2010年11月22日月曜日

日本の自給自足率

輸出入品に対して一切関税をかけないTPPという連盟に日本が加入するかどうかニュースになっています。

経済のしくみなどの詳しいことは頭の良い方にお任せしますが、輸出入品の関税撤廃で何が問題視されているかというと、

日本の食料自給率が 現在の40%から なんと 14% まで落ちると見込まれているそうです。

なぜ??

わたしの足りないおつむで理解するところによると(ウンチク参照)、

現状は国産の農作物を守るため米やこんにゃくなどにものすごい高い関税(700%とか)がかけられているのですが、それが0%になるということは、つまり

外国からの農作物が輸入が大幅に増える = 耕地面積の違う海外の大規模農業に日本の農家はたちうちできない = 日本の農家の衰退の一途

農業従事者の高齢化もあり、TPPが導入されたら食料自給率14%はリアルでしょうね。
自給率の低下の背景には、お米以外の穀物をたくさん消費するようになった日本人の食文化の変化もあるようですよ。

経済効果だとかGDPだとかよくわからんのだが(こーゆーのもいかんのだろうね)、

「衣・食・住」 は人間の基本。
まあ「衣」は、国産じゃなくてもいいかもしれない。
「住」は、労働力と消費の関係はほぼ国産だろう。

でも、「食」から国産がなくなるってことは一大事!

その土地で取れた作物を食すことこそ、人間の体に一番適していて、そして環境にもベスト これは真実です。
食のサイクルと切り離された生活がますます加速すると、悪意のない無知により、人々の暮らしは地球のリズムから切り離され、果ては地球自体が悲惨な方向へと繋がっていくでしょうよ。
人々の健康 = 地球の行く末 ですよ!

真実に背いた政策は、取り返しのつかない歪みをつくってしまうと私は思う。
��最近、人間は防腐剤をたくさん摂取しているので、死後なかなか土に還らないと聞いたことがある。)

いやいやいやいや。
ないっしょ~。

ちなみに、カナダの食料自給率は150%(先進国では1位)で、エネルギー自給率もほぼ100%(タールサンドの問題はあるけど)だそうだ。
まあ日本人ほど、過去100年でカナダ人が食べているものが変化してないこともあるだろう。
でも、これは日本とは逆に国土が広く、大規模農業も可能で、人口が少ないからであり、今後人口が増加加速するので、もうすでに食料自給率の低下が懸念されているそうだ。
といっても、スーパーに並んでる野菜はほとんどカナダ国外から来ているような気がするのだけど。。。

カナダのむこう50年の食料自給率&輸入が増えた時のデメリット簡単に説明してくれてるビデオ↓


Hellmann’s - It’s Time for Real from CRUSH on Vimeo.



実際さ、タマネギにしてもLocal産とアメリカ産で価格が倍以上違ってしまうと、主婦は悩みますよやっぱり。
なるべくなるべく生産地が近いところを選ぶことや、趣味菜園が少しでも役にたっている(鎌田家には役立っているけど)ことを願いたい。

自分にできることはたいしたことじゃないけれど、、、。

若くして農業に従事もしくは、野菜を育てているお友達のみなさんに心から感謝と尊敬の意を込めて。
ありがとうございます!


☆☆☆ウンチクまとめ☆☆☆
TTPのメリット
どうやら、輸出品に対しても関税がかからないTPPとやらに入ることで、輸出からの経済効果がたくさん見込めるそうです。
国内に工場が作れるとか。また自由貿易が広がることによって各国間で紛争を抑える効果があるとも。。持ちつ持たれつってこと?
じゃあ、農作物の関税だけ守ればいいじゃないかと思うところですが、このTPPとやらに加盟するなら例外なしにぜーんぶ関税0%というのが条件なんだって。

日本の食料自給率
日本の国土の2/3は森林のため、これ以上農地を増やすということは、森林を切り開くということになる。
ちなみに、人口がひしめく日本の場合、完全自給するには1700万ヘクタール必要で、今の農地は500万ヘクタール。
日本国土は3800万ヘクタールなので、国土の半分が農地にならないと無理ってことになる。立体駐車場ならぬ、立体農地にするとか?(嘘です。)

そして、大きな問題。農家が高齢化していて、継承者がいない。

まあ、完全自給を目指すのは無理だろうけど。。。

4 件のコメント:

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    一晩たって汗も引き。。。
    現時点でTPPに加盟している国は4カ国だけだけどこれから増えていくかもしれないね そして日本も加盟するかの瀬戸際なのか やめて欲しいなあ
    NAFTAの例を見ても分かるように、自由貿易協定というもので儲かるのは貿易企業とCommodityを政府補助金を享受しながら大量生産する巨大アグリビジネスといった大企業ばかりでGDP自体は上がってもそれが国民の生活水準向上にはつながらないのはNAFTAの国々(アメリカも例外でなく)を見たら分かるし、国内/各国間での貧富の差は広がっていくばかり
    強くsustainableな国をつくるには、国民間の格差を縮めて食やエネルギーなど生活に必需なものの自給率を上げる事と 経済上昇ではなく生活の本質の向上を求める事
    有り余るほど持つ事ではなく 与えられ、足りている事に感謝する事 一人一人の小さな行為が積もり積もって国を強くするはずと思います (続く!)

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  2. SECRET: 0
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    ��続いてる!)なので
    ��その土地で取れた作物を食すことこそ、人間の体に一番適していて、そして環境にもベスト これは真実です。
    食のサイクルと切り離された生活がますます加速すると、悪意のない無知により、人々の暮らしは地球のリズムから切り離され、果ては地球自体が悲惨な方向へと繋がっていくでしょうよ。
    人々の健康 = 地球の行く末 ですよ!
    uniearthさんの全く言う通りです 同じく
    ��国の行く末でもあります
    自分の国を愛する気持ちがあるなら、子供達に出来るだけより良い世界を残したいなら 自分達で出来る事は何か考えて出来る範囲でも行動しましょう 出来る事は無限大にあります 
    農家さんを支援するために(ひいては自給率の確保/向上につながります)可能なら彼らから直接買いましょう 買い物は投票と同じです 買い物では国産を求めましょう 自分でも食べ物を育ててみましょう ムダと欲を減らして 笑顔と助け合いを増やしましょう
    つまり愛なんだよ!
    全く同じ事がコミュニティ/地球単位で言えると思う!
     
    そして愛=生きる力だ!! (しつこく続く)

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  3. SECRET: 0
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    ��しつこくてスイマセン)
    最後におまけ
    カナダのような食料自給率が100%を超えるような国でもスーパーなどで外国産の野菜なんかが沢山並んでしかも国産よりも安い一番の理由は 自由貿易のカラクリです
    政府補助金(補助金が元々どっから来てるか?当然その国の国民の税金です)を援助され大量生産された食物が自由貿易協定の恩恵で関税される事なく、また国境線を超える輸送燃料は非課税であるため国内輸送よりも安く運べる事で安値を実現しているわけです このように輸入された食物は多くの加工食品ともなり"product OF canada"の名の下に売られています
    もうひとつは やっぱり北国なのでどうしても栽培シーズンが短く、ホットハウスと呼ばれる暖房の入ったグリーンハウスで育つ野菜はその維持費からやはり割高になり 冬には南からの輸入品が増えます
    シンプルですが 旬のものを食べ 冬には保存のきくものをより多く食べる事で 健康にも家計にも良い結果を生むと思われます
    ってすんげー長くなっちゃったよ 人のブログでー
    失礼しました~

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    ネンさん
    フォローアップ、あーざーーーーーっす!!

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