2020年4月13日月曜日

花のように凛と

秋に植えた水仙の花が満開になった。


しかし、太陽の方を向いて力強く咲く花は

私達にその美しい顔を向けてはくれない。

うちは南向きの斜面に立っている上に、
水仙の先には強烈な棘を持つブラックベリーブッシュが茂っているので、
こんなに満開なのに花を見ることができないのだ!









 ああ、よく考えないで植えてしまったな、と思ったのと同時に、


植えたときには、花はこっちを向いてくれるはずと、
人間目線でしか考えてなかったことを反省した。


人間に媚びることもなく、何にも惑わされず

ただ太陽の光が注ぐ方向に向かって、

生きるべき道に忠実である花を見ていると、ふっと笑いがこぼれそうになる。








強いなあ、植物は。

太陽の光を求めて
何にも惑わされず、
自分が大いなる一部であり、
それ以上でもないことを受け入れて
ただ、今この瞬間を凛と咲いているようにみえる。

今は、植物には本当に癒やされる。

変わらないもの。普遍的なもの。
惑わされないもの。
裏表のないもの。

そういうものの力強さに救われる。



次はこの子


私達も、その一部であることを、
肝に銘じて、
焦らず、淡々と

また再び咲き誇れるまで、
今はじっと土の下で力を溜めておこう。






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