったって、ほんの2年前くらいのことだけれど、
一緒に過ごした楽しい時間、「森と子供」という、
大好きな空気感に戻ってこれた感じがした。

すっごく大事にしていたこと。
そして、これからもずっと大事にしたいこと。
原点に戻ってこれてよかったー。



子供の学校イベントには、そんなに参加型ではないユウジも、
このイベントはMust Goならしく、それなら今や公立に通う息子も強制参加というわけで、
家族みんなでいい時間を共有できてよかった。

寒くなってきたけど、森いこ!











2018年6月9日土曜日

Waldorf School のキャンプトリップ

学年末の6月は学校の行事が目白押しで、目が回りそうな毎日です。

公立学校に通う息子は、2泊3日の林間学校に行ってきました。
こちらは、親が一緒に行くことはないので、気軽な気持ちでお見送り。

が、しかし、娘のWaldorf Schoolは、近くのキャンプ場にて親同伴で1泊するというお泊まりイベント。

社交的でもない私は、正直気が重い。
そもそも、ユウジの仕事や息子の面倒のアレンジをしないといけないのもなんだし、
子供達と1日一緒にいるのはいいのだけど、大人と会話したり、ご飯食べたり、色々するわけで、、、あー気が重い!!

と、思っていたのだけど、これが意外と楽しかった!

娘のクラスは10人しかいないので、もちろん全部の子供を知っているし、その両親のことも知っている。
もちろん割とよく話す親御さんもいるのだけど、
そのほかの人は、学校の送り迎えで会うときに挨拶するだけだったり、親同士でなんとなくグループもあったりするから、普段は大して会話もしなかったりする。

だけど、キャンプサイトで手持ちぶさたにもなれば、自然と会話をするもので、
会話をしているうちに、その人がどんな暮らしをして、どんな苦悩があって、子供についてどんな風に考えていて、どんなことが好きな人なのか、少し知ることができた。
意外とみんな、自分のことをサクサク話してくれるので驚いた。

キャンプ中は、
大人も交えて子供と一緒に鬼ごっこしたり、
毎食ごと担当制だったから一緒に作業したり、
なんとなくぎこちない大人同士の集まりが、いい感じにまとまっていくのをみて、
キャンプを通して親がつながっていくのっていいなあーって思った。

Waldorf Educationという信念の元集まっている人たちなので、話していて気持ちいいし、
キャンプの持ち物もWaldorfらしいというか、無駄がなく、シンプルで、素敵。
夜は結構な雨だったんだけど、”雨音が優しくて寝やすかったよ”っていう人が多いのも好き。

そして、皆さんの作るご飯が、超絶ヘルシーで美味しい!
ありがちなホットドッグ、市販のお菓子やジュースなんて出てこないし、ほとんどベジ料理でとっても癒された。
さすがですなー、Waldorfママ&パパ!

公立の学校の親御さんとも関わる機会が増えて、皆さんレイドバックでWaldorf Schoolよりも話しやすいかなと思うこともあったけど、Waldorf系の人はやはり洗練されているなあ。

Waldorf schoolはクラス替えもなければ担任の先生もずっと変わらない。
だから各家族と先生と子供が繋がっている感覚が育ったし、
子供だけじゃなくて、親も主役なんだよって気づかせてもらったな。

大人になると、決まった人としか話さなくなったり(もちろんそれでもいいのだけど)するので、年に1度くらいこうして集まるのも悪くないものですね。

いつまで娘をWaldorf Schoolに入れられるかわからないけど、
娘にとって今の学校はとても居心地のいい場所なので、なるべく続けてあげたいな。

とまあ、キャンプシーズン、良い感じで始まりました。

夏休みまであと1ヶ月を切ったけど、学校最後まで楽しんでくれるといいな!

2017年5月16日火曜日

ウォルドルフスクールから公立小学校へ。

「博士の愛した数式」という小説知っていますか?

変わり者の数学学者が、ルート君と名付けた少年と、素数の神秘を通して心を通わせるというお話。
大好きな小説の一つです。

私は小学生の時、算数でつまづき、以後高校を卒業するまで数学が嫌いでした。
小学校の先生も、塾の先生も、丁寧に、寄り添って算数の解き方を教えてくれたけれど、
数字の美しさについては誰からも教えてもらったことはありませんでした。

息子をウォルドルフスクールから公立小学校に編入させて感じたことが、まさにこれ。

ウォルドルフスクールは、物事の”美しさ”を教えてくれる教育で、
公立は”やり方”を教えてくれる教育だなと思います。

去年、BC州の小学校は、学力よりも、子供が社会に出た時に”一人の人間として成功”することを目指したカリキュラムに変わりました。
大枠を理解したところ、ウォルドルフスクールが掲げている教育方針に寄ってきているようにも思えます。

