2008年3月18日火曜日

MOTHER PULSE

アリゾナ州で一番標高の高い街FlaggStaffには、水気のない荒涼とした大地を駆け抜けてきた者にとって、ほっとするような穏やかな森と、街を象徴するかのような、"サンフランシスコピークス”という大きな山がある。

サンフランシスコピークスは、平和の民族として名高い、ホピ族の聖山として長い間敬われてきた。

ホピ族の言い伝えでは、カチーナ(精霊)たちが冬至の日にサンフランシスコピークスからホピの村にやってきて、様々な知恵を与えてくれると信じられている。



サンフランシスコピークス

��写真;サンフランシスコピークス 樹々の形が不思議。)





セドナで名もないトレイルを歩いていた時、

大気に充満している大地のエネルギーが強烈で、全身がグワングワンになった。

歩いている途中、ガイドのアイルさんが、赤土の森に落ちていた黒い石たちを指して、

”この石には鼓動があるの。ここに来るときは、この石を握りながら瞑想すると落ち着くの。”

といって、石を2つ拾い上げた。

何か落ち着くものが欲しかった私は、迷わず石を拾い握りしめた。




シャーマン2

��写真;石を拾ったばしょ。敏感な人は写真から感じるかも~。)







この黒い石たちは、むかしむかしサンフランシスコピークスが噴火した時、サンフランシスコピークスから50km離れたセドナまで飛んできた、溶岩のかけらだという。

聖地から聖地へ。

しばらく握っていると、手の中が細かいチリチリとした電気でいっぱいなり、”ドクン、ドクン”と脈打った。

ただ手を握るだけでは感じ得ないほどの、力強い鼓動が石を通して伝わってくる。
手に,小さな心臓がついてるみたい。

この石には、PULSEがある。

母なる大地の鼓動。

地球の真ん中、マグマの記憶そのものが、私の鼓動とシンクロする。

石の鼓動と、私の鼓動がひとつになったとき、

気持ち悪さがすうーっと抜けて、不安に駆られていた気持ちが楽になった。

なんだか、不思議な感覚なんだな。



石






この土地の人々は、自然から何かをもって帰りたい時は、お祈りをして、自分の髪の毛を置いていくという。

わたしもその例にならって、お祈りをして、髪の毛を置いた。

ウィスラーに帰って数ヶ月経った今もなお、この石はPULSEを刻み続けている。

セルフヒーリングをしながら、おなかにこの石を置くと、とっても気持ちがいい。

第一チャクラ、第二チャクラにジーンと働きかけ、胸までじわーと熱くなる。

MOTHER STONE。生命の石。

我が家に来た時は、ぜひ触ってみてね~。

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