2009年7月17日金曜日

No title

��3週のときから、

「頭もしっかりはまってるし、予定より早く産まれそうね。」

と言われ続けて39週目までやってきました~。
いやはや、お産のタイミングとはわからないものですね~。

残りわずかのフリータイムを満喫しようと意気こんだものの、
最近は暇をもてあそび、食欲と闘っているワタシです。
あんまり動いてないのに、食べてばかりいるので急に太ってきた気がする。。。

あと、「そろそろビールを解禁したい~、夏だし」 という衝動にかられています。
こっちは出産した直後に、お祝いにワインで乾杯するらしいですよ~。

気を紛らわすためにも(?)、
今日は、カナダの助産師制度について書いてみようかな~と思います。

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いままで何度も書いてますが、私は妊娠がわかった時からバンクーバーの助産師さんに診てもらっています。
BC州の場合、妊娠したら2つの選択肢があります。

��. 6ヶ月くらいまでファミリードクターに診てもらって、それ以降は産科医に診てもらい病院で出産
��. 助産師に診てもらう。(健康な妊婦という条件あり)自宅出産、病院出産の選択ができる。

両方とも、出産費用はBCメディカルでカバーされます。

わたしの行っているクリニックには、4人の助産師さんがいます。
検診は均等にそれぞれの助産師さんに当たるように予約がくまれていて、
お産のときはそのなかの誰かが立ち会うことになっています。

わたしは、ファミリードクターに診てもらってないので比べる事はできないけど、
助産師さんにしてよかったなあ~とつくづく思います。

なぜなら

1. みな女性なので話しやすい。
「聞く姿勢」が徹底されていて、なんでも話しやすい雰囲気をつくってくれている。
 かならず「何か質問はある?」からはじまり、わからないこと、日々感じたこと、嬉しいこと、
 不安などを話せる。

2.一回の検診が、30分~45分なので知りたい事、いいたいことがしっかり聞ける。
 
3.フリースタイル出産、無痛分娩、病院 or 自宅出産などなど「産み方」にいろいろと対応してくれる。

4.出産のときに、知っている助産師さんが担当になるので精神的に安心。

5.クリニックの雰囲気が女性的で落ち着く。
 出産と育児にかんする本がたくさんあって、貸し出しもしてくれる。

6.ホリスティックなアプローチ、医療的なアプローチのバランスがちょうどいい。

あ、そういえば、一度も内診しなかったな~。

なにより、毎回、検診のたびに「今日もいい時間だったな~」と思えることが嬉しいです。
この助産師さんとだったら、自宅出産したかったな~。って今は思います。

残念ながら、私の住むSea to sky corridor(VancouverーPembee間)には、
自宅出産の万が一のときに、助産師さんを受け入れている病院がないので、
わたしの選択肢は自動的にバンクーバーの病院になってしまいます。

助産師さんも、これからSea to sky corridorで助産師が活躍できることが課題だと言っていました。
数年後には、この地域でも自宅出産が可能になるかもしれませんね☆

2009年7月16日木曜日

No title

アニマルヒーリング

と言ったらいいのだろうか。

我が家にやってきた、人生(猫生?)経験豊な太郎ちゃんに癒されたお話です。

ハイ、以下猫バカ日記です。

このあいだの夜中のことでした。
とるに足らないようなささいなことでゆうじに当たり、グスングスンと部屋で泣いてました。

「わかったわかった」と、なだめるゆうじ。
「わかってないじゃんかよ~」と、泣くわたし。

そこへ、ひょっこり太郎が現れ、グルグルいいながら、微妙な空気が流れるわたしとゆうじの間にはいってきました。

そして、

 「泣くなよ~。まあ、オイラのおなかでもなでなよ。あんた好きだろ、オイラのおなか。」

と言わんばかりに、おなかを見せてゴロンとするではないですか。

 ゆい 「たろうちゃん~なによ~慰めにきてくれたの?」

 たろう「今夜はオイラもそばにいるからさ、早く寝ようぜ」
 
と、フワフワでプヨプヨのおなかをナデナデしていたら、
優しい気持ちになってきて、気分が落ち着きました。

「たまたま?それとも、わたしがグズグズしているのを、一階で感じ取ったのかな??」と、太郎の行動に、わたしもゆうじもビックリ。

日記にかいたけど、前にも同じことがあって、
眠れない夜に、ひょっこり現れ一緒に寝てくれたことがありました。

わかってるのか、たまたまなのか、太郎にしかわからないけれど、このタイミングは絶妙だったよ~。ありがとう~太郎。

この話を、太郎と同居歴の長いルームメイトのナオトメンにしたら、
太郎は、家の人が帰国したり、旅立つ朝に、玄関にちょこんと座って待ってるそうです。
そして、一緒にお見送りするんだそうだ。

太郎と出会った人は、100人を超えていると思います。
飼い主も環境も何度か変わりました。でも、新しい環境にすぐ適応してしまう。
だからかな、太郎もいろんな人がいること、人の気持ちとか、わかるのかな?