でも、この2つの教育方針は似て非なるもので、知れば知るほど全然違うなと感じます。

シュタイナー教育と聞くと、時代に逆らうアナログな教育という印象があるかも知れませんが、実は、新鋭的な(100年前に提唱されたのに!)教育だなって感じます。

たとえば、ウォルドルフではGrade schoolを通して編み物を習いますが、手仕事やアート的なことのほか、数学的な意味も含んでいます。
目数を数える算数的なことはもちろん、それがコンピュータープログラミングのベース(Coding)に繋がっていくという発想は、いかにもウォルドルフらしい。

言われてみれば、模様編みのチャートって、プログラミングみたいですよね。
単純な規則の繰り返しと忍耐が一つの作品を生み出すというのは、
編み物の世界を超えて、あらゆる物事に繋がっていく発想です。


はあ〜〜、、、こうやって書けば書くほど、
3ブロックしか離れていないSquamish waldorf schoolが近くて遠く、
恋しいなあと思うことも度々。

ただ!
息子をウォルドルフスクールに通わせ続けた方がよかった、という風には感じてません。

息子は、運動が大好きなので、かけるなら運動方面にお金を使いたかったことも一つの理由でしたが、

本人にとっては、
公立学校の広い校庭や校舎で走り回れること、
いろんな子供がいること、
授業の中でチャレンジがあること(waldorfの教育はゆっくりなので、現代の子供にとって退屈と感じる子がいるのも事実)、
いろんな家庭方針や考えに触れたことは、大きな発見でした。
彼の小さな視野が、ググッと広がったのもよかった。
忙しいくらいイベントも盛りだくさんで、PTAの方達が子供のために頑張ってくれているんだなあと感動したり。
そんなわけで、本人は、公立学校の方が好きです。

私自身も、Waldorfに寄りすぎていた考えを、いい意味で洗ってもらえて肩の力が抜けました。新しい出会いもあり、結構楽しんでいます。

まあ、今の彼があるのも、生まれてから7年間Waldorf schoolでお世話になっていた間に、

温かくて柔らかい環境の中で、
小さな自我がのびのびと育ち、
無理をしなくても一緒にいれる友達と出会えたから。

そのおかげで、たくさんの刺激と誘惑のある新しい環境の中でも、
周りにさほど惑わされず、

”僕に必要なのは森と自然”

と言う子に育ちました。

物事の美しさを教えてくれる教育Waldorf School、
子供が小さいうち(PreschoolやKindergarten)は本当にオススメです。

経済的に可能な限り、娘にはWaldorf education継続していきたいので、
彼女の目を通して、Waldorf Grade Schoolの世界を一緒に探求していくのが楽しみです。

2016年11月20日日曜日

Lantern Walk

Waldorf Schoolの冬を迎える行事の第一弾、Lantern Walkがこのあいだありました。

もうね、本当にシュタイナー教育大好き!と言いたくなる、とても素敵なイベントなんです。

11月も半ばの初冬の夜に、クラスで作った手作りランタンを持って森に集合します。







6時とはいえ、森はもう真っ暗。
森の歩道の両脇に、点々とキャンドルが灯されています。
そう、この森の中をキャンドルと手作りランタンの灯りを頼りに歩くというイベント。

たとえ、キャンドルとランタンの灯りがあっても、隣の人の顔がわからないほど暗い。
真っ暗な森を歩くって、なかなか神秘的な体験ですよね。

特に子供にとって、”闇”というのは、漠然と怖いものであることが多いと思います。
いつもはやんちゃな男の子が、お父さんに寄り添って歩いていたり、
ランタンに灯したキャンドルが消えないように、優しく歩いたりする子供の姿がとてもかわいらしい。

歩いている途中、森の闇の中から、バイオリンや、フルートの音色が響いてきます。

夜の森が、怖いものではなくて、美しいなと思える時。
闇を受け入れることは、怖いことじゃない。

子供達にとって、友達と夜の森を歩くってのも、普通じゃなくてワクワクする。


ただ歩くだけで、何があるってわけじゃないけど、感じることは昼間以上にありました。

まさに下の絵を、体験しているような、
文章ではなかなか伝えづらいけれど、マジカルであり、”豊か(Rich)”な時間なのです。




Whistler Waldorf School Mr. Ragland's drawing


子供達にも、伝わったんじゃないかな。

帰りに太陽が、”夜は怖いことじゃないよ。夜がないとお月様はでてこれないし、フクロウやコウモリが動けないし。”って言ってました。

そうそう。

夜は、朝と同じくらい、大事な時間なのだよね。
闇は、光と同じくらい、価値があるものなのだよね。

互いのありがたさを知るために。
互いが敵ではないと知るために。

さて、来週はAdvent Gardenです。
こちらも大好きなイベント。シュタイナー教育最高!

