2011年11月21日月曜日

大人の節目

あっというまに冬になりました。
底冷えする寒さです。気温もマイナスいったかな。
今日はウィスラーにいきました。
青空と雪山のコントラストがまぶしすぎて目が開けられなかった。

秋から冬に季節がうつろう一瞬のあいだに、わたしの中で大きな変化がありました。

父が亡くなりました。
お酒が原因でした。

父とはいろいろありまして。
最初の危篤の知らせが入った6年前、”もう会うことはありません”という手紙を書きました。
気がついてみれば最後に会ってから10年以上たってました。

死んだ者は、残った者に目に見えないメッセージを遺していく。

わたしのなかで忘れかけていた様々な想いがよみがえり、悶々としています。

”モヤモヤを抱えられるのは大人だからできること” 


これは私の人生の”節目”のひとつなのでしょう。
私にしかわからず、私が乗り越えていくしかない。
人生には時折そういうことがありますね。

こんな時は、今日のような空の青さや、シャッキリした寒さがことさら心に染みます。
まぶしくて閉じたまぶたの裏にも、青や光の残像が残る。

わたしの身近にいるみなさん、もしかして、フトしたときに、わたしは心のうちをつぶやきたくなるかもしれません。
そんなときは、どうかそっとあなたの時間と耳をお貸しください。

しんみりした日記でごめんなさいね~。
でもね、普段はいつもどおりとても元気です!

2011年11月13日日曜日

Nanny State

��011年11月11日
午前0時をまわったころ、わたしは足りない頭で慣れない事を、不慣れな英語でがんばって消化し、伝えようと奮闘していた。

TPPの参加の是非を皮切りに、「フリートレードとは」「資本主義と民主主義」「Occupy activity」「良い意味での競争」「良い意味でのトレード社会」と話がどんどん広がっていった。

その中で、カナディアンの友人の言葉が耳に残った。

「今の世の中はNanny Stateなんだ。」

Nannyとは、乳母さんという意味。
「Nanny State」とはつまり、乳母さんになんでもやってもらうように、「人々が政府に依存しすぎている状態であり、また政府も過保護になりすぎている」ということらしい。

彼の考えを要約すると、「政府」という機関は「生産」するところではなく、人々が生み出したお金を集めて、それをゆくべきところへ分配していく役割にすぎない。
産み出す能力がないのに人々は政府に守ってもらおうという意識が強すぎ、また政府も介入しすぎるから物事がスムースに進まず、介入があることで無用な規則が増え、”自由な活動”が妨げられ、物価の上昇がおこり、また”自由貿易”という名のもとで”パワートレード”が行われる原因をつくっている。

というようなことだった。(と思う)

わたしは、「Nanny State」と聞いて、どっちかというと依存してる人の在り方の方をイメージした。
無関心でいたのに、困ったらなんとかしてよっ!て、依存して文句が多くなってたような気がする。
依存がすぎると文句と愚痴が多くなって、結局その文句はそのまま自分に戻ってくることになる。

最近の日本みていて、メディアや国に頼ってないで自立、自律して、自分を信じなきゃって思った。
自分を信じるってのは、裏を返せば誰のせいにもできない。
容易じゃないけど、そっちの方が楽だな。これは、”楽しい”の”楽”
そのために勉強したり知恵をつけたり 努力がいるけど。

わたしの行き着く先は、自給自足とまではいかなくとも、でっかいものにがっつり寄りかかってないで、2本の足でしっかり大地を踏みしめる。(そのためにヨガやってるんだな、きっと。)
大きなものに頼らずともある程度生きていけるような暮らし。
究極は、誰かのせいにしない。そんなところ目指していきたい。

自立といっても、なんでも一人でやるってことではなく(それは下手するとエゴになる)、むしろ身近な人たちと協力しあって生きていく ってことが必要不可欠なんだと思った。

それはつまり、コミュニティーであり、昔のライフスタイルってことなのかな。
そこに高い意識をもって今の世の良さを融合していったらいいものができると思うのだけど。

もちろん、それでも困ったら助けてね、税金払ってるからさ よろしく!とは思ってるけど。

Nanny State な看板
政府じゃないけど、本の後ろによく「紙で手を切る事がありますのでご注意ください」なんて書いてありますね。んなこといちいち言わなくてもいいよー!

sharp-edges


2011年11月9日水曜日

2歳語

��歳児の言葉っておもしろい。

「こぼし」 → とうもろこし
「じょん」 → ズボン
「めかけ」 → めがね
「おきがけ」→ おきがえ
「くつる」 → つくる

前に、こっちはチンプンカンプンなのに子供の言ってることを理解してるお母さんを見てて、すごいなあって思ったけど、わたしの番がいよいよ来ました。
不思議とわたしは理解できるもんですね。

最近生み出された 高レベルな2歳語は

「さくるむ」

「さくるむ 食べる!」ってかなりしつこいです。

さあ、これ何のことかわかりますか?
’食べる’、”かなりしつこい”ってのがヒントです。(いや、わたし以外、絶対わからないだろうな。。。)

そう、「さくるむ」とは、「アイスクリーム」のことです。
アイスクリームから派生して、アイサクルム、それも一語としては長いのでサクルムで落ち着きました。原型とどめずカスタマイズされてます。

そして最近、困ったことに、自分のことを「あたす」と言います。
「あたすも食べる!」とか「あたすも行く!」と。。。

これはどうやら私の母のまねをしてるみたいです。


嘘もつくようになって、
お風呂で、「さあ、太陽の体洗おっか。」と言うと、
「もう洗った。」と悪びれもなく言います。

オモシロイぞ 2歳児!!

