2009年5月27日水曜日

Going my style ~天ぷら油で走る車への道 その3 ついに燃料完成!~

我が家の「天ぷら油を再利用してディゼール燃料にしようプロジェクト」ですが、ついに燃料が完成致しました~!!ぱちぱちぱち!!

車のことはよくわからない私にかわって、ゆうじさんは、やっさん(ゆうじの職場のオーナーであり、自家用飛行機を作ってしまうパイロットでもある)という心強いパートナーを得てこのプロジェクトを現実化まで漕ぎつけました!

ここ数ヶ月、ゆうじのぎらぎらしたまなざしとディーゼル車がいかにいいかという熱い押しトークにつきあってくれたみなさんありがとう~。

はじめに、お断りさせていただきます。
ほんっとすいません、またしてもカメラを忘れて写真を撮り損ないました。
次回こそ必ず写真に納めてきます!!

というわけで今回も文字でお伝えしたいと思います。

では、このディーゼル燃料の作り方をご紹介しまーす。

1. 植物油、ガソリン、石油、魔法の液体などなどを指定の分量で混ぜ合わせる。
2.混ぜ合わせたものを小タンク1、2、3と3段階でフィルタリングをして、燃料タンク(といってもゴミ箱です)にためる。

ここまでの中間報告

見た目/質感:植物油だからジェリー状にならないのかな~と思いきや結構サラサラでよい感じ。
匂い :やや天ぷらのことを思いだす
色 :ダークブラウンの家具って感じ
コストパフォーマンス : 25セント/リッター
時間 :分量を混ぜ合わせる作業にちょっと時間がかかる程度ですぐできてしまう!

失敗談 : フィルタリングの途中で、ポンプに圧力がかかりすぎて、ホースのつなぎ目から油が飛び散る。
      例えるならば、制御不能になったホースから飛び出す天ぷら油たち@やっさんのガレージ。
      んーちょっと悲惨ですね。。。
      そんなときは、車の中でナンプラーをこぼしたという友人の悲劇を思うと励まされますね。

3. いざ、燃料タンクから給油口へ!!(寝かす必要はないらしい)

うほほーい!ついに燃料ができちゃったぞ~!

という気持ちと一緒に、この段階になると、誰もが思うであろう心の声が聞こえてきます。

「これでほんとに動くの?寒いときとか大丈夫?」

「レシピ間違ってて、エンジンが壊れちゃったりして、、、」

まあ、大丈夫っしょ~?!どうなんでしょう、ねえ?!

おお~~わくわくとドキドキが入り交じる入燃式。
では、それぞれの車に注入しようか というタイミングでゆうじさんが一言。

「俺、昨日ディーゼルガソリン満タンにしちゃったんだよね~。」

心の中で、(ゆうじさん、いいだしっぺなのにずるいっ!でも、ちょっとよかったかも~。)と思う。

すると、やっさんが

 「じゃあ、俺の車でやるかー。」といって、作り置きしておいた分、10リッターくらいを注入。
さすが男だね!迷いなしですよ。

 そして、「んじゃーテストドライブしてくるの~」なんていってさっそうと去っていきました。

その後、特に問題なく走っているようです。よかったよかった~☆

ありがたいことですが、サムライスシからでる天ぷらの廃油が、やっさんとゆうじだけでは使い切れないほどあるそうです。ウィスラー在住でこれを読んでいる方、あなたもチームディーゼルに参加しませんか?!

今度こそ、写真撮ってきます!

2009年5月25日月曜日

No title

お釈迦様の「すべてがあなたにちょうどいい」という言葉に出会いました。


・今のあなたに、今の夫がちょうどいい。

・今のあなたに、今の妻がちょうどいい。

・今のあなたに、今の親がちょうどいい。

・今のあなたに、今の子供がちょうどいい。

・今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。

・今のあなたに、今の友人がちょうどいい。

・今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。

・死ぬ日もあなたにちょうどいい。

・すべてが、あなたにちょうどいい


そうだった~そうだった~。

今まわりにあるその状況こそが、「私」を言葉以上に物語っているのですよね。
そして、それは全て自分の身の丈にあった、今のベストな状態であることを、
ありがたく受け入れ、ゆだねていこう~。

想いと行動は、現実に反映されている。
不平不満を数えるのではなく、幸せの数を数えよう~!

