2009年5月7日木曜日

TOFINO 巨木の森とわたし  その2

今回は、非営利のTofino Botanical Gardenが教育施設の一環として持っているホステルに泊まりました。
この施設には、きれいでよく手入れされている素敵なガーデンと、12エーカーの森があります。
たくさんのウーファーさんもいました。


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部屋はシンプルで、部屋自体が森のいい匂いでいっぱい。
TVもパソコンもないし、携帯も使ってはいけないので、電磁波から開放された気持ちのいい静かな空間。
��日間、よく寝て、よく歩いて、よく食べました。
冬の仕事も終わって、落ち着けて、ようやくリラックスできたよ~~。
おなかもあんまり張らなくなった気がするな。
心も体も喜んでいます。ということは、titiもよろこんでいるね~。

トフィーノはサーフィンでも有名です。
念願の海だー!と思ったものの、天気が悪く海は荒れていました。
しばらくうねる波をみていたのだけど、海はやっぱりどこか怖いなあ~という気持ちが湧いてきます。
そうそう、トフィーノは、ストームウォッチングポイントとしても有名だそうです。
荒れた海にむかってパドリングしていくサーファーたちを眺めながらすごいなあ~と心から尊敬。
いつか私にもできるんだろうか?!まあ、可能性はいつもポジティブにもっておこう~。


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そういうわけで、我らの行き先はやはり森でした。

トフィーノの森は、木が大きいから根っこも立派です。
根っこの中に入ると、なんだかほっとする。
大地から、地球のエネルギーをずーっと吸っていたからなのかな?
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母なる大地と言うように、ゆるがない大地のでっかいお母さんの愛で育った樹々だから、
触れただけで心まで温かくなるようなぬくもりが宿っているのかな?
今回リュックに忍ばせてきた「星の王子さま」にこんなことが書いてありました。
星の王子さまが大切にしている、見栄っぱりでわがままな一本のバラが言いました。
「あなたたちは大変ね。私たちみたいに根っこがないからすぐに風で飛ばされちゃうもの」
確かになあ、人間には「目に見える」根っこがないから、時に迷ったり、ふらついたりするのかな。
大地と繋がってるどっしりした安心感や、地球との繋がりを忘れちゃったりするのかなあ。
でも、木みたいに「目に見える根っこ」がないってことは、自由にどうにでもなれるってことでもある。
飛ばされるほどぺらぺらじゃないけど、乗ろうと思えば風にものれる。
それってすごいことなんじゃない?!
人は変わることができる。
自由に変われる。
なーんて考えながら、Botanical GardenのCafeで、アップルパイをほおばる。
そうそう、こういう時間が欲しかったんだ~~。
なにはともあれ、アップルパイはおいしいし、幸せだー。
トフィーノからウィスラーに帰るとき、同じホステルに泊まっていたドイツの方から、「ナナイモまで(トフィーノから3時間)乗っけていってくれないか?」と頼まれました。
正直、帰りがけにいろいろ寄りたいところもあったし、よくしゃべる感じの人だったのでなんだか面倒だなーと思って、返事を濁してました。
あーでもなーそれって優しくないのかなー。わたしだって乗っけてもらうことあるのになー。
とか、もんもんと思ったとたん、そのことで心がちょっと陰りました。
あーこういう気持ちしってる。
苦手なシチュエーションになると、急に気楽さがどっかにいってしまう。
一度嫌かもしれないと思うと、常に気持ちのどこかが尾をひいて、今を楽しんでいるのに、そのことに引き戻されてしまう。
「じゃあ途中までならいいよ」といいつつ、
雨が激しかったので予定を変更し、結局ナナイモまで乗っけていくことになり、
ついでに一緒に巨木の森をみて感動したりして、ふたを開けてみればもんもんと悩んだほどたいしたことじゃなかった。
ゆいとゆうじ
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たいていのことは、いつもこのパターンになることはわかってるのに、すぐ心にひっかかりをつくってしまう自分に、最近よく出会ってた。
出会ってるのに、放っておいたのだけど、ちょっとだけ向き合えてよかった。
またちょっと変わったかな☆
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早寝早起きして、よく食べて、よく歩いた4日間。
「今、この瞬間の幸せ」がいっぱい詰まってた。そうそう、この時間大切だ~。
いいこと思いだして、体験できてよかった~。

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