2019年5月25日土曜日

植物からの洗礼

散歩中にネトルを見つけた。

ここ数年ネトル摘みしてないなーと思いつつ、
「この葉っぱはねえ、自然のお薬になるんだよ。触るとチクチクするんだよ」などと子供に偉そうに説明しながら思いっきりネトルを触ってしまった。
ネトルの毒がどんなに痛いかすっかり忘れて。。。

おかげでその後24時間、指先がジンジンチクチクしびれっぱなし。

ああ、春の洗礼。


そして、夏至に近づくにつれ、庭のアイツの勢力が増してきて、気づいたら畑の境界線を越えて侵入してきそうな状態に。
アイツとは、そう、ブラックベリーの季節です。




ブラックベリーは生命力の塊。

たとえ何があろうとも生き抜いてやる!っていうパワーに圧倒される。

数年間ブラックベリーを完全に放置したら家乗っ取られるんじゃないかって、脅威にすらなりうる生命力。





防御なしでうかつに踏み入れるとあっというまに傷だらけ。

ブラックベリーと格闘していると、疲れるんだけど、なんか元気でる。
日本の植物でいったら葛の根っこみたいな感じかな。
力で引っこ抜いてやろうとしても、こっちの腰がやられるみたいな強さ。

そんなやつらに対峙しながら、
腰曲げて、膝ついて、爪に土が入りながら作業をしていると、
なんかこう、「生きてる!」っていう感覚が湧いて来る。

グラウンディングでもあるし、
今はやりの言葉で言ったらアーシングっていうの?
マインドフルネスっていうの?

言葉はなんでもいいんだけど、「今のこの瞬間と、大地と繋がる」機会を与えてくれる。


野菜も雨降ったら次の日にはグンって大きくなっていたりして、
そういう風にガーデンを通して自然を感じられることは、
頭であーだこーだ「理解」するのとは違って、
地球との一体感を「感じられる」瞬間ですらある。


必死に何かをつかもうとするPeaの手が好き


そして、自然や植物は「うわーきれいー、かわいいー」以上のものだ。
すごい重労働で、圧倒的で、脅威ですらある。
植物たちから「なめんなよ!」っていう声さえ聞こえるときもある。
その時のメンタルが影響して、育ちや収穫が違ってきたりもする。
私は適当すぎたり、せっかちになりすぎたりで、まだまだまだ下手くそ。

一方で、蜂やハミングバードが庭を飛び回っているのをみると幸せになる。
蜂が花粉に飛び込んで体を擦り付けている姿みると、かわいくて悶絶する。
数日苗を放ったらかして瀕死になっているのを見つけると「ごめんねーー(涙)」と植物のか弱さに心を打たれたりもする。

そんなことも含めて、ああ、幸せだあーって思う土いじりの午後。



にんにくちゃん


まだまだまだまだ下手くそだけど、今年も学ばさせていただきます。