2008年1月22日火曜日

No title

金曜日の朝、10時に目がさめた。
起きがけにメールを見ると、キオウくんから「最近シュティカに行ってるか?」というメールが来ていた。

行かなくちゃいけなかったのだけど、ずっと雪がやまずなかなかタイミングがなかったのだ。
だってシュティカまでは、急勾配が続く峠と、雪崩エリアを通らなければいけないんだもん。
と、言い訳をしながらも、ずっと罪悪感にかられていたのも事実。。。

窓の外に目をやると、青空が広がっている。

「じゃあ今からいけばいいじゃん。」

車が暖まるのを待って北に向かった。

今回の目的は、シュティカの戦士Hubieにセドナで入手した大切なお届けものを届けにいくのだ。
このギフトとの出会いは、シンクロニシティの賜物、用意されていたストーリーとしか思えない。


シュティカ1

なぜって??
セドナに行く時、Hubieにもらった「人々と地球の在り方」の資料を、「どうしても持って行かなければ」と思いリュックにつめておいた。
そしたら、旅の最期にその資料を「渡さなければいけない」と思う人、メディシィンマンのAdam Yellow Birdに出会い、その資料と引き換えに、"Earth Dance"という彼のメッセージが詰まったDVDをもらった。
"Why not deliver it to Hubie?"
メッセージとメッセージを繋ぐことは、旅人のわたしに課された大切なお役目のひとつなのさ。
急勾配の峠も、雪崩エリアも無事に通過して、シュティカについた。夏以来だ。
シュティカの入り口で、フト正面の山をみたら、山のテッペンからまっすぐ、太い虹がのびていた。
最近、よく虹を見る。虹は、GOOD LUCKの象徴なんだよ。
久しぶりのシュティカは相変わらず気持ちいい!
��匹のワンコたちによる、歓迎ジャンプの舞いを体で受け止める。
その奥で手を振る元気そうなHubieを見て安心した。
最近の雪でここ数週間、シュティカには誰も来ていないらしかった。
Hubieは山仕事中に膝を脱臼してしまったとのことで、不自由な足で日々の炊事に忙しそうだった。
面白い話を聞いた。
ちょっと前に、学校のプロジェクトで、6歳の子供達がシュティカに来て、Hubieに「101の質問」を投げかけたらしい。
例えば、「どうしてここに住んでるの?」「不自由じゃないの?」「どうして森が好きなの?」「どうして戦わないといけないの?」などなど。
「なんとか全部答えたよ」と言うHubieと一緒に笑ってみたのもの、彼がなんて答えたのかものすごーく気になったのに、聞くタイミングを失ってしまった。こんなところで、大人のフリをしてしまう。
ユビ
その子供達が「MESSED UP(食べ散らかして)」していったという、膨大なお皿の数をみたら、手伝わないわけにはいかないだろう。
皿洗いなど、とあなどるなかれ。
川から水を汲み、それを暖炉にかけて温めてからでないと、お皿を洗う事ができない。
しかし、湿った薪と調子の悪い暖炉のおかげで火の着きが悪く、なかなか水が温まらない。
なんせ、じゃがいもを1つ煮るのにすでに6時間かかっている。
心細い暖に追い打ちをかけるべく、隙間という隙間から凍った空気が流れ込んでくる。
生きるって大変だ。
台所
「最近、アンテナがうまく働かなくて、前みたいに敏感に自然の声が聞こえなくなっちゃった。伝えたい事を自分らしく表現できないんだ。まあ、無理矢理戻すより、そのうち自然に戻ってくるのをまってるんだけど。」
と言ったら、Hubieはうんうん。とうなずいてから
「そうは言っても、センターからそんなに離れていないよ。キャンドルを灯して、お香を焚いて、心を静かにしてごらん。センタリングを助けてくれるから。」
と言うアドバイスがさらっと返ってきた。「Not to far」言葉にほっとした。
その後、Hubieの膝にレイキを送っていたら、Hubieが私のエネルギーを読み取って、逆にリーディングされた。
Hubieは、なぜ私のアンテナがそれてしまったのか、教えてくれた。バッチリ思い当たる節があったから、目からウロコだった。
同時に、私のエネルギーは、結婚指輪から強く出ているそうだ。それも旦那のサポートがあってのこと。
いつも繋がってくれている、旦那さまに感謝です。
Hubieのアンテナは本当に研ぎすまされている。
本当にピュアなものを前にすると、自分の中の不純物やズレがすぐわかるものだ。
エゴとか、思い込みとか、素でいることをじゃましている変な義務感とか、いっぺんに見た。
Hubieにレイキして「あげよう」なんて思った自分が恥ずかしくなった。
そんな自分が、軸がズレズレの ”だるま落とし” みたいに見えた。
こうして、なんだかんだとヒーリングされてしまう。すごい場所だ。
そうこうして、一緒にお寿司を食べて、DVDを見て、洗い物をしたら帰る時間になってしまった。
DVDを嬉しそうに見るHubieを見て、これを届けられて良かった。と心から思った。
”Yellow Bird"という言葉は、風に聞いてすでに知ってたそうだ。
Hubieと3匹の犬達がハイウェイまで送ってくれた。冬は太陽が沈むのが早い。
凍った空にはもう、月がのぼり、星がうっすら輝きはじめている。
シュティカ2
行きすがら、Hubieがたっぷりした笑みを浮かべて言った。
「今朝、あの山から虹があがっていたから、南から誰か尋ねてくる事はわかっていたよ。それがキミだとはおもわなかったけどね。」
            !!!!!!
「わたしもさっき、あの山から虹がでているの、みたよ!!」
「帰る前にハグさせておくれ。来てくれて本当にありがとうね。」
とHubieがでっかいハグをしてくれた。あったかい~。
午後4時20分。私はシュティカを後にした。
そんなこと微塵も口にしないけれど、Hubieが本当に必要なのは、薪を割る人手や、雨漏りを直すのを手伝う力だということはわかっている。
けれど、わたしはいつも”物”を持っていってしまう。
次は男手を募って朝から行こう。
ありがとうHubie, ありがとう、Sutikalh。
ありがとう、読んでくれた皆様。
みなさんの一日が、素敵なものになりますように。
シュティカ5

4 件のコメント:

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    ユイちゃん相変わらずいいね!!
    なんか落ち着いた!
    ありがとう☆

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    Shi>シンゴかな?!
    長い文章読んでくれてありがとう☆

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    読み終えて、なんだかとってもいい気分
    シュティカ帰りの『ありがとう』なユイちゃんの気持ちを
    少し分けてもらった感じです
    ありがとっ

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    koyamax>ながーい文章読んでくれてありがとう!
    ありがとーーーっ!!

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