2017年4月25日火曜日

Earthday Celebration

太陽の学校で、Earthday celebrationがありました。
雨が続いていた中で、この日だけは素晴らしい晴天。

太陽の学校には、Living Classroom といって、Ecological educationを校庭で体験できるよう、ところどころにガーデンや素敵なネイチャークラフトがあります。
月に一回、放課後にネイチャークラブもあり。
それに、何と言っても、校庭が美しいんだわ。












私が太陽をこの学校に入れようと決めたのも、この校庭と、Living Classroomがあったから。
それが、この小学校の方針だと思ってました。

けど、違ったんです。

Nature clubもLiving Classroomも、
子供達に自然体験を、と、
強く、強く、望んでいる、
たった1人のお母さんの想いでできていたのです。

彼女が自分でスポンサーを集い、ファンドレイジングをして、ガーデンや、蜂やコウモリの巣を作り、外で授業をできる環境を整え、プログラムを運営し。。。。

先生たちに、冬だろうが雨だろうが”子供を毎日外に出してくれ”と協力を仰ぎ(先生も先生の事情があるのでなかなかうまくいかない)
賛同してくれる親たちに協力を仰ぎ、
たくさんの資料を揃えて、
情熱的に、それでいて控えめに(先生や親たちに強制させないよう)、
敬意を払いながら、ほぼ一人でここまで創り上げたことを知りました。




これなーんだ?  

....土に還る素材で作ったミツバチの巣です。


Outdoor Classroom


草木織り



もちろん、教養と経験のある彼女だからできたことですが、
だとしても、すごいことですよ。
そのパッションと、信念の強さと、優しさと。
もちろん全部、ボランティア。


以下、彼女が引用していたQuoteから。


"Passion is lifted from the earth itself by the muddy hands of the young; it travels along grass-stained sleeves to the heart. 
    If we are going to save...the environment we must also save an endangered indicator species: the child in nature."  
                                                                                 Richard Louv 


この想い一途に、ここまで創り上げてくれたんだなって話していて感じる。


彼女の息子くんはmiddle schoolに行ってしまうから、来年はLiving Classroom自体がどうなってしまうかわからない。

正直、彼女のように私がイニシアティブを取って後を引き継ぐなんてとてもとてもできないし、彼女の代わりになる人がいるのかもわからない。
でも、私にできる汚れ仕事(畑のね!)は全部参加しようと思ってます。
そんな背中を、うちの子供たちには、見せていきたいと思う。


今年は、彼女の働きかけで校庭にWetland(湿地帯)ができました。
早速、トカゲが卵を産んで、小さな世界が広がりつつあります。
彼女いわく、植物と生き物にとって、Wetlandはとても大事らしい。
私たちはまだこの学校にはお世話になるから、しっかり見守っていくわ。




Wetland Earthdayにシダをたくさん植えたよ。
虫たちの住処になりますように☆



今年よく聞いた大好きな言葉。




Earthday Everyday!


だよねーーーーー!


ちなみに、音楽関連でもパッションのあるお母さんがいて、今週は、子供たちがミュージシャンと一緒に歌うコンサートがあります。
想う力、行動に移す力、すごい。影響受けるわ!



2017年4月15日土曜日

雪解け

寒かった冬が終わり、ハミングバードが庭を飛び交う今日この頃。

雪が多かったこの冬のレッスンはなかなかなもので、初めて気持ちがずどーんと沈んだりもした。確実に、ビタミンKが足りなかったね笑

春がきて、日が伸びて、おひさまの光が眩しい季節になると、
あの凹んでいた日々はなんだったんだろう?なんて思えてくるから不思議。

おひさまの光と人間の健康が密接に関係していることがわかったことも含めて、
自然界の力ってすごいなあ、生かされているなあって実感しました。

この冬は、裁縫も含めて、内に入る時間が長かったせいで、
知らない内に、人と関わることを恐れるようになってしまっていた。

春になって、ファーマーズマーケットが始まって、
林間学校の施設のお掃除の仕事を始めて(森の中のお掃除だから最高よ!)、
子供の学校のママさんたちとも話す機会が増えて、
ああ、人と関わることでエネルギーいっぱいもらえるんだった!忘れてたあって気づきました。
冬の間に知らず知らずに疑心暗鬼になってしまっていたなあー。

ほーんとに不思議!!

おひさまの光で、止まっていたものが流れ出しました。

きっと自然界のあらゆる場所で、おひさまの恩恵に心躍らせている命があるんだろうな。
人間も、動物も、虫も、植物もみんな一緒だね。


うちの桜もあと数日で満開かな!