2009年5月23日土曜日

No title

��1週目に入りました。
あと9週か~~。

最近、急におなかが大きくなった。
おなかはもちろん日に日に大きくなっているのだけど、3週間に一度くらい”急成長”する時がある。
風船に空気をいれるみたいに、いっきにおなかが膨らむ日があるのだ。
おなかが膨らんだ次の日は、おへそがどんどんでべそになっていくのですぐわかる。


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(おへそな写真ですいません~)












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そんなわけで、最近急に、歩きづらかったり、おなかがつっかえて思うように動けなかったりするようになった。自分でも、「おーいよいよ妊婦らしいな。」なんてちょっと照れたりもする。

今日も2km歩くのに1時間かかった。

たくさんの人と、自転車と、車に追い越されながら、
亀の歩みで一歩一歩家までの道を歩いた。

自分がゆっくりしか歩けないと、周りのスピードが速いことに気づき、圧倒される。

みんななんて速いんだろう!
一時停止のサイン。 右折する車、追い越しする車、
坂道をかけあがる自転車、棒切れを振り回しながら歩く子供。

ちゃかちゃかと風景がかわっていく。

森や自然や海が繋いできた何億年という悠久の時間のなかを、
あっというまに駆け抜けていく人間の一生は、
なんだかビデオの早送りみたいだな。

自分もいつもは早送り側にいるのだけど、ふと立ち止まって物事をみたら、いつもの景色が新鮮だった。

引っ越ししてからだいぶとゆっくりさせてもらってます。
出産後のためにエコナプキンを作ったり、植物達の様子を観察したり、ごはんをつくったり。。。
そうしていると一日があっという間にすぎてしまう。
そうこうしているうちに、出産の日がやってくるんだろうなあ~~。

出産にあたって、心強い言葉に出会いました。
ここに紹介させて頂きます☆

1.お産は自分の力でするのではありません。大自然の大きな力で必ず無事に産ませていだだく。
全てをこの偉大な力にお任せ致しましょう。

2.いつだろう、いつだろうと、待ちすぎていらいらしたり気をもんだり致しますまい。
ちょうど良いとき、良いところで産まれます。みなお任せして、落ち着いた心で暮らしましょう。

3.産気づいても、全て自然にお任せ致しましょう。
自分で産もうと慌てたり、りきんだりしますまい。

4.女の誉れ、妻の誇りと、ちょうどスタートラインにたったような引き締まった心で、何も考えず、何も思いますまい。

5.もし万が一、心が決まらぬときは、日ごろ信ずる神仏の御名を唱え、また我が母の名を一心に念じましょう。そこに偉大な力が現れて、安らかに産まれて参ります。


どんな出来事が待っているのかは未知だけど、大きな力にゆだねていたいなと思います。

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2009年5月21日木曜日

Sound Healing

雨上がりの空

光が窓から差し込んでくる

昨夜の、雨粒と雨粒のすきまもない、激しい大雨は空と大地のお掃除だったのかな?



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育ち始めた苗たちには、ちょっと試練だったかもしれないけど、

これからのことを考えて、肌寒い雨の夜を外で過ごしてもらうことにした。がんばれ生命たち!

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��写真:ブルーベリーの花 お庭にて)

誰もいないリビングにねっころがりながら、

「クリムゾンコレクションvol4 パワー&愛」というヒーリングミュージックをひさしぶりに聴いた。

曲をかけたとたん お家全体が愛の波動で包まれた。

マントラとメロディーが波動をどんどんあげていく。

わたしもその波動に包まれて目をとじた。

気持ちいい~~。

なんだかいい時間☆

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��写真:庭のたんぽぽが満開です)




なかなか良いサイトをみつけました。ヒーリングミュージックの試聴ができるのだけど、結構長く試聴できるので聴いてるだけでいい気分~。
ヒーリングミュージック

2009年5月18日月曜日

No title

PembertonからSquamishにお引っ越ししてきました~。

今回は、Squamishの家に家具もなーんにもないということで、あれこれそろえるところから始まり、
いつもより大変なお引っ越しでした。
しかし、多くのウィスラーファミリーのみなさんが片付けや荷運びを手伝ってくれたおかげで、
無事新しい家も人が暮らせる雰囲気になってきました。