なんにしても、太郎がそばにいると優しい気持ちになります。
みんなに愛されて幸せものの太郎さん。

ですが、最近となりの猫とよくケンカしてます。
よくケンカするのは、オスだそうですよ。
ご近所づきあいにもいろいろあるようですね、猫さんも。


2009年7月13日月曜日

No title

今年の7月はスペシャルづくしですね。

七夕の満月

皆既日蝕の新月


おつきさまパワーぎゅんぎゅんだね。

といっても、カナダでは七夕もなければ日蝕も見えません。

でも、

7/7 「達成」のエネルギーがいっぱいの満月に、たくさんの人がお願いごとをする。

自分の想いを宇宙に発信するエネルギーがぎゅーんって高まる日なんだなあと思うと
なんだか心があったかくなって、世界がでっかくなる。


7/22「始まり」を表す新月に、いつも追いかけっこしている太陽と月が出会える。

勝手な想像だけど、太陽と月は、彦星と乙姫みたいに、会いたかったんじゃないかな。
たまに訪れる皆既日食は、太陽と月の七夕のお願いごとなのかもしれない。

新月に、太陽の男性と月の女性のエネルギーが融合して、
ひとつになって、あたらしい28のサイクルがはじまるなんてロマンティックだなあ~

そして、7/25はマヤ暦で、年に一度の「時間がはずれた日」

こういう大自然の仕組みに想いを馳せていると、日々の悩みなんてちっぽけだなあと思う。
だけど、ちっぽけなことを一生懸命考えながら、ちょっとづつ自然に近づいて、
最終的にはひとつになることを、わたしは思いだそうとしてるのかな。

今日、我が家では、お友達と一緒に仕込んだ味噌でみそ汁をつくり、
我が家のガーデンでとれた、小松菜をいれていただきました。
なめくじと闘ったサラダ菜に、友達から預かっている元気いっぱいのバジルをいれて、
オリーブオイルとお塩とコショウで食べる。

小さなことだけど、このみそ汁とサラダには、
あちこちから集まってきた ちっちゃな「幸せ」がいっぱいつまってる。
「幸せ」を食べて、エネルギーに替える。

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食べたり、感じたり、触れたり、もらったり、話したり、いろんな方法でいいエネルギーを体に取り入れることができるんだなあ~。としみじみする。

ちっちゃな一歩だけど、
このみそ汁とサラダには、

太陽と月と、
大地と水と、
虫や鳥達と、

直接繋がれるキッカケがつまっています。
野菜の成長から、たくさんのことを学ばせてもらってます。
自然界のものは、しゃべらない。
けど、あたかもわたしが自分で気づいたみたいに、いろいろ教えてくれる。
わたしも、周りに対してそんな風に自然に影響を与えることができたらいいなと思う。

身軽に飛び回っていた頃よりも、今年は大地に足をつけた暮らしを体験してます。
この暮らしの中に、「繋がるキッカケ」をたくさん増やしていきたいです。

短くドライなカナダの夏、太陽の力がすごいよ~!

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2009年7月8日水曜日

Sacred Balance ズッキーニが教えてくれること

ズッキーニは、「めばな」のおしりに実をつけます。
ズッキーニがちゃんと実るには、「おばな」と「めばな」を人工授粉させなければいけません。

しかし、くる日もくる日も花を咲かせるのは「おばな」ばかり。

何度も咲いては枯れて、咲いては枯れて を繰り返していたズッキーニのお花に、ついに「めばな」が芽生えました。

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観察しててようやくわかりました。

先に、「おばな」たちが先に何度も咲くのは、
少ない「めばな」に確実に受粉して、実をつけるためなんだなあ。

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そのことに気づいて、人間の精子と卵子の仕組みもおんなじだあ。
と、しみじみしてしまった。

