2011年12月31日土曜日

2011年 みどりのひみつ

��011年 わたしのまわりで(自分も含めて)新しい命がたくさん誕生した年でした。
そして、まわりの人の生き方をみていて、自分もたくさん学んだ年でした。

自分のことではないのに、やきもきしたりして。
わたしがやきもきしようがしまいが、人はみな、その時、その人の人生を生きている。
わたしができることは、見守ることぐらいなんだな。
そして、”見守る”ってかなり深い。
揺れる。飲み込む。そして伝える。無力を知る。

”見守る”って大人の入り口 なんだな。無関心の裏っかわ。
これに気づいたこと、かなりの収穫です。

数年前のこのブログを読み返してみて、たった3年のあいだに、わたしはモノゴトの感じ方ががらりと変わったなと思った。
”みどり”の中に、パッと見、”黄色”と”青”を見つけられないみたいに、3、4年前のわたしと出会った人は、今のわたしは昔と違うと思うだろうな。
わたしが”みどり”だとしたら、黄色と青でできていること、わたしですら忘れてた。

黄色のわたし。
弱かったり、逃げたり、迷ったり、フラフラフワフワしてて、感受性が強かった

青のわたし。 
チャレンジしたがりで、自然界と書くことが大好きで、内側の世界にどっぷり浸かってて、外の世の中が嫌いで。

最近は そのどれも減った。
ふたつの色が混じり合っても、1+1=2じゃないのだ。
それどころか、みどりは、青と黄色を感じさせないんだから。
かすかな面影だけを残して。

まじりあってみて思ったけれど、意外と外の世の中は悪くない。

おもしろいね。

わたしは絵は描けないけど、こうやって、こころのなかで、キャンバスに色を重ねていく作業、好きだな。
人生のライフワークだ。

そんなことを考えてたら、ひざかっくんされたみたいに、体の力がガックンって抜けた。
あちゃー。かなり、力んでたわ。
ひざかっくんされても、倒れないくらい力んでたかも。
無駄にふんばってたな。ははは。

��012年、わたしはどんな色を生み出すのでしょうか。
ふふふ。お楽しみに。

来年もどうぞよろしく。

2011年12月28日水曜日

教えるよりも得ていくもの ~音の楽しみ~

最近音楽づいてます。

わたしは3歳くらいから10年ほどピアノを習っていました。
はじめは”母に習いにいかされた”習い事でしたが、気がつくととても好きになっていました。

いい先生に出会えたことも幸運でした。
決して上手とはいえないけど、先生のおかげで音を奏でる楽しみはしっかり体に染み込んでいます。
先生元気かな~~?

スコーミッシュはウィスラーとは違って山タウンではないので、いろんな人がやってきます。
今年はギターやジャンベとか音楽好きな人が集まり、その後もバイオリンの先生に出会ったりと、楽器やリズムの話をする機会がバシバシやってきました。

曲やアーティストではなくて、音楽そのものの話をしていると楽しい。
まるで、ずっと開けてなかった、大好きなオルゴールのフタを開けた気分。
頭の中でメロディーが流れ出す。メロディーは風の様に掴めない。
でもわたしの中に確実に存在して、穏やかに、時に激しく、いい気持ちにさせてくれる。

このブログでは、もはやおなじみ、わたくしのパートナーのゆうじくんですが、彼は、音楽をやったことがありません。
そんな彼と、一緒にギターやウクレレをはじめました。
しかし、彼はどうやら”拍”とか”リズムのタイミング”の感覚を得るのが難しいみたい。
わたしもがんばって説明するのですが、感覚で得たことを口で説明するのは難しい。
なんていうか、日本語を教える難しさ に似てます。

その時 身を以て感じたのです。
音楽は小さい時から親しんだ方が絶対いい!
体に刻まれたリズムは決してなくならないから。
和音とか共鳴とか肌と脳みそに響く感覚も好き。
音楽は、言葉も国籍も関係ないので、すぐ繋がれるコミュニケーションにもなるところも好き。

習わせなくても、家の中に本物の楽器があるだけでも違うだろうな。
知能教育とか全然興味ないけれど、”芸術”の分野はなるべく体験させたいな。
うまい下手は別にして、その中に純粋な楽しみをみつけてくれたらいいなと思うのです。

うちの大家さんは陶芸のアーティストで、娘の1人はハーフパイプのゴールドメダリスト、もう1人はミュージシャンです。
形は違えども、芸術家一家です。
やっぱり家庭環境なのかな~?と思わずにはいられません。

これも経験からですが、家の中の楽器のチューニングあわせておくことも大切です。
わたしは調律してないピアノで育ってしまったため、音感がイマイチです 笑

2011年12月22日木曜日

年に一度あるかないか。クリスマス並みのイベント

おととい夜中にトイレに行き、ついでに風邪でのどが痛かったので水を飲んだ。

このなんでもない動作で、最後のトリガーを引いてしまった。

ふとんにはいると寒い。
まあ、水飲んじゃったしな~ 冷えるな。

と思っていたら、全身がガタガタ震えだした。

こ、これは、、、いや、まさか。

としばらく無視していたのだけど、震えがどんどん酷くなり、ついには歯の根までカチカチ言いはじめた。間違いない。キテル!

