2015年1月7日水曜日

育児ヒーリング

お母さんしていると、子育てを通して小さいときの自分(インナーチャイルド)と出会うことがよくあります。

自分が小さいときは、置かれている環境が普通だと思っていたのでわからなかったけれど、自分の親にしてもらって嬉しかっことや、安心を感じたこと
また逆に、小さい時の私、かわいそうだったな、辛かったんだな、という感情に親になってみて気づいたります。

ハッピーな体験は、懐かしみながら、自分の子どもにも伝えてあげることができます。
でも、悲しい体験の再来は、悶々とした想いを抱えて、さてどうしようと一旦考えます。
実際の育児の日々は怒濤なので、そういう想いは一旦脇においといて、目の前の用事をこなしてみます。
それでも、癒えてない小さな私は、怒ってたり、悲しんでたりところどころで主張してきます。
しかも私の場合、”自分が子ども時代にしてもらってないことを、自分の子どもに要求されたとき”に、イライラするという形で現れることが多いのです。
子どもみたいな話ですよね。本当にそう、子ども心なんです。

ああ、そうか、自分の子どもに同じ想いをさせないようにしよう。
きっと、それが答えであり、メッセージなのだ。
そう思って、反面教師的に心に残っていること、例えば好きじゃないことを無理矢理やらされるのは嫌だったから、やめようとかーは割とすぐに子育てに取り入れることができます。
でも、もっと根深い感情は、私自身が癒えてないと、それを行動にうつすのは結構難しいものです。
理性で判断しても、心と行動がついてこない。
その究極が形が、ニュースになるような虐待などの負の連鎖のかなと想像すると、腑に落ちます。

そして、この年になってまで顔を出してくる、小さな私の主張は、気づいたからといって癒えていくものでもあません。
もちろん、大きな一歩を踏み出していることには違いないけれど。
でも、そういう気持ちを自分の親や周りのせいにして怒ってみてもどこへも進めないし、苦しいだけです。

じゃあ、どうしようか。
わたしは、インナーチャイルドに話かけてみました。
そして、インナーチャイルドがしてほしがっている事を、自分の子どもにしてみるのです。
これは、自分の子どものためだけではなく、私のために。

インナーチャイルドの声に耳をかたむけてみると、インナーチャイルドは声なき声で語りはじめます。

見ててほしい。
愛してほしい。
守ってほしい。
ひとりじゃできない。きめられない。

どうやら、自分の子どもと同じ年ぐらいの、インナーチャイルドがでてくるようです。

だから、
子どもを、毎日抱きしめて、どんなことがあっても好きだよと言う。
まずは、そんな簡単なことからはじめてみます。
これは、もちろん自分の子どもへの本心からの愛情ですが、
同時に小さな時の自分、そして母親になった自分への言葉でもあります。
 
じんわり、ハートが温かくなりますよ。

もうひとつ、わかりやすい例でいうと、
私は一人っ子で、鍵っ子だったのでいつもさみしくて、ずっと、兄妹がいる友達をうらやましく思っていました。
そう思いながら30年がたち、自分の2人目が産まれた時、私のインナーチャイルドはかなり癒されました。  

満たされなかった想いが、子育てを通して叶う事で、インナーチャイルドも癒えていくのでしょう。
ただ、気をつけないといけないのが、これは叶わなかった親の夢や期待を子どもに背負わせるという意味ではありません。
あくまでも、よりハッピーな子育てライフを送るため、子どもへの負の連鎖を断ち切るための、ひとつの方法です。愛のレッスンです。

お母さんは聖母ではありません。 完璧なはずもありません。
私もイライラしたり、怒りながら、日々なんとかこなしています。
そんな中で、子どもは私に、”愛するということ”を教えてくれています。
そして、私も、”愛されること”を学んでいます。

これは、海よりも深く、空よりも広い、人生かけてのレッスンです。
そして、インナーチャイルドを癒す大きなチャンスです。

ラッキーなことに、昔よりも子どもを大切にする時代になりました。
子どもと遊びながら、私自身も少しづつ癒していけたらいいなと思います。

お母さんが平和だと、世界は平和になる。そんな言葉を胸に刻みながら。

注:この記事は、小さいときの心の傷が深い人向けです。
ピン!と来る人にはくる、こない人にはこないかと思いますので、ご了承ください。

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