手伝ってくれたみなさん、ほんとにみなさんありがとう!!
みんな、お手伝いも笑顔で引き受けてくれて、人の懐の広さに自分の小ささを知りました。

昨日も、新居になみちゃんとよりちゃんが泊まり込みで手伝いにきてくれました。
ゆうじと2人だったら、いったいいつ手を付けられるんだろうかと思うほどダンボールで溢れかえっていたキッチン、リビングがあっというまにきれいに~。
ありがたいですほんとに。。。

実は、そんな2人を横目にわたしのほうは緊急事態勃発です。
どれくらい緊急事態かというと、片付け?ムリムリムリ。みんなごめん!
精神的にも肉体的にもギリギリなのです。
病院に行こうかと思ったけど、long week endでしあさってまで行けない。
ああ、耐えるしかないぜ~~~。

とまあ、とにかく、とてつもなく痛いんです。

ええ、歯が。
だいぶひっぱってすいませんが、昨日は歯痛で倒れてました。
しゃべれず、食べられず、動けず、寝れず。
もやし一本食べるのに、一分かかる。
歯ってあんなに痛くなるものなのですね。。。
今回は、虫歯ではなく、神経もない治療した歯の奥が感染して痛いことはわかっていました。
その前日、子宮がまた一回り大きくなっていて、体がちょっとしんどくて免疫が落ちてたのも関係あったのかもしれません。
妊娠中は歯関係が弱くなることは知っていたのですが、きたかー!って感じです。
なんとか自己治癒力をあげて状況を打破できないかと思って、
靈氣はもちろんのこと、
GSEといって、グレープフルーツの種から出来た天然の抗生作用のあるエキスを飲んでみたり、
痛すぎて耐えられず、どうにでもなれ!と思って、痛い部分にデンタルフロスをしてみたり、
寝ようとしたりいろいろ試みましたがなかなか抜け出せない。
この痛さと出産どっちが痛いんだろうか~。
連休が終わる4日後までこの痛みに耐えなければいけないとしたら、出産の方がいたくなさそう。。。
これは、もしかして出産の予行練習の試練かもしれない。。。
真剣にそう思いました。
痛みだして12時間くらいしたころ、みんなに「痛みで消耗しきっている。。。」といわれ、
ついに痛み止め(妊婦もOKなもの)を飲むことに。
あまり薬は好きではないのだけど、しょうがない。
痛み止めを飲むとたいてい胃をやられてしまうので、お薬にも靈氣靈氣。
お薬に靈氣してから飲むと、副作用を軽減すると言われていますが、ほんとですよ~。
痛み止めを飲んでしばらくすると痛みが引き(んー薬は即効性がすごいですね)、靈氣をたくさんしてそのままの勢いで寝ました。
翌朝、、、見事復活!!もう痛くない!空は曇ってるけど、心の朝日がまぶしいぜ~!
寝てる間に、わたしの白血球くんたちがすばらしい仕事をしてくれたようです。Good job my body!
そしてなにより、あるじの私にかわって、おうちの片付けをしてくれたなみちゃんとよりちゃんにはほんとに感謝でいっぱいです。
みんな、自分のお休みを使って手伝ってくれて。。。
人の優しさをいっぱい感じたお引っ越しでした。
みんなほんとにありがとう!!!
まだがちゃがちゃしているので家の写真をとれなかったけど、お庭はタンポポでいっぱいです。
よかったら遊びにきてくださいね~。

2009年5月16日土曜日

No title

ネイティブ・アメリカンの長老、

オライア・マウンテン・ドリーマーの詩です。


お友達のブログより引用させていただきました。

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「招待」


あなたが生活のために何をしているかは、どうでもいいことです。

私は、あなたが何に憧れ、どんな夢に挑戦するのかを知りたいと思います。


あなたが何歳かということも関係のないことです。

あなたが、愛や夢や冒険のためにどれだけ自分を賭けることができるのか
知りたいのです。


あなたがどの星座に生まれたかということもどうでもいいことです。

あなたが本当に深い悲しみを知っているか、
人生の裏切りにさらされたことがあるか、
それによって傷つくのが怖いばかりに
心を閉ざしてしまっていないかを知りたいのです。


あなたが自分のものであれ、人のものであれ、
痛みを無視したり、簡単に片づけたりせずに、
それを自分のものとして受け止めているかどうかを知りたいのです。

また、喜びの時には、
それが私のものであれ、あなたのものであれ、心から夢中になって踊り、
恍惚感に身をゆだねることができるかを知りたいのです。
気をつけろとか、現実的になれとか、たいしたことはないさなどと言わずに。