楽しみです。



2016年8月14日日曜日

子供に英語(reading)を教える。その2

太陽に文字を教えていて気づいた、最高にして最大の難しさは、
文字を知らない子どもは、耳から聞く”ことば”と、”文字”が一致しているという発想がない。
太陽は一応、ひらがなが読める。けれど、”ことば”としてすぐに理解できない。
文字を覚えたての子どもには、文章を読めても、意味の繋がらない音を羅列しているようにしか感じられない。大人の世界で言ったら読経みたいなものだろうか。(この方の記事が一番ピンとくる。)

だから、"am"という文字が、”I am"の"am"だということがなかなか理解できない。
何度言っても"and"と”an"と"am"の区別がつかない。
私もイライラして、”だからさ、何度も言ってるじゃん!”って怒ってしまった。
ハイ、ダメなパターンです。
そして、太陽の目からこらえていた涙が溢れ出した。

これまでも1週間に2、3回、1時間ほど”プリントタイム”を作ってきた。
今まで何も教えてこなかった反動か、ひらがなや足し算引き算は喜んで学びたがった。
”わかる楽しさ”が新鮮で、ワクワクに繋がっていた。
わからなくても投げ出さず、がんばって考えた。
”学校は勉強するところ”ということばをポジティブに捉えていた。

だけど、今日、わからないことがつらすぎて、くやしくて、太陽は号泣した。
自分が、新しいクラスメイトよりもできてないだろうこともわかってしまった。
学校というところは、こんな”勉強”を1日5時間もするところだと知ってしまった。

彼の中で、勉強する楽しさやワクワク、学校への期待が壊れてしまっただろうか。。。

そうしてしまったのは、わたしだ。

”おかあさんが、むりやりやらせるからいやだった。”と太陽は言った。
ごめん。そうだよね

でもさ、学校ってさ、やりたくてもやりたくなくても、好きでも苦手でも、やらないといけない時があるんだよう、太陽。

そりゃ、海に放り投げてもいつか勝手に泳ぎだすのは分かってる。
でも、泳ぎ方を少しでも教えてやりたいと思うのが母心なんだなあ。

逆にいうと、今までほとんどそういうこともなく、自由に、心と体の成長だけにフォーカスして、遊んでこれた7年間はかけがえがなかったんだなあ。

7年間、文字を知らず、5感とイマジネーションをたよりに、物事を観察し、考え、感じることできたのは、貴重なことだった。
同時に、社会性と自信を育ててもらった。
ありがとう、Cedar Valley Waldorf School。

と思うと、Waldorf schoolがとてもとても恋しくなるのでありますが、
それよりもなりよりも、”いつまでもかわいいちびっ子太陽くん”が、
すっかり少年の仲間入りを果たしたことを痛感し、
誇りと寂しさを感じる、ある晩夏の午後でありました。

親のそばにいて、かわいい時期はほんの少し。

なんだね。

さて、明日も夏期講習は続きます。
明日は、”楽しく!”をモットーに!?できるかなー。



近所の河原。癒される〜






オーバーヒートした頭をリフレッシュしにきました。
がんばれー息子!







子供に英語(reading)を教える。その1

気がつけば8月も半ば。
80日もあった長い夏休みもあと3週間となりました。
日本みたいに、宿題がないのでなるべく絵日記をつけるくらいで、夏休みのほとんどを遊んで過ごしてきました。























そろそろ秋の気配も漂い、あちこちで"Back to school sale"が始まってきた今日この頃。

太陽はこの9月から公立小学校に移動し、グレード2(小学校2年生)になります。

太陽はWaldorf Schoolで2年制のキンダーにいったため、公立でいうグレード1のカリキュラムを全くやっていません。
そのうえ、左脳と右脳が連動しはじめる7歳まではゼロアカデミックのWaldorfにいて、私もユウジもその方針に賛成だったので、今まで何も教えずにきました。

9月からいきなりグレード2になるけど、たいていのクラスはG1/G2合同のスプリットクラスだし、子どもの頭やわらかいし、親達も”学校いっても遊んでるだけ。”なんて話をよく聞くので、なんもしなくても追いつくっしょー。くらいに、つい最近まで考えていました。

でも、周りの反応を見ていると、
”え、いきなりグレード2なの?そうか、大変ね。。。”とか、
”グレード2でも読み書きにstruggleしてる子もいるから、簡単な単語だけ分かっていたらいいと思うわ”
みたいな反応が多い。
あれ、なんかヤバいかな???と思いだし、、、。

遅ばせながら、新しい学校の校長先生にオススメされたテキストブックを取り寄せ、
母ちゃんの夏期集中講座を開催することにしました。

ええ、8月の中旬にして、今さらなんですけれど!

で、Grade1の英語くらい、教えられるっしょ。 なーんて、たかをくくっていたら、、、
とんでもない!!

日本の記憶にあてはめて(注:30年前 笑)、小学校1年生で”あいうえお”習うわけだから、Grade1の始まりはabcが読めてちょっと単語分かってたらいいっかー。なんて思ってたんだけど、キンダーの時点でabcはもう履修していて、Grade1の終わりにはちょっとした絵本は読めるし、ベーシクな文法で文章を組み立てることができている。

80日も夏休みあったのに、今からスタートなんてアリとキリギリスだったわ。
いくら子どもの頭は柔らかいとはいえ、こっちの都合で違う環境に放り込むわけで、この差は太陽本人がつらいだろうな〜。と、気づいた。

と、付け焼き刃的にGrade1向けの教材を試すも、太陽の反応をみていると、何を言われてるのか、何の話をしているのか理解できていない模様。
しかも、こちらも母国語でない言葉を教えるという壁にぶつかる。