今日、David Suzuki氏の、「Sacred Balance(神妙な地球のバランス)」というドキュメンタリーを見ました。
David Suzuki版、ガイヤシンフォニーみたいな内容で、見ていてとても気持ちよくなった。

熊たちは、川にあがってきたサーモンの頭しか食べないこと、知ってますか?
残されたサーモンの胴体は、水鳥やコヨーテや他の野生動物たちが、熊の横から狙っています。

野生動物たちが、熊の食べ残したサーモンを森へ運び、
さらに彼らが食べ残したサーモンの残骸が、森の微生物たちに分解され、土の栄養となるそうです。

その一連の流れで、樹々の年輪の様子から、あがってきたサーモンの数と、森の成長率がわかるそうです。

「これらは、ある側面だけを調べてもわからないことで、全体をみたときに見えてくる繋がりなのです。」
とDavid さんは言っていました。

「全体は繋がっている。」

たくさんの聖人たちによって、何回も言われていることですが、
このことばは、森のことばであり、地球のことば なのですね。

我が家のちいさなガーデンの、ズッキーニの小さな芽からも、
ささやくように地球のことばが聞こえてきます。

「全体は繋がっている。」

この地球のことばは、力強くて、優しく、広くて深い。

わたしにとってこのことばは、これからもずっとずっと、大切な 真実 です。


はじめての実り
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はじめての収穫

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2009年7月6日月曜日

No title

太郎を知っている人にしかわからないつぶやきですいませんが、
今日、太郎の衝撃の事実を知ってしまいました。

太郎ちゃん、実は、、、、


オスです。 ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

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太郎とであってから6年間。
わたしもゆうじもずっとメスだと思い続けてましたし、
太郎ファンのみなさんもそう思っていたことでしょう。

しかし、今日おなかを出してグルグルのどを鳴らす太郎の股間から、
小さなたけのこみたいなものがでているのを見てしまいました。

明らかに、乳首ではない、ちょっぴり気恥ずかしいものが。。。
しばらくすると、タケノコちゃんはひっこんでしまいました。

あれは、間違いなく、、、あれですよね?
衝撃!!

オスだろうかメスだろうが太郎は太郎なんだけど、
ずーっと前に去勢してるから、もうオスもメスもないんだろうけど、
なんか、、、ショック~~~!!

通常オス猫は、去勢するとタマタマが小さくなり、袋の残り程度のものはあるらしいですが、
太郎みたいに黒猫で毛足の長い猫だと、一見わからないそう。
たしかに、よーく太郎のオマタを見てみると、実家のメス猫とは穴の位置や形が違う。。。

これからの太郎との関わりに、微妙な心境の変化が訪れそうだあ~。

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2009年7月3日金曜日

No title

我が家の猫、太郎は、時折、目をつむって風を嗅ぐ。

風のにおいから、いったいなにを感じとっているのだろう。
風が旅してきた軌跡を読み取っているのだろうか。
それとも、誰かが太郎あてに送った便りを風が届けてくれてるのだろうか。

太郎が、風を嗅ぐ。
その横顔を見ていると、わたしはちょっと幸せな気持ちになる。

カナダには「しそ」という植物がないのに、鳥にも虫にもなぜか「しそ」は大人気だ。
意外と、虫達は新しいもの好きのミーハーなのかもしれない。

一番奥にある畑に日が陰りはじめるのは、午後3時の合図だ。
太郎が夜のおでかけから帰ってきて、ドアを開けてくれと言う。これは夜の11時だ。

わたしの毎日は最近、こんな風にすぎていく。

明日から37週目にはいり、これから毎日、いつでもtitiが産まれてくる可能性がある。
titiちゃんが産まれてくる前のこの気持ちを、今日はなんだか書いてみたくなった。

「妊娠」という経験は、変化の連続だ。
しかも、自分ではコントロールできない変化が体と心に次々にやってくる。
その最後に赤ちゃんが生まれ、さらに大きな変化が訪れる。
��人家族だった私たちから、子供を持つという人生へと変化していく。

その変化の波にするっと乗れることもあれば、荒波のあいだで溺れそうになることもある。
でも、決して溺れない。その人のやり方で、乗り越えていく。
それがこの「変化」の特徴かもしれない。

つい最近、「あと数週間後には確実にお産がやってくる」ということに急に気がつき、
「親になる」「日常が変わる」ということをリアルに実感してしまった。
最近まで、お産はいつまでも先のことの気がしていたので、急に気持ちが焦りだした。
その夜、まもなくやってくる「大きな変化」に、おののき、さみしくなって、涙がでた。