私は、あなたの話すことが本当かどうかには関心がありません。

私はあなたが自分自身に正直であるためには、
他人を失望させることでさえ あえてできるかどうかを知りたいのです。
たとえ裏切りだと責められても、自分自身の魂を裏切るよりは
その非難に耐えうる方を選ぶことができるかどうかを。

たとえ不実だと言われても、そんなときにあなたがどうするかによって、
あなたという人が信頼に値するかどうかを知りたいのです。

私は、あなたが本当の美がわかるかを知りたいのです。

それが見た目に美しく見えない時でも、
毎日そこから本当に美しいものを人生に汲み上げることができるかどうかを。

私は、あなたがたとえ失敗しても、
それを受け止めて共に生きることができるかどうか、
それでも湖の縁に立ち、銀色の輝く満月に向かって
イエスと叫ぶことができるかどうかを知りたいのです。


あなたがどこに住んでいるか、
どれだけお金があるかはどうでもいいことです。

それよりも、あなたが悲しみと絶望に打ちひしがれ、
どんなに疲れ果てていても、また朝が来れば起き上がり、
子どもたちを食べさせるためにしなければならないことを
するかどうかを知りたいのです。


あなたが誰を知っているか、
あなたがどうしてここへ来たかは関係ありません。

私とともに決して怯まずに 
炎の只中に立つことができるかどうかが知りたいのです。


あなたがどこで、何を、誰と勉強したかはどうでもいいことです。

私が知りたいのは、皆が見捨ててたった一人になったとき、
あなたの内側からあなたを支えるものは何かということです。

私はあなたが自分自身としっかり向き合い、
その何もない時間の中にいる自分を
心から愛しているのかどうかを知りたいと思っているのです。

2009年5月15日金曜日

No title

最近「折りたたみ式カヤック」というわくわくするアイテムを手にしたたかし&ゆきか夫妻と
ペンバートンの奥地、Anderson Lakeにカヤック&カヌートリップにいってきました。

Anderson Lakeはこのエリアでもとても大きな湖です。

このエリアはファーストネーションの人たちも多いこともあってか、
どうやら湖沿いのポイントポイントで、「pictogragh(先住民の壁画)」があるらしく、「カヤックで過去の遺跡をみにいくぞー!」と鼻の穴をふくらませたゆうじが提案して決行することになりました。

お天気もよいなか、出航!!
我が家はカナディアンカヌー、たかし&ゆきかちゃんはカヤック。
カヤックに比べて、我が家の$300で購入したカヌーはスタイリッシュさにだいぶ欠けるものの、
どちらの船も赤色、そのうえゆうじとたかしくんは二人とも赤のジャケット&茶色のパンツ&キャップのペアルックでどこかに所属してるガイドさんのようで心強い~。

スピードボートが湖を爆走していくなか、彼らがひきおこす横波にもまけず、自然を味わうには足や手を使って自力で行くのが一番だぜ!とえっちらおっちらのんびり手漕ぎでピクトグラフを探しにいきました。