日本語だったら、ひらがなが読めれば、”いす”、”はな”など文字通り読めば単語が浮かび上がってくる。
しかし、英語は例えば、catをシーエーティーと読んでもキャットに結びつかない。
だから、"cat"と暗記するか、ca-tと分けて文字から音をguessするしかない。


ならば、と思い、4歳向けの教材を用意して、超シンプル且つ重要ワードを一緒にやった。

"a"、 "an"、"are"、"I"、"am", ”and"とかそういうやつ。


言葉覚える初心者 x 言葉教える初心者

いい気配がしない。。。



そして、予想通り、というか、
残念ながら、というか、太陽を号泣させてしまう結果に。。。。つづく。


秋の気配


2016年6月19日日曜日

Waldorf School最後の日。

太陽の学校が、公立の学校よりも2週間早く夏休みに入りました。
5月あたりから気配は感じてたんだけど、あっというまに最後の日になっちゃったなあ。

太陽くん、一旦Waldorf School卒業です。
来年からは公立の学校に行きます。
思い返せば、1歳半の時から、ずっとこの学校にはお世話になってきたので、寂しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。

シュタイナー教育通りに、7歳まではいっさいアカデミックなことはやらず、
森の中でたくさん遊んで、柔らかい環境の中で裁縫やヤスリがけ等の手仕事をたくさんやった。
安全で優しい環境の中で、まだつたないけど、英語でもコミュニケーション取れるようになってきて、お友達もたくさんできた。

小さい学校だからみんな顔見知りで、
年上の子達にも、”Hey Taiyo!"って声かけてもらっているのを見ると、
”ああよかった〜”って胸がじーんとくる母心。

友達関係も、微妙に関係性が変わっていったので、
母としてはどうしていいものやらと内心モヤモヤとすることも少しあったけど、
そういうのは見守らないといけないのよね。
そんなこんなも、心の根がはれる温かい環境だったから必定以上にドギマギしなくて済めた。
なんといっても、両手を広げてくれていた懐の広い先生達のおかげ。
Cedar Valley Waldorf  SchoolのMs. Begona, Ms. Kelsey, Ms.Lauren超オススメです。

心が繋がったいいBuddiesもできたのも、人生の宝だね。
って、書いてたら涙でそうだ〜〜〜。

実は、太陽の学校生活を通して、私もかなり成長しました。
私は、今まで、勝手に、”私はよそ者”ってレッテルを張ってて、カナダ社会にも日本社会にもなじめず、人付き合いを逃げてたところがありました。

でも、太陽の友達を預かることで、”子どもって人種関係なくみんな同じだわ”って体感として気づけました。
太陽の友達は、太陽や私を ”英語が下手な日本人”としてなんて見てなくて、
人柄を見て、とても平等に接してくれる。
私も、彼らにたいして、英語が下手だろうが普通に接し、必要なら叱れるようになった。

結果、私の劣等感はかなり緩和されて、
他の子どものお母さん、お父さん方ともっと気軽に話せるようになってきました。
ほんとうにね、すごい成長。笑
子ども達よ、ありがとう。

さて、公立にいったら、いきなり2年生になります。
カリキュラム1年すっとばしてるけど、アカデミックな面は、夏休みにやることにして、
心の方は、土台になる7年間を、Cedar Valley Waldorf Schoolで育ててもらったから大丈夫と信じて、9月から新たなスタートを迎えたいと思います。

といっても、、、夏休み長い。長過ぎる。。。





2016年5月19日木曜日

Waldorf May Fair 春のお祭り

今年もMay Fairの季節がやってきましたー。
毎年WaldorfのMagical Worldに魅せられてきました。

すてきだよーーー!



Grade 1 & 2のClass


May Fair とChristmas Fairごとにお母さん達が夜なべしてクラフトやお菓子をつくります。
それがね、またかわいいんだーーー!美味しいし!

いつも買うまでに至らなかったんだけど、今回はクオリティーがとっても高くてかわいすぎたので思わずクラフト衝動買い(ルナじゃなくて、わたしが)してしまいました。

それがこちら



太陽のキンダーガーテンの先生と、クラスメイトのお母さんが作った、ブランコの少女。

他にも4つ色違いであったけど、開店売り切れ状態でした。

ルナもルンルンウキウキで、どこに飾ったらいいかあーでもないこーでもないと楽しそうでした。














もうひとつはこちら







Shell Babyでーす。

この貝やクリスタルもMay FairのアクティビティーでGetしたものです。

シルクの布も、May Fairでルナがペイントしました。































私、簡単な裁縫ならやるぜーっ!って言えるんだけど、フェルティングがどうも苦手なんですね。
イメージ通りを求めず、その時のできあがりを楽しむ的な緩さと、その中で生まれるアートセンスがないんだろうなー。
だから、この出来、このセンスには感動しちゃいます。






自然の素材でできたおもちゃは、貝や流木や石などの自然の素材と相性がほんとにいい!
”Once upon a time,,,,海の中で育った赤ちゃんがいました”なんておとぎ話が始まります。