2017年3月13日月曜日

お野菜の種、貸し出します。

まだ冬色の濃い今日この頃ですが、今日から夏時間。

まだ雪をかぶっているガーデンに、なかなか鍬を入れる気にはなれないけれど、
クロッカスやチューリップが確実に春の到来を告げてくれてます。

なにはともあれ、季節は夏に向かってる今日、
Squamishで初の試み、”Seedy Sunday"というイベントがあったので行ってきました。

このイベントは、Squamish CAN(Climate Action Network)、といって温暖化を緩和するあらゆるアイディアを街に提供している非営利団体の主催。
うちも世話になっている、コミュニティーガーデンもここが担当してます。






さて、今回のイベントの目玉は、今年から始まった"Seed Library"の案内。
このSeed Libraryに登録すると、各種お野菜の種を無料で"借りる"ことができるようになるというもの。

じゃあどうやって、返却するのかというと、、、

もうおわかりですか?

そう、”借りた種”で野菜を育て、野菜から種を収穫し、返却するのです。
そうすれば、"Library"を利用している人たちは、ずっと無料で、且つサステイナブルに野菜を育て続けられるというわけ。







種が何シーズンか循環すれば、野菜自体もSquamishの気候に馴染んで育てやすくなってくるだろうし、生命が生命らしく、子孫を残し、命を循環させていける。
その営みに、自分の暮らしがマッチしていったら、気持ちいいよなあー。
いやあ、愛だね。愛。

でもまあ、このLibraryが上手に機能するには、利用する人たちの、
愛とパッションと良識にかかっていることはいうまでもなく。

このLibraryがヘルシー且つ長期的に運営できるようにと願いを込めて、
私も、借りたぶんだけ来年お返しできるように、ちゃんとお野菜を育てていきたいなと思ってます。












来週あたりから、準備できるかなー?!

始まります、ガーデンシーズン2017!







 ちなみに、刺されると痛い、アグレッシブなYellow Jacketは受粉に役立っているのかと聞いたら、あんまり役に立ってないとのこと。
せめて受粉に一役買ってくれてたら、刺されたぶんも帳消しにしたいところだけど、、。
まあ、そんな奴らでも愛を持って好きになれるように頑張ろう 笑

2017年3月5日日曜日

whistler 思い出散歩

子供ができ、引越しをし、スノーボードに行く回数が年々減った。
数が減るごとに、”乗れてる”と思うことも減り、臆病になり、正直気持ちも遠ざかっていっていた。

それでも、バインディングのラチェットを閉めて、雪が降ったばかりの斜面に立つと、毎回胸が高鳴る。

正面のバーンをチェックして、両サイドにはまだパウダーは残っているか。
サイドで遊びながらいくか、そのまま降りてスピード感を楽しむか。
ツリーに行ってみようとはもうほとんど思わないけど、それでもツリーの中はありそうかどうか 一応。
それらのことを瞬時に確認する。

今日は、そこにユウジがいた。
一緒に滑るのは7年ぶり。

私は誰かの後ろを追いかけて滑るのが好き。
だから、いろんな人の滑り方をなんとなく覚えている。

今日は、ユウジの後ろを追いかけていて、ああ、そうだった、この人の滑り方はスケーターっぽいんだった。
そうだった。準備運動なしで突っ込む人だった 笑
そうだった、迂闊についていくと後悔することがあるんだった。
そして、今日もやっぱり後悔 笑。

そうやって、10年以上前の色んなことを思い出した。
ここにあんな人や、こんな人がいたなって。
何本もの映画を見てるみたいに、思い出した。

途中で、子連れのニャンコにあった。
子供たちもゲレンデ脇で遊ぶスノーボーダーのママにしっかりついて行って、
bumpでジャンプしたり、すっ転んだり、可愛かった。
時は経ったなあ、という想いと、変わってないなあ。という想い。
奇跡的な偶然で、まだ同じ場所にいて、一緒に滑れること。
嬉しいし、ありがたい。

そして、帰りがけRedを滑っているときだった。
ユウジが、”いつもんとこ通っておりよ。”と言った。

7年も一緒に滑ってないのに、”いつもんとこ”とさらっというユウジもすごいが、
”いつもんとこ”と言われ、ああ、そこか。ってすぐにわかる自分にも驚いた。

Tree fort近く、ちょっかって、そのスピードのまま左サイドでジャンプ、からの落下系の段差、からのアップ系のジャンプと、、ナチュラルヒットが連続しているライン。

私はこのラインで、たくさんの背中を見てきた。
その背中にたくさん感動した。
勇気をもらった。
楽しい!って思った。
仲間ってサイコーだって思った。
スノーボード サイコーだって思った。