ピクトグラフがあるとされるポイントを探すもそれらしきものは見つからない。
そのうちなんだか風が強くなってきて追い風なものの波がいやな感じに。。。

風がどんどん強くなってきたので、岸から2kmぐらい漕いだあたりで、近くの小さな浜辺に上陸し、様子をみることになりました。
おかしをつまみながら、のんびりしていると、そのうちに風向きが真逆に。
つまり、帰り道は向かい風。しかも結構強い風です。
山と山のちょうど谷間になるこの湖が、風の通り道なのでしょう。
1時間ほど様子をみたあと、「帰れるかどうか試そう」ということで、
波と風、両方に行く手を阻まれながら男性陣がカヤック&カヌーで向かい風の中漕いでみる事に。
��人とも、「なんとか操作できる!」と帰ってきたものの、頑張って漕いでる割に、全然進んでない2人を浜辺から見ていたわたしは、「嘘だろ!」とつっこみたくなりました。
そのうち風と波が巻くほど強くなってきて、「この中で、ほんとに帰れるの?」と不安になってきます。
空を見上げると、太陽の周りにかかったサンドックが、天候が下り坂になることを伝えています。
のんびりカヌーを想定していたわたしにとって、本気漕ぎは想定してなかった~。
こういうとき妊婦だと、やっぱり普段より不安になるものですね。
そんな不安をよそに、スピードボートが、向かい風なんてどこ吹く風と言わんばかりに岸にむかって爆走していく。
お願いだからこの状況でさらに横波をおこさないで~!!
結局、カヤックとカヌーを直列に繋いで、男性陣が直進力のあるカヤックでカヌーをひっぱってみてはどうか?ということになりました。
これが、大成功で、風も波もものともせず、岸に向かって2艇の船が直進していきます。
カヤックにぐいぐいひっぱられ、カヌー隊のわたしたちも一安心。
さすが、ゆうじとたかしくん、ペアルックなだけあるね!と感動しました。
なんとかなるね~!なんて心に余裕ができたころ、びゅんびゅんだった風が止み、凪に。
なんだったんだ、あの強風は?!
もうちょっと待ったら結局風がやんだんじゃないか?という疑惑もあったけど、
これも自然からのちょっとした試練だったんだねーなんて話しながら無事岸に上陸。
自然の中で遊んでいると、「今」にすごく集中する。
全力で、どうしたらいいか考える。頭も体も使う。
��人じゃどうしようもないことも4人いればどうにかなる。(といいつつ、特になにもしていないわたしなのですが。)
そういう時って、どきどきわくわくのエネルギーがいっぱい湧き出てくる。
そういう時って、人が人らしくなる気がする。
なにはともあれ、無事に帰れてよかったです。
自然は厳しく、そして優しい!!
えっ、ピクトグラフ?? 
地図はあってるのにそれらしきものはみあたらず。心の目でみないと見えないのかな~?なんていいながら
幻のピクトグラフ発見は次回のお楽しみになりました!

2009年5月7日木曜日

No title

久しぶりに旅に出ました。

カナダの西の端っこ

雨の街
  森の街
    海の街 

        トフィーノ


トフィーノは、予想通り雨でした。

このエリアの森は雨に育てられ、樹々が大きく育ち、森が深いことで有名です。
そして、国立公園として保護されています。


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前まで、森のなかにはいると、チューニングが森の波長、いや自分の内側をのぞく波長と合うのか、
メッセージがすうーっと入ってくることがよくありました。
木に触れて、深呼吸をして、森を感じていると、とても気持ちがよく、「一体感」といったらいいのかな、穏やかな気持ちになれたのです。

そういうところにいるとき、雨のしずくを見ているだけでも、そこから「書きたいこと」が星みたいにふってきて、ノートいっぱいにあれやこれやといろんな想いが浮かんでくるのでした。







でも、ここのところ「森」と「書く意欲」、両方のチューニングがしっくり合わない時期が続いていました。
前に「ゆいちゃんみたいに、森を感じられたらいいな」と言われたこともあったけど、今はわたしの方が「あんな風に森をもう一度感じたいな」と思う側にいる。
同時に、真っ白なノートを開いて、何もかけなくてそのまま閉じることが増えました。
これが「物書き」の人だったとしたら、こういうのをスランプと呼ぶのかな。なんてぼんやり考えたり。

こうやって人は変わるんだな。って、自分のことながらしみじみ感じました。

人は変わる。

人生の螺旋階段をあがっている過程で、今までみえてたことが、ひとときのあいだ雲の中に隠れちゃったようだ。
そのかわり、また別のことを今は見ているんだよね。
ちょっと寂しいけど、でも失ったのとは違うことだけは知っている。
そのうちまたひとつになるその出会いを楽しみにしよう。
人はまた、変わるから。

そんな風に思いながら、トフィーノのレインフォレストに足を運びました。



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森にはいると、しとしと雨がふっていて、緑たちが生き生きしていました。
たまに太陽が顔をだすと、そのタイミングで鳥が鳴く。
空気が湿っているから、鳥の鳴き声がうねるように遠くまで響きます。
雨がふったあとは、地面にはいつくばるように広がる、ミクロの世界も素敵です。
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雨の森は、なんともいえないいい香りが充満していて、呼吸をしているだけで幸せな気分になります。
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しあわせだー。
そう思えることだけで、それだけでいいんだ。
樹々はただ生きている。自分の生涯を全うしている。
言葉を発するわけでも、手を差し伸べるわけでもないのに、
こちらを幸せな気持ちにしてくれる。
ただそこにいるだけで、人を幸せにする。
人だけじゃないね、たくさんの生き物を幸せにする。
Be here now ありのままに。
ただそれだけ。
その言葉の力を、森が教えてくれたような気がしました。