でも、ウチに帰れば、そういう素材だけではないわけで。
娘の自主性に任せて遊ばせると、このShell Baby Worldにプラスティックでできたド紫のMy little ponyまがいの馬が現れる。
ああ〜Magical Worldがあ〜っ!と、つい思ってしまい口だしそうになる。
まあ、いいんだけどさっ。

さて、Cedar Valley Waldorf Schoolには太陽が1歳半の時、ルナは生まれたときからお世話になってきました。
公立の学校だと、太陽はGrade 1だけど、Waldorf schoolの中では2年目のキンダー生です。
まだアカデミックなことは一切やらず、基本遊んでます。
2年間キンダーってどうなのかなあとちょっとだけ思ったけど、先生のアドバイスもあって、2年間いれて本当によかったと思う。
この1年で、太陽は安全で穏やかな環境で、自分自身に自信をつけることができ、自制心や公平であること、リーダーシップを学んで成長できたのがなによりの成果です。
文字や算数といったアカデミックなことも、特に教えなくても結構勝手に学んでくるし、今は文字や算数を学びたくて仕方がないので、アカデミックなことを学ぶ準備ができたなと思います。

そして、悩みに悩んだ結果、この9月から公立の学校に行くことにしました。
9月からGrade 2になります。

仲良くなったお友達やその家族
太陽の友達を通じて私も、親として、子どもの周りにいる大人として日々成長日々学ばせてもらってます。
絆も深くなってきたところだったから、寂しくなるな。

来年はルナがお世話になります。






















2015年12月8日火曜日

Waldorf Dollその後 〜髪の毛増量中〜

意外とアクセス数の多い記事の一つ、Waldorf Dollのその後をupdateしまーす。

Waldorf Dollを作って、2歳だった娘の誕生日にプレゼントしてから2年が経ちました。
最初はあんまり見向きもされず、寂しい思いをしていたあやちゃん(人形の名前)と母だったのですが、最近では髪の毛をいじったり、おままごとの相手にしたり、彼女の大事なお友達として可愛がってくれてます。

ですが、最近のあやちゃん髪の毛が抜けて、なんとも寂しい頭頂部になってしまい、女の子としてこれはいかん!と、増毛?植毛?してみました。

こういうお人形の髪の毛は、70%モヘアと30%普通の毛糸まぜるのがオススメですが、モヘアは遊んでいるうちにどうしても抜けていってしまいます。
なので使った毛糸はとっておいて定期的に植毛してあげたほうがいいかと。

寂しい頭頂部。。。















6歳の設定なのに髪が薄いよ。。。















というわけで、頭頂部に、2レイヤー盛りました。


















やり方は、まず、最初のレイヤーをセンターとセンターから左右1cmのところで縫い付けます。
そして、2つめのレイヤーをセンターだけに縫い付けます。
以上、超簡単。




すると、、、





あやちゃん髪の毛ふさふさになったよ。
よかったねえ〜〜〜
子ども設定の人形は髪の毛がふさふさじゃないとね。

なんでもっと早くやらなかったんだー。

みなさんもお人形作る時は髪の毛はたっぷりつけてあげてくださいね。





























このあいだWaldorf Schoolのフェスティバルで、Waldorf Dollを売っている人がいました。
全部で20体近く売っていたかなあ。
どれもすっごくかわいくて、着ている洋服もWaldorfっぽくて素敵でした。
売っていたお姉さんは、髪型が2ブロックの、パンクなお姉ちゃんでしたが、全部彼女の手作りだそう。聞いたら、1体あたりだいたい10時間でできるとのこと。

じ、じ、じゅ、10時間!?

わたし、1年かかったんですけど、、、。

でも、ほんとーーーに、作ってよかった。
自分で魂いれて作ったからか、とっても愛おしいんですよ。
あやちゃんのお洋服作ったり、娘と髪の毛結んだり、私も楽しんでます。

お母ちゃんって忙しい日々ですが、一生に一度の作業だとおもって、作ってみてはいかがですか?

まもなくクリスマス。大好きな季節がやってきます。
慌ただしい12月だけど、一日一日、バタバタ感もワクワク感も楽しい〜!





Waldorf Schoolのフェスティバルで作りました。
全部ローカルの素材でできてます。
手作りって温かいし、愛おしい♥️








2015年11月11日水曜日

Ready になる時を待つ。

9月からルナもPreschoolに行き始めた。
といっても、週に2回、午前中だけ。

ルナはものすごいシャイで、私から離れられなかった。
子供達がみんなきゃっきゃ遊んでいても、私の膝にのってじっとしていたルナ。
3歳のときにPreschoolを試そうかと試みたけど明らかにreadyじゃなかった。

今年4歳になって、この1年で何をしたわけでもないけど、自分に自信がでてきたのか
母親という安全地帯から少しだけ離れて冒険する気になったのか、驚くほどすんなりPreschoolにとけ込んでしまった。今では、毎日行きたくていきたくてしかたないくらい。