すると、ひょっこり太郎がやってきて、のどを鳴らしながらわたしの腕の中で眠りについた。

「大丈夫さ~、悩むなって。案ずるがより産むが易しさ。」

と言われたような気がして、太郎が運んできたやさしさにますますが涙がでた。
そして、そのまま私も眠りに落ちた。

翌日1日くよくよして、助産婦さんにその気持ちを話したら、すっきりした。
この変化に、溺れてしまうことはやっぱりないのだ。

もうひとつ、いつも葛藤していた思いがある。
妊娠中、いろんな自分を発見した。10代みたいなエネルギーで感情が爆発することもたびたびあった。
そんなとき、自分でひとりで落ち込んでるのならいいけど、titiもこのわたしの気持ちをシェアしてるのかもと思うと、罪悪感が襲ってくる。
この気持ちとつきあうのはなかなか難しかった。

そして、妊娠してからもっともつらかったのが、わたしが今まで見て、感じて、受け取っていたメッセージがうまく聞こえなくなってしまったことだった。
森や大自然のパワーを肌で感じる機会が減った。なぜだか、足がなかなか向かなかった。
そのチャンネルにうまくチューニングできないことが、とてもとても、もどかしかった。

わたしは、そんな自分を全部うけいれることにした。
ジャッジしないで、受け入れよう。
感情が理不尽に爆発したときも、涙がでたときも、甘っちょろいことばかり言ってるときも、
幸せを噛みしめた瞬間も、愛おしいという気持ちをはじめて感じたときも、全部受け入れた。

受け入れてしまうのを悔しい、自分に甘いとおもうこともあったけど、
わたしが自分の味方になれなくてどうする。それでいいのだ。と自分に言い聞かせた。

そうこうして、大波小波をのりこえ、10ヶ月の修行の甲斐もあって
今は、サーフボードにのかって、太陽の光でキラキラと光る水平線を眺めながら、
これからくるbig waveの波を待っている。

「高い波は、すごい水量をつれてきているように見えるけれど、あれは水でなくて海という命のもつエネルギーの大きさなんだよ。サーフィンはHarmony。海のエネルギーと、自分のエネルギーが調和したとき、すべてがひとつになる。」

その日が、もうすぐやってくるのだね。
お産は、流れに乗ることが大切だと母に言われた。

妊娠を経験している女性が、どんな想いで妊婦ライフを送っているかは、ほんと人それぞれだと思います。
わたしは「妊娠」という経験を通して、その道を通らなければ気づけなかったことをたくさん気づかしてもらった。

わたしのばあい、思い返してみると、この流れは、実は自分が決めたものだった。

去年の8月、わたしは、「未来の自分」を宇宙に放った。
それも、何度も声に出して、人の前で宣言した。

「2009年の4月末までに、大地に根をはれる場所に住み、
ガーデニングをし地球と家族に優しい暮らしを実践しはじめ、子供を授かります。」

あのとき漠然と描いていたイメージを、宇宙に放ってから1年近く経とうとしてる。
その全てが、現実となって今わたしの手元にある。
これが私にとってのベストなタイミングだったんだね。
ほんと、宇宙はすごいです。

わたしは、宇宙には「宇宙郵便局」があって、
そこに思いを送ると、その人にとってベストなタイミングで、現実を還してくれる。と信じている。
その思いがピュアであればあるほど、必ず現実になって還ってくる。
ただし、自分が思っていた姿のまんまで還ってくるとは限らないけど。

だから、ピュアな思いがあれば、どんどん宇宙郵便局に送るといいとわたしは思います。
「叶う」という字は、「口に十回出す」という意味だそう。
ほんとうだよね。

わたしにたくさんのことを気づかせてくれた「先生」である、titiちゃんに会える日まで、ほんとうにもうすぐです。
産まれてからの方が深く長い付き合いになるのだな~。
そこから、わたしはどんなことを学んでいくのかな。
わたしにひとつ、「お母さん」という役割が増えるのだなと思うと、楽しみだ。

そんなことをぼーっと考えていると、太陽が教えてくれる時間とともに、一日が過ぎる。

あしたは、太郎のまねをして、風を嗅いでみようかな。
わたし宛の風の便り、潮風と一緒にもうすぐ届くのかな。