TOFINO 巨木の森とわたし  その2

今回は、非営利のTofino Botanical Gardenが教育施設の一環として持っているホステルに泊まりました。
この施設には、きれいでよく手入れされている素敵なガーデンと、12エーカーの森があります。
たくさんのウーファーさんもいました。


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部屋はシンプルで、部屋自体が森のいい匂いでいっぱい。
TVもパソコンもないし、携帯も使ってはいけないので、電磁波から開放された気持ちのいい静かな空間。
��日間、よく寝て、よく歩いて、よく食べました。
冬の仕事も終わって、落ち着けて、ようやくリラックスできたよ~~。
おなかもあんまり張らなくなった気がするな。
心も体も喜んでいます。ということは、titiもよろこんでいるね~。

トフィーノはサーフィンでも有名です。
念願の海だー!と思ったものの、天気が悪く海は荒れていました。
しばらくうねる波をみていたのだけど、海はやっぱりどこか怖いなあ~という気持ちが湧いてきます。
そうそう、トフィーノは、ストームウォッチングポイントとしても有名だそうです。
荒れた海にむかってパドリングしていくサーファーたちを眺めながらすごいなあ~と心から尊敬。
いつか私にもできるんだろうか?!まあ、可能性はいつもポジティブにもっておこう~。


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そういうわけで、我らの行き先はやはり森でした。

トフィーノの森は、木が大きいから根っこも立派です。
根っこの中に入ると、なんだかほっとする。
大地から、地球のエネルギーをずーっと吸っていたからなのかな?
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母なる大地と言うように、ゆるがない大地のでっかいお母さんの愛で育った樹々だから、
触れただけで心まで温かくなるようなぬくもりが宿っているのかな?
今回リュックに忍ばせてきた「星の王子さま」にこんなことが書いてありました。
星の王子さまが大切にしている、見栄っぱりでわがままな一本のバラが言いました。
「あなたたちは大変ね。私たちみたいに根っこがないからすぐに風で飛ばされちゃうもの」
確かになあ、人間には「目に見える」根っこがないから、時に迷ったり、ふらついたりするのかな。
大地と繋がってるどっしりした安心感や、地球との繋がりを忘れちゃったりするのかなあ。
でも、木みたいに「目に見える根っこ」がないってことは、自由にどうにでもなれるってことでもある。
飛ばされるほどぺらぺらじゃないけど、乗ろうと思えば風にものれる。
それってすごいことなんじゃない?!
人は変わることができる。
自由に変われる。
なーんて考えながら、Botanical GardenのCafeで、アップルパイをほおばる。
そうそう、こういう時間が欲しかったんだ~~。
なにはともあれ、アップルパイはおいしいし、幸せだー。
トフィーノからウィスラーに帰るとき、同じホステルに泊まっていたドイツの方から、「ナナイモまで(トフィーノから3時間)乗っけていってくれないか?」と頼まれました。
正直、帰りがけにいろいろ寄りたいところもあったし、よくしゃべる感じの人だったのでなんだか面倒だなーと思って、返事を濁してました。
あーでもなーそれって優しくないのかなー。わたしだって乗っけてもらうことあるのになー。
とか、もんもんと思ったとたん、そのことで心がちょっと陰りました。
あーこういう気持ちしってる。
苦手なシチュエーションになると、急に気楽さがどっかにいってしまう。
一度嫌かもしれないと思うと、常に気持ちのどこかが尾をひいて、今を楽しんでいるのに、そのことに引き戻されてしまう。
「じゃあ途中までならいいよ」といいつつ、
雨が激しかったので予定を変更し、結局ナナイモまで乗っけていくことになり、
ついでに一緒に巨木の森をみて感動したりして、ふたを開けてみればもんもんと悩んだほどたいしたことじゃなかった。
ゆいとゆうじ
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たいていのことは、いつもこのパターンになることはわかってるのに、すぐ心にひっかかりをつくってしまう自分に、最近よく出会ってた。
出会ってるのに、放っておいたのだけど、ちょっとだけ向き合えてよかった。
またちょっと変わったかな☆
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早寝早起きして、よく食べて、よく歩いた4日間。
「今、この瞬間の幸せ」がいっぱい詰まってた。そうそう、この時間大切だ~。
いいこと思いだして、体験できてよかった~。