太陽とルナの学校は同じ敷地にある。
お互い学校内でみかけることもあり、2人の共通のお友達もいるし、先生方もルナにも声をかけてくれるので、彼女の中で「学校=安全なところ」という方程式がなりたったのだろう。

それぞれ子どもには「Readyなタイミング」というのが必ずある。
Readyでなくても、無理を通せば子どもはやがて慣れていくものだと思うけど、
できればタイミングが来るのを待ってあげるのがベストだと思う。
これはアカデミックなことにも言える。

そういう意味で、太陽をGrade1にあげず、2年目のキンダーにしたのも良かったんだなあと学校が始まってみてから再確認した。(Waldorfは生まれた月と子どもの個性によってキンダーを2年やります。) 

今年、クラスの中で一番年上になった太陽は、去年よりも自分に自信もついたみたいで、「自分の軸」が育った感じがする。
去年まではたくさんの子どもに交じって、自分の安全な場所を確保するのに必死だった。
今年は、大勢のなかの1人でいることに自信を持っている。
自分の安全な場所は、みんながいるこのクラスなんだと認識したみたいだ。

自分の軸もなく、自分の中の判断も育っていないぐらぐらの状態で、無理してGrade1にあげていたら、周りの子にかなり影響されてしまったと思うし、自分の言いたいことや好きなことを自信を持って周りに伝えられなかったと思う。

親はどこまでも「見守り」なんだなあ。
そして、安全な場所はいつでもここにあるよ。と伝えていくことが大事なんだろうな。

私的には、アカデミックなことよりも、大事にしてほしいことだったので本当によかったなあと思うし、そういう環境を作って、見守ってくれている先生達にも感謝です。



時期を早めて野菜を植えても、たくさん実るわけではない。
植えるのにもベストなタイミングを待ってあげることで最大の実りを引き出せる。


2014年12月1日月曜日

Advent Garden

Waldorf SchoolでAdvent Gardenという イベントがありました。

アドベントガーデンとは、Waldorf Educationの冬の行事のひとつです。
暗くした部屋に、松の葉でスパイラル状の道をつくります。
そのスパイラルの中心には、火のついたキャンドルが置かれています。

子供達は、りんごキャンドル(りんごにさしたキャンドル)を手に、
そのスパイラルを歩き、中心でりんごキャンドルに火を灯し、
歩いてきたスパイラルのどこかに、そのキャンドルを置きます。

子供の数だけキャンドルが灯され、スパイラルがやさしく浮かび上がってきます。

Advent Garden。

これは、長い冬の闇を迎えるにあたって、”闇の中で心にあかりを灯す”という、
闇を迎える作業なのだそうです。

スパイラルは、心の奥への道。

子供達がスパイラルの中心近くに、りんごキャンドルを置いていくたび、
わたしのこころの奥、深いところに、ぽっと明里が灯る気がしました。

ギターの音色がかすかに響く部屋に、ゆっくりとした時間が流れ、
わたしは、子供がキャンドルをひとつ、またひとつ置いていくのをぼんやりと眺める。
キャンドルの灯りには、心を穏やかにし、頭を空っぽにしてくれる。

一番最後に、9さいくらいの女の子が、りんごキャンドルに火を灯しました。
彼女は、少しだけ迷った後、”決めた”という足取りで、スパイラルの中心から外側に向かって歩き出しました。

彼女は、スパイラルの入り口まで戻ると、りんごキャンドルをそっと置きました。

”心の奥への入り口はこちらです”

わたしには、彼女が明確な意図をもって、そこに置いたようにみえました。

長い冬。心は温かくして参りましょう。









2014年11月30日日曜日

静かなスコーミッシュから日本を想う。

2週間日本に行っていました。

たった2週間、されど、1年分くらいの出来事が詰まった、濃い〜滞在でした。

昔といっても、ほんの5年前まで、東京が嫌いだった。
人ごみ、空、建物、眠らない街、人工的な緑、全部嫌だった。
東京に行くと、頭がぐわんぐわんになって、ダウンしてしまっていた。

でも、どうしたものだろう。
今回は、そんなすべてが、東京という”アート”に見えてくる。
目に映るごちゃごちゃとした風景が、なんだか愛おしいものに見えてくる。
こんな風に感じたのは、日本を出てから初めて。

そういう風に感じたのは、
私にとって、日本は、もうしばらくは住む事のない場所であり、
また、”ふるさと”なのだ、と認めてしまったからなのかもしれない。
あるいは、この2週間は非日常なのだという開放感がそう見せるのかもしれない。

東京はめまぐるしい。
人はたくさんいるけれど、つながりたい人とつながる事は難しい。

でも、だからこそ、この人だ!という人と繋がれたときは、ミラクル。
シンクロニシティ、ギフト、以心伝心、必然、運命なんだと思う。

今回は、7−8年越しに会いたいと思っていた、屋久島でガイドをしている奈央さんのワークショップに参加して、ようやく奈央さんに会う事ができた。
初めましてというより、”再会”みたいなハグ。嬉しかった。