もちろん、このラインだけじゃない。
この山のいたるところに、たくさんの”瞬間”が散りばめられていて、
きっかけさえあれば、すぐに思い出すことができる。

20代、大して上手くもないのに、スノーボードに明け暮れた日々。
この歳になって、あのとき何か資格でも取ってれば、、、と思うこともないでもない。
それでも、あのときに出会った人たちや、共有した時間や、感じたこと、

-人は人と対話して、時間を共有して、濃密に関わってこそ、得られる光がある。-

これは、私の人生の大きな大きな財産。


心が迷ったとき、いつも戻ってこれる場所。

Whistler

またいつか、一緒に滑れたらいいね。

2017年2月21日火曜日

お手当の力

太陽がインフルエンザにかかりました。

6日間、39度の熱が続き、咳に、頭痛に、嘆き、涙にに盛りだくさんでした。

基本的に、そのまま様子を見てたんだけど、
途中、高熱とともにひどい頭痛を訴えて泣くので、2回ほど解熱剤をあげました。

でも、解熱剤のせいなのか、しつこいfluのせいなのか、熱は引いてもインフル自体は治らない。

4日目にして、太陽も

”いい加減熱出てるのやになった。”

と言い出したので(そりゃ、言うわな。)、方針を変更。


本人も、自発的に治りたい!という意欲を出してきたので、

"こうなったら、熱を上げてしっかり体にばい菌やっつけてもらおう!
だから太陽も、自分の体にしっかりお願いして、戦ってくれてありがとう!って思おうね。"

と伝え、私も本気でレイキモードに。
頭や体に手を当てて、必要なところに元気なエネルギーが届きますようにーって、
ゆるやかに思いながら、私も気持ちよくなってウトウトしたりして。

レイキをしながら、
熱出てたけど、そういえばしっかりと体をさすってやったり、ずっと頭を撫でてやったりしなかったなあー。
同じベッドに入って横にいるけど、パソコン開いてパチパチやってるだけだったなあ。


あなたにしっかり関心を向けてるよ。

って、心を向けながらお手当するのって、大事なことだよなあ。


そういえば、私も昔、気管支炎にかかった時、たばちゃんに生姜湿布してもらって、
体だけじゃなくて心も張ってたから、暖かいタオルで背中をさすってくれて、
心が緩んで涙出そうだったなあって、その心が何よりの薬だったなあ

って、思い出しました。


そしたら、太陽から

”お母さんが、手で頭さわると頭痛いのすうーってどっか行くんだよ。だから触って。”

とお願いされるようになり、そのうち、スーーッっと寝てしまいました。

そんなことが2、3回あって、7日目にしてインフル脱出しましたー。


息子だけでなく霊気に私も癒されたし、同時にお手当ての力再確認でした。


で、続く2週目は娘が発熱。

よっしゃーRound 2! 母ちゃんあるあるです 笑


2017年1月17日火曜日

森を見て樹を見ず。

少し前までのホリデーモードが嘘のように、通常営業が始まりました2017年!

奇数の年ってなんだかワクワクするのだよね。
しませんか?

今に始まったことでもないんだけど、去年は”消費”し過ぎてしまったなと反省。
ここでいう消費は、お買い物意味ではなくて。

今や、youtubeなどで音楽やら動画やら無限にアクセスできてしまうので、
気に入ったものに深く入り込んだり、味わったりってのが減ってきてませんか?

音楽って、記憶と繋がってますよね。
例えば、ハタチで失恋した時は、椎名林檎ヘビロテだったなあとか。
スノーボードにハマってた時は、ダンスホールレゲエが好きだったなあとか。

だけど最近は、気分で選んで、アーティストの名前も知らず、サラーっと聞いて終わり。
で、ハイ、また違う人ー。
記憶ともさほど繋がらない。
こんなの、No music, No lifeじゃない!と声を大にしていいたい。

もちろん、音楽に限らず、アートや、情報も。
すぐにネットで見れちゃうから、5感を使わなくても、味わった気になっちゃう。
理解した気になっちゃう。

いやいや、違う。これは味わってるのではなくて、消費してるんだよね。

消費、疲れる!!
消費って疲れるんだよー。
選択肢がありすぎるというのは果たして幸せなことかわからない。
たとえ素晴らしいものでも膨大だと、心がすり減る。
知らず知らずに毒まんじゅうを食べさせられてる時もあるし。(訳:消化できない話/情報を食わされるというたとえ)
しかも、厄介なことにaddictiveなんだなあ。

シュタイナー教育では、子供に物質面での選択肢を与えないという考えがあります。

”朝ごはんは、目玉焼きがいい?スクランブルエッグ?オレンジジュース?それとも牛乳?”