寒い寒い寒い~~

熱が出る合図なのはわかってる。
もう、早く着火しちゃって、私の体さん!!

と体さんにお願いしてみるも、すってもすってもなかなか着かないマッチみたいに、ひとつひとつの筋肉をブルブル震わせて摩擦熱で体温を上げようとする。
なんて原始的!!
そして、ライターってなんて便利!!

夜中のいい時間なのでためらったけど、ゆうじを起こして、あったか枕と、寒気にはまさにコレ!というレメディーを取ってきてもらった。

そのレメディー、ジェルセミウムを一粒飲むと、これがほんとに不思議なことに、ガタガタガタという震えが、小さな粒子になって全身に散っていった。震えがしびれにかわった。

そしてようやく発熱。
アタマがゆでだこになるも、とりえあず寒気から解放される。
よかった~。

そのまま朝を迎え、日光で文字が読めるくらいになったところで体温を測ってみた。
「わたしおおげさだからな。37.8度くらいかなー」なんて謙虚に見積もったところ38.7度だった。
そりゃあそうだ 足下がふらつくし、熱いのに体がゾクゾクする。

その時、朝7時。
問題なのは、ゆうじが9時~4時まで仕事なのだ。

疑問:この熱で、スーバー元気BOY(2歳)と乳飲み子の面倒をどうやってみるの???

とっさにでた言葉は 「置いてかないでぇぇ~」だった。
ゆうじの答えは 「気合いだ!」だった。。。

そ、そんなぁ~~。
年に一度あるかないかのこの一大イベントを1人で味わうなんてムリムリムリ!
こんな時、世のお母様方は 気合いで乗り切っているのでしょうか?
そういう人もたくさんいるんだろうなあ。
わたしと違って「熱でちゃって大変でした」程度にまとめれちゃうんだもんな。
本当に尊敬します。

結局、ゆうじさんが近所に住むしほちゃんを呼んでくれて、しほちゃんが太陽と遊んでくれたおかげでなんとか休むことができ、2時頃には37.8度まで下がりました。
しほちゃんがいなかったら、、、と思うと恐ろしいし、家族のような友人に囲まれて生活できていることに改めて、そして心から感謝しました。
わたしの周りのみなさん、いつもありがとう。

風邪もひきたくないし、熱はだしたくないけど、幼児2人もいるとそうもいかないものなんだなあ。
今回の風邪の発端は太陽。そういえば、彼も39度出してました。
子供がもらってくる風邪に対しては徐々に免疫が強くなってくると聞くので、免疫が強くなるまで母ちゃんもがんばります。

喉からはじまって今は咳をひきづっていて、これは”しゃべらなくてもよい”というメッセージなんだなと自分の内側を観察していたら、書きたいことがいくつか思い浮かびました。
たくさんまどろんだから夢もたくさんみました。
今度はもう少しメッセージのある記事をアップします 笑

これから忙しくも楽しい2週間です。体調崩しちゃもったいないですね。
健康の秘訣は”頭寒足熱”。その逆がまさに、熱をだしてる状態だと身を以て体験しました。

風邪にはお気をつけくださいね。
ひいてしまったときは、”体を休めなさい”というメッセージだと思ってゆっくりするべし!

2011年12月18日日曜日

育児書にはない育児 ~母ちゃん Throws a FIT!!~

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”Finnは桃が大好き。いつもは。でも今日のFinnはなにもかも嫌いみたい。。。”

David Eliiott & Timothy B Ering " Finn throws a Fit!" より

こんなとき、育児書にはこう書いてある
”怒ったりせず、やさしくなだめるように話しかけてあげましょう。なるべく受け止めてあげましょう”

いつも思う

そんなこと、とっくに試してる。
でも要求ばかり増えてくる。聞いてあげるべき?しかるべき?
ルナもシンクロクライングしはじめて大合唱。
耳がきぃーーーん ってする。

ゆうじは仕事が忙しくて休みがない。
わたしの余裕もどんどんなくなってくる。
あっぷあっぷ 溺れそう!!
おちつけ、おちつけ、なんとかひと呼吸。ふうぅ~~。

でも、、、今日は、、、ついに、、、、

わたしがFinnになってしまった!

