2008年7月14日月曜日

南房総 PEACEのたび 2~糸縒りの先に見えた世界~

カズさんから紹介された、綿つむぎのワークショップは、鴨川から3つ舘山方面へむかった、「和田浦」であるとのことでした。

和田浦は、日本の100選海水浴場で、久しぶりのきれいな海に感動~。
波の音っていい~。
海水に足を浸して、世界を旅してきた風の音を聞きながら、遙かかなたに浮かぶ水平線を眺める。
波打ち際で遊ぶ人達はみは、振り返ることなく前だけをみてる。それも笑顔で。
そんな海のパワーが好きだ。


うみ1

うみ2

綿つむぎのワークショップの先生は、ママダヨシエさんという方で、「衣」の自給を目指し、綿のワークショップ「手に花咲かそう塾」をはじめとして、和綿の手紡ぎを専門に活動している方でした。
ママダさんは、12回ワークショップを通して、花から綿を取った状態から、布になるまでを教えてくれるのです。
さて、わたしが今回体験したのは、綿の糸紡ぎ(ワタを糸にする)の作業です。
やり方は、篠という繋がりのない綿のかたまりを、指で優しく引き出して、5本の指を使って縒(よ)っていきます。
わた2
ある程度、指で縒れたら、糸車を使います。
わた1
これが、楽しいんだ~。
ママダさんは、「糸紡ぎは瞑想だ。」とおっしゃいます。
なんの繋がりもない綿同士を、
指を使って、くるくるとやさしく縒ってゆくと、
一本の糸が紡がれていくのです。
糸を縒るとは、円を描くこと。
糸を縒るとは、道をつくること。
気がつくと、女たちが糸を紡ぎながらお喋りに花を咲かす。
円を縒る指が、みんなをひとつにする。
糸紡ぎって、そういうことなのかな。
あ、そうそう染め師のKITTAさんはこのワークショップにいらしてて、結局会うことができました。フフフ~よくできてるでしょ?!
KittaさんのHP Kitta Sawa
今回、糸の作り方がわかったって面白かった~、。
とはいえ、これを一枚の布にするのは大変だぞ~。
この作業を知ると、糸を無駄にできないな~って実感します。
私だったら、無駄にされたら「わたしの作業を返せ!」って怒ります。(笑)
極論を言えば、ペットの抜け毛を集めて縒れば、それも糸になるそうですよ。
ママダ ヨシエさんのワークショップはこちらから→
Tetrascroll
このワークショップ代の1500円も40%まではアワマネーを使えるそうですよ。
南房総ひとりぶらり旅~。
日本の新しい文化を知れた、よい旅になりました~。
次にいくところでは、どんな素敵な出会いが待っているのでしょう~。楽しみです。

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