2011年11月5日土曜日

身の回りのサステイナブルな選択 例えば銀行から

太陽くん、来年3歳になります。
��歳からはPreschool(3-4歳むけの幼稚園)が始まります。

今は、週1回 Waldorf Schoolの親子クラスに通ってます。
先生やクラスにも満足しているので、このままPreschoolもWaldorfでいいかなーと思ってました。
が、”サステイナブル(持続可能な暮らし)”や”自然のサイクル”を重視しているPreschoolがあるらしい~。
ということで、見学にいってきました。

感想は、、、

かなり良かった!
Waldorf Schoolにするかどうしようか真剣に悩むなあ~~。

内装が素晴らしいとかそういうのではないけど、素朴でアットホームでなんだかほっとする雰囲気のなかに、リサイクルとか、リユーズとか、生ゴミが堆肥になる様とか、そういうことを取り入れていました。
おもちゃは もちろん木製。
これは、長く使えて、修理できて、また不要になっても土に還れるから。
お庭には滑り台やブランコはないけど、落ち葉や、樹や、ガーデンで遊ぼうよ!っていう感じだった。

先生は、ちょっとぽっちゃりしたやさしい感じの方で、いつもお世話になっている友人の同僚だったこともあり話も弾みました。

こっちのPreschoolの方が普段の自分たちの暮らしに近いかなあ~。
Waldorfの哲学も好きなので もう少し悩んでみます。

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もうひとつ、サステイナブルなチョイスを。

子供用の銀行口座を開くため、銀行のリサーチもしてました。
あれこれリサーチした結果、Vancity(バンクーバー市が運営している)という信用金庫にしました。
この銀行は、環境やコミュニティへのサポートに力を入れています。
あちこちで評判が良く、また社員への待遇もよいのでなかなかポジションが空かないそうです。
信用金庫なので、ミニマム$5のシェアを払わないといけませんが、毎年利益の一部をメンバーに還元してくれます。(5ドルじゃいくらにもなりませんが。。。)

お金はわかりやすいエネルギーなんで、投資(日頃の買い物も含めて)する人が多い流れに世の中も動いていくもんだと私は思ってます。
だから、預けているお金を地域や環境に運用するならわたしもその流れに賛成。ってことで決めました。
��RRSPではじめて投資信託を買った時に、運用されるならカナダの自然エネルギーとかRenewnable resources系がいいなと思って調べてみたけど、そんなにないんですよねー。意外と。そういう世の中の流れなんでしょうか。。。)

ちなみに、Squamishでは、”Squamish Savings"がVancityの支店になります。
こんなコミュニティープロジェクトを支援しています。
口座維持費も安いしね!

わたしの暮らしが”サステイナブル”か?
と聞かれると、胸をもって”ハイ!”とはまだまだ言えないけど、”サステイナブルな暮らし”は、もうMUSTな道ですよね。
そして、実践と勉強が必要なことも実感してます。

そうそう、ついにピリカレ洗剤を手に入れました。こちらもかなり気に入ってます。

これからも、そういうチョイスをしていきまーーす!

No title

空の青に灰色がまじりだした。
ああ、冬だ冬だ。

家から300mほど走って右に曲がる。 
視界が一段と広くなり、目の前にタンタラス山脈が飛び込んでくる。

春の空、夏の空、秋の空 
晴れの日、雨の日、曇りの日

今日の山はどんな顔をみせてくるのかな?

この瞬間が好き。

雪はもうすぐそこ。
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秋の熟成された温もりのある空はまもなく、許されたものしか近づけない厳しく神聖な領域にかわる。
夕暮れどきは、山の白が空に反射して、空が群青色とピンクのグラデーションを創る。
その空を想い描く時、冷たいほっぺたや指先の感覚も蘇ってくる。

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はあー寒くなったー。
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おととい完成した毛糸のスリッパ。
今年はどうにか間に合ったよ。
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お気に入りの毛糸屋さんにも、わたしの好きなアーティストの毛糸が届いた。
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長い冬の、はじまり はじまり。
冬の寒さにはまず、心を暖めてまいりましょう。

2011年11月1日火曜日

こんにちはルナです  

出産のブログ以来、影を潜めていたルナですが、あれよあれよというまに2ヶ月が経ってしまいました。
��ほんとはひらがなで「るな」ですが文章のなかに紛れてしまうのでブログ上は「ルナ」にしてます)
��人目って はやいーーー!

さてさて ルナちゃん 
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いやーかわいいですねー かわいくないですか?
昼間は太陽に追われてルナをじっくり観る暇がないので、太陽が寝たあとからがルナタイム。
赤ちゃんってこんなにかわいかったかなあ~ と親ばかに耽る秋の夜長です。
わたしにも余裕がでてきてこういう風に思えるんだろうな。

太陽とは仲良しです。
太陽のママモードが加熱したくらいで、あとはたまーにヤキモチやくけど
寝るときも、どこか行くときはルナも一緒じゃないといや。
たまにヤだけど、いつもは好き。そんな関係みたいです。

えっとー これが最近のルナちゃん。
一応断っておきますが上の写真と同一人物ですよ。

るな



続きましてこちらも。

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赤ちゃんの成長は日増しです。。。

こんな写真open publicの場に乗せちゃって、数年後には怒られるんだろうなあ。。。