去年スコーミッシュでであった旅人、たばちゃんが、もともと奈央さんと知り合いというミラクルに、奈央さんのワークショップ”に参加したら、帰国中のたばちゃんがいるというダブルミラクル。


そこでたばちゃんが、徳島の歌姫、宮城愛ちゃんのCDをプレゼントしてくれて、
彼女の歌に、私だけじゃなくて、お義母さんも涙してしまうというミラクル。

今回、本当に予定がタイトで、正直誰にも会えないと思っていたけれど、
私の大好きな心友、みほちゃんと1歳の愛波に会えたミラクル。
そこに、オーストラリア在住で一時帰国中のメグちゃんが現れるというミラクル。

そして、家族。
お母さん、おばさん、おばあちゃん、ゆうじくんの家族。

特に家族は、あったときから、次に会えるのはいったいいつだろう?って考えちゃう。
そう思うと、もう切なくて涙がでそうになる。
どんなにSNSが距離を縮めても、実際にその人に会って、触れるのとは全然違う。

子供達にも、日本の日常を体験させることができてよかった。
近所のおじさんが竹林から竹を切ってきてくれて、じいちゃんとおじさんが一生懸命竹とんぼを作った。
AMラジオが流れる庭先。
ゆうじくんも混じって、孫のために、息子のために、竹を削る親子の姿。
なのに、どの竹とんぼも全然飛ばなくて、みんなで笑った。

首都高、JR中央線、立体駐車場、スーパー、マッチ箱みたいな団地 そんな全部全部が、懐かしくて嬉しかった。
東京に住んでいる人が聞いたら、”それのどこが?”ってきっと笑われちゃうんだけど

この一瞬一瞬がずっと続けばいいのに。




飛行機にのってたった9時間で、雨音しか聞こえない、静かな街にに戻ってきた。
時差ぼけがひどくて、1週間体内時計が狂いっぱなし。
治す気が失せる程のひどい雨で、時差ぼけに効くという朝日も、雨雲が隠してしまっていた。

いい加減、、、そんな声が頭に響きはじめていたところの
5日ぶりの久しぶりの晴れ。

森を歩いた。
太陽もルナも、飛び跳ねながら歩き慣れた森で遊びだした。
Rainforestの森は、まだ苔むしていてこけのじゅうたんが足に優しい。

その夜、WinlawとSunshine  Coastで自給自足的ファーム暮らしをしている友達に再会。
熊や、エルクや、鹿をさばいた話や、地に足がついた暮らしー実際は大変そうだけど、想像する限りとても豊かな暮らしーを聞いていて、ああ、帰ってきたなあと自覚しはじめた。

翌朝の今日は、ものすごく寒い。初霜がおりて、そこらじゅう凍っている。
だけど、気持ちのいい快晴。
ゆっくり起きて、朝日を堪能しています。

これで、ようやくカナダモードに入ったかな。
いつもの、毎日がはじまりだした。

次は、もう少しゆっくり日本に行けたらいいな。
今回会えなかった人や、行けなかったところにも行けますように。

日本のみなさま、どうもありがとうございました。


宮城愛ちゃんの歌 素敵だよ〜!





2014年3月24日月曜日

Waldorf Doll ついに完成! 〜髪の毛の付け方など〜

取りかかっては放置してとゆっくり作っていたおかげ1年かかってしまいましたが、娘のWaldorf Dollが完成しました!

もしかして誰かの参考になるかもしれないので、作り方をupしておこうと思います。
今回は、一番手間がかかると言われる髪の毛の取り付けです。
ボディーの工程はこちら

まず髪の毛の毛糸なんですが、絶対絶対モヘアがおすすめです
わたしはモヘア70%に、同系色の毛糸20%と、ドレッド風の赤系の毛糸10%を混ぜ込ませて使いました。

一本ずつ縫い付ける方法もあるようですが、気が遠くなりそうだったので、レイヤーを作って縫い付ける方法にしました。

1. まず毛糸を、人形の足首までの長さ x2にカットして、大量に用意します。
それを左右同じ長さにしてお人形の頭にセットします。

2.まずど真ん中の分かれ目(First Hair Line)で一層目を縫い付け、そこから3cmほど下のSecond, さらに3cm下のThird、私は一番したの襟足に毛糸を頭に縫い付けます。

その次に、1と同じ毛糸で、First, Second, Thirdと縫い付け(襟足はしない)、
さらに、1と同じ毛糸を、First, Secondと縫い付け、最後の一束はFirstだけを縫い付けます。つまり1の毛糸束を3−4レイヤーつくっていきます。







おさげにすると、後ろ姿が若干変な感じ。




























後ろからみるとこんなかんじ。

頭のテッペンに持ち上げている毛糸をおろすと自然なロングヘアになります。

わたしはこの髪の毛の付け方でよかったなあーと思っていますが、ポニーテールとか凝った髪型はあんまりできないかな。

ついに完成!




