2011年4月28日木曜日

No title

友人tacさんのブログで

チェルノブイリ事故で汚染された土壌に、放射能を吸収する菜の花を植えて、
その菜の花からナタネ油を採取し、バイオディーゼル燃料をつくる

という活動を知りました。


ナロジチ再生 菜の花プロジェクト
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/




このように、植物で土壌汚染を浄化することを、”ファイトレメディエーション”というそうです。
どんな物質を吸収したいかによって植える植物は変わるようですが、ひまわりや菜の花、トウモロコシ、菌類が放射性物質を蓄えることができるようです。
ヨウ素を吸収するという昆布も海の浄化に役立っていたりするのかな?

避難指示がでた福島県の飯舘村の村長 菅野典雄さんは、指示が出る前の4月9日に
「イネを作付けできない水田で、バイオマス燃料の原料となるヒマワリやナタネなどを作付けしたい。と鹿野道彦農林水産相に提案した」そう。
被爆や風評被害の混沌の中で道を見いだそうとする地元の方の発想に勇気づけられます。

��記事はこちらから。「汚染田でバイオマス燃料」ナタネなど原材料栽培
http://www.geocities.jp/phoenixosamu1277/asahi20110410mor-bio.pdf)

農家の方々は、大地の知恵を持っています。
どの野菜がどんな性質で、どんな栄養を好むとか、時期とか、観察と研究と重労働を重ねておいしい野菜をわたしたちの元へ届けてくれています。
農家の知恵と、科学の知恵を融合して、土壌浄化とバイオマス燃料作成を同時にできたら素晴らしすぎると思います。
��ちなみにバイオダイナミック農法的には、農薬も土壌に残る有害物質で、それらを緩和するための土作りからはじめていました。)

ところで、エネルギー政策というと「電力」が思い浮かびますが、
食料や水や空気も、わたしたちが生きるために欠かせないエネルギーです。
というか、本質的には、電力以上に必要なものです。

たくさんの人が今、電力エネルギー政策に注目しています。
同時に、食べ物の土台となる土壌を浄化する”食のエネルギー政策”にも同時に注目してみませんか?

自分に具体的に何ができるかといったら、できることなんて無いかもしれないけど、
意識を向けることは、その方向に流れをつくることになります。
このふたつは、「ひとつのこと」として、上手にリンクし合えると思います。

想像もつかないような地震や津波を起こす自然の脅威 ですが
大地を浄化し、エネルギーに転換させるのもまた自然の驚異

森や海にいくと体や心が元気になる。
何が大切なのか ふっと気づく。

”人間と自然界の共存”とかってわけるのではなくて、
自然界の住人”human”であろう。

2 件のコメント:

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    素晴らしいね!!
    uniearthさんの言う通り、エネルギーは機械を動かすだけのものではなくて水、空気、食物と太陽光も人間が生きていくために不可欠なエネルギー要素だよね
    冷蔵庫がなくなっても人は生きていけるけど、上記の4つのどれがなくなっても生きていけない
    それを脅かす可能性のあるものは、私達の生存を脅かしているんだよね
    是非福島でも土壌浄化のプロジェクトやって欲しいね!

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    ネンさん
    いつもコメントありがとうございます!
    友人が数名GWに被災地へボランティアへいくそうです。
    その話を聞いてきて、海外にいて、ネットからの情報で空想してただ意見するだけで恥ずかしくなりましたが、4大エネルギーもそうだけど、人と人との心エネルギーも生きていく上で必要不可欠だなと改めて思いました。
    ところでネンさん最近「冷蔵庫」キーワードですね~
    ネンさんの発言によくお見かけしますよ 笑

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