”おもちゃは何が欲しい?色は?サイズは?”

この、子どもへの質問攻撃は、子供を不安にさせると言われています。
天使の世界からやってきた小さな子供に、膨大な選択肢を投げかけるって、想像しただけで恐怖と混乱ですよね。
現代の大人も一緒だなと思うんだ。

しかも、自分の周りに素敵なことをしている人がいるのに、その存在には気付かず、
地球の裏側にいる人や、遠くで起きていることに心を向け過ぎて、混乱しているという。

森を見て樹を見ずだなあ。って。
森は樹々によって成り立っているというのに。
私たち一人一人の存在は"樹"だというのに。

近くにいる人、コト、community

誰かが創りあげたアート、音楽、作品

目に留まったことは、大事にして、しっかり味わおう。

そうしたらやがて、樹をみて、森も見る。

そういう風に、なれるかな。



2016年12月24日土曜日

続・思いやりを育てる & Merry Christmas!

こちらは、クリスマスイブを明日に迎え、駆け込みショッピングなのか街がバタバタしています。

こちらのクリスマス、クリスマスキャロルや、手作りクラフトで温かい雰囲気がたっぷりあって大好きです。

と同時に本当に毎年考えさせられる。

物・物・物&チョコレート

現代の子は、与えられることに慣れていて、’物’が彼らの心をどれだけ豊かにし、感謝の心を育てられるかは疑問だよなあ。

まあ、子供に限ったことではなくて、大人同士でもプレゼントのやり取りをするので、こちらのクリスマスは日本のお歳暮文化と似てるかもしれない、と言ったらわかりやすいかな。

なにはともあれ今年もやってきたクリスマスシーズン。
先日、思いやりを育てるという記事を書きましたが、その続きになるような、ちょっと素敵なことがありました。
それは、少し前に太陽の学校であった、'Santa's gift shop"というイベントの時のこと。

このイベントは、学校中の家族から、新古品のおもちゃや、ジュエリー、雑貨などのドネーションを募り、子供が買える値段をつけて、その中から子供達が家族のみんなにギフトを選んで贈るというもの。

だいたいどれも一つ50セントくらいで売られているので、3〜5ドルもあれば家族みんな分のプレゼントが揃います。
いわば、子供達がサンタクロースになって、家族を喜ばせよう!っていうイベント。

与えられることに慣れている子供達にとって、
”自分のお小遣いで家族のためにプレゼントを選ぶ” って
優しくてワクワクする、思いやりの育て方だなあって、心が温かくなりました。

ちなみに、うちの太陽くんも、私とルナと父ちゃん(兼 自分)のプレゼントを、じっくり時間をかけて選んできてくれました。
選んでくれた物もそうだけど、純粋に彼の気持ちや時間が嬉しかったなあ〜〜。

なかでも、ルナが一番喜んでました。

イースターのうさぎのぬいぐるみと、シンデレラの絵本。










太陽くん、私やユウジには絵を書いたり、お手紙くれたりするけど、
妹に、自分が選んだプレゼントをあげることってなかったと思うから。

ルナちゃん早速、季節外れのイースターバニーちゃんと一緒に寝てました。











このイベントも、なんたって親たちの”思いやり”からきていると思うと、思いやりは循環するのだなあと気づきました。

そう思うと、サンタクロースの魔法も、世界中の大人達の ”思いやり” でできている。
この魔法にかかった人が、いつまでも忘れないのは、
もらったおもちゃのことではなくて、”魔法にかかったひと時”なんだよね。
人は、この素敵な思い出を後世にも伝えていきたいって思うから、今も世界中で続いているのだよね。




サンタへのお手紙。
































そうだ、昔、カナダにきたばかりで、クリスマスに予定がなかった時に、
友人のホームステイ先の家族(つまり全く知らない人)がクリスマスディナーに呼んでくれたことがあったな。

なに食べたかは忘れたけど、”クリスマスに異国で一人で過ごすなんてダメよ!”っていうその気持ちが何より嬉しかったな。

結論。本来、クリスマスは思いやりの日なんだわ。

クリスマス、皆さんも心温かい、マジカルな一日をすごしてくださいね!

Merry Christmas to you!





スーパーにあった大きめのツリーを買ったら
予想以上の大きさでした。。。家狭いのに。




過去記事で人気のサンタクロースのプレゼント と simplify christmas もよかったらお読みください。
人気があるってことは、共感してくださる人が多いということなのでしょう。