でもでも、寝顔をみてるとおもう。
”怒ってごめんね。。。これも今だけ。
 母ちゃんも一緒に成長だね。いい夢みてるといいな。”

2011年12月11日日曜日

大きさよりも深みを

��2月です。

ひとつ年を重ねました。
��年連続、今年も快晴でした。

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よく”人に迷惑をかけないように”なんていう言葉があるけれど、人に迷惑をかけない人生なんてない。

と、フト思っています。

振り返ってみたら、20代は奥にある気持ちに気づけず、人の好意を無駄にしたこともあるし、その逆に甘えすぎたこともある。なんといっても、受け入れたり、受け止めるのがへたくそで。
自分のこと、世の中のこと、わかっているようなつもりでいたけど、全然浅かったな。

でもでも、経験は財産

なにごとも 結果オーライ 笑って過ごせるように
年とともに、頑固さではなくて、謙虚さを足せる様に(テーマだわっ)
だけれども、大切なことを伝える勇気を持って

経験がわたしを、まあるくしていきますように。

そのためにもちょっとぐらいボケてるほうが調子いい。
わたしちょっと見すぎてしまうので、たまには見てみぬフリをする柔軟性も持てたらなおよし。

矛盾だらけで、不完全なのが人間だ。
産まれたてはピッカピカだけど使っていくうちに曇ったりもするし、ひびはいったりもする。
だからこそ愛おしくもあり、個性がうまれるとも言える。
この不完全さをら~~ぶで埋められますように。

なんでしょう この日記は。
誕生日の抱負ということになるんでしょうか。

みなさまとの出会いに感謝して。
ことしも、永遠の28歳のはじまりです。

��そういえば、28は人にとってサターンリターンだから、気づきの多い試練の年齢なんだよなー。
毎年サターンリターン。あえて、そういう気持ちで参りましょうか。)

こちらのブログもひきつづき宜しくお願いします!!

ちっちゃくてもでっかい愛

るな 3ヶ月になりました。

��人目は泣きっぱなしで放っておかれたり、抱っこまでの時間がかかったり、写真が少なかったりとかわいそうなところはあるけれど、そのかわりたくさん”愛されてる”気がする。

日々忙しさに追われているけれど、
わたしもゆうじも、2人目の余裕がでてきたので、
るなの表情や、肌の弾力や、重み、温もりなんかをじっくり受け止めることができるようになったかな。
赤ちゃんって、こんなに癒されるんだなあ~ って新鮮です。
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そして、るなは、太陽からもいっぱい愛されてます。

るなが泣いてると、”るな、たいようがいるから だいじょぶ だよ”
って手を握ってあげているの。
オーマイゴット!小さい王子にドキュンです~

それで、駆けっていってハグしてたりするし、お友達がるなのおもちゃで遊んでると、”それ、るなの!ダメ!”って守ろうとする。夜もるなと一緒に寝たがります。

タイヨウマンは今のところ、赤ちゃん返りとか、嫉妬とかそういうのは全くありません。
ただ、わたしにべったりになったかな~。
��母は、”ママじゃなきゃいや!”ブーム+2歳児反抗期+ゆうじ休み無し のため壊れかけてます。この話はまた今度)

わたしはひとりっこだからそんな2人の関係がとても新鮮で、そしてまた、兄妹がほしかったから憧れてきた光景でした。
親の私たちが太陽やるなに抱く愛情は当然自然なものだけれど、
あんなに小さい太陽にも自分以外の人への”愛情”が自然に宿っているってことに感動しました。

るなはどうなのかなあ~~。
太陽のことわかってるのかな?
おーい、るなさん 愛されてるぜ~~~!

親の心子知らずというけど、兄妹も一緒かもしれませんね。
周りみてると下の子の方がのんびり屋で自由きままな感じがする。
それも、上の子達から目をかけられてる安心感みたいなものがあるのかな。
大きくなったらそれぞれなんでしょうけれど。

将来どんな兄妹になるのかわからないけれど この貴重な時期を毎日みれるってことは幸せなことだなあ~ とフト思う日々です。(毎日てんてこまいで大変だけど!)

2011年11月21日月曜日

大人の節目

あっというまに冬になりました。
底冷えする寒さです。気温もマイナスいったかな。
今日はウィスラーにいきました。
青空と雪山のコントラストがまぶしすぎて目が開けられなかった。

秋から冬に季節がうつろう一瞬のあいだに、わたしの中で大きな変化がありました。

父が亡くなりました。
お酒が原因でした。

父とはいろいろありまして。
最初の危篤の知らせが入った6年前、”もう会うことはありません”という手紙を書きました。
気がついてみれば最後に会ってから10年以上たってました。

死んだ者は、残った者に目に見えないメッセージを遺していく。

わたしのなかで忘れかけていた様々な想いがよみがえり、悶々としています。

”モヤモヤを抱えられるのは大人だからできること” 


これは私の人生の”節目”のひとつなのでしょう。
私にしかわからず、私が乗り越えていくしかない。
人生には時折そういうことがありますね。

こんな時は、今日のような空の青さや、シャッキリした寒さがことさら心に染みます。
まぶしくて閉じたまぶたの裏にも、青や光の残像が残る。

わたしの身近にいるみなさん、もしかして、フトしたときに、わたしは心のうちをつぶやきたくなるかもしれません。
そんなときは、どうかそっとあなたの時間と耳をお貸しください。

しんみりした日記でごめんなさいね~。
でもね、普段はいつもどおりとても元気です!

2011年11月13日日曜日

Nanny State

��011年11