ながいことかかりましたがなんとか無事に完成!
胴体はダラダラと作ってしまいましたが、顔に表情がはいってからは早く完成させてやらなくちゃという気持ちで追い込んで作りました。

髪の毛からおなかから、手足まで、肌触りとか重さとか、柔らかさとか、すっごい気持ちいいです。
洋服はルナが小さい時に着ていたワンピースを詰めてつくりました。

名前は”あやちゃん”。


ただ、、、娘はあやちゃんのこと気に入ってくれてるんですが、いまのところほったらかし度がかなり高めです。。。母、無念!
まあながーい目で一緒に遊んでいってくれれば嬉しいかな〜〜


時間掛かっちゃったけど、つくっていて楽しかったな。

私にとっても素敵なクラフトタイムになりました。





最後にサプライヤーリスト

髪の毛:The knit & Stitch (West Vancouver)
肌  :Dressaw (Vancouver)
羊毛 : Birkland Bros Wool (Vancouverでも閉店してしまった)
ドールニードル:オンラインで買えるらしい


2015 Dec 追記: Waldorf Dollその後 〜髪の毛増量中〜

2014年2月10日月曜日

ウォフドルフキンダーガーテンの説明会

早いもので、この9月から太陽のキンダーガーテンがはじまります。

キンダーは、5歳児の小学校準備クラスみたいなもので、義務教育の一環です。
2−3年前に制度がかわって、パブリックだと月ー金 9時−3時のフルタイム。
長いね〜 昼間は家にいなくなっちゃうんだもんね。
5歳という年も区切りだけども、学校が始まると思うと感慨深いものがありますね。

さてさて、ウォルドルフのキンダーガーテンの説明会にいってきました。
その内容と、雑感を書いてみたいと思います。

ウォルドルフ的哲学では、7年をひとつの区切りとして感情や論理的思考が発達していくと考えています。
7歳まではイマジネーションやファンタジーの世界を広げてやること、「(私の周りの)世界は善であふれている」ことを子どもが理解するような(ウィキペディアより引用)環境で、とにかく遊ぶこと、手仕事をすることに重きを置いています。

パブリックだと、キンダーで文字や数字をを習ったりしはじめますが、ウォルドルフは文字を書き出すのは7歳からとしているので、ウォルドフのキンダーはアカデミックなことは全くやりません(Zero academic emphasize) 。

なので、雨でも雪でも外でどろんこになって遊んで、手仕事(裁縫や料理とか)して、木のログやシンプル極まりない木の車、動物、フェルトのボールなどの”どうにでも遊べる”おもちゃでイマジネーションをふくらませて遊んだり、お話を聞いたり。。。
ただ、その中にビジュアル的に、算数の基本が混じったり、ー例えば、たくさんのナッツをみんなでわけてみよう。とかーすることもあるみたい。
時間も週3日の半日から週5のフルタイムまで選べます。

5歳児といったら日本だったら年長さん。
わたしは保育園育ちだったので、文字や数字なんて一切習いませんでした。
ドリルとかも園ではやらなかったなー。
遊んで、ごはんたべて、昼寝して、遊んで終わりって感じで、楽しかったので、Zero Academic Emphasizeでもいいなって思ってます。
(まあ、でも太陽は最近文字や数字に興味を持っているから、興味が在る分は教えてます。ピュアなウォルドフ哲学でいったらナシだろうけどね。)

さて、イマジネーションと連呼してますが、ウォルドルフらしい一つの例では、

海賊ごっこをしていた時、ある男の子が、”みんな来て!!僕、砂場で金の塊を発見したよ!” と子ども達を呼びにきました。 
その子は、何かを両手の中にいれて、大事そうに持っていました。
他の子ども達が興味津々に”見せて!”というと、その子は手をほどき、、、
その中には、ひとつの石が入っていました。

それを見た、ウォルドフに来たばかりの子供が、”それ、石だよ。金じゃないよ”と一言。

石を金に見立てるなんて、大人からしたら馬鹿げた話に聞こえるかもしれない。
どっちの子が悪いとか、どっちが普通とかではないし、子どもは興味の対象が瞬間で変わるので、執着も悲しみもそんなにないと思う。

ただ、この話って、”サンタクロースはいないよ。サンタクロースってお父さんとお母さんなんだよ”
と言っちゃうのと似ているなあと思った。
わたしとしては、サンタクロースを信じている子ども達の純粋さ、サンタクロースの創りだすマジカルワールドが、年に一度じゃなくて、毎日の中にあったらめっちゃ楽しいだろうなって、思う。
だから、これから通う学校で、”わあ、金を見つけたのね!”って言ってくれる大人たちに囲まれているのはいいなあと思う。(もちろん、パブリックにもいらっしゃると思うけれど、パブリックを知らないので比較できない。)

他にも、パブリックのグレードスクールの子ども達と学力と社交性の面でどんな差があるのかみたいなこともおっしゃってました。これも興味深かった。

なんせ、小学校に入る前まえではたくさん遊んでくれたらいいなと思うのと、プリスクールからのお友達も一緒に上がる子が多いから、週5半日で申し込んできました。
送り迎えがちょっと大変そうだけど、今だけだから、がんばります!

楽しい学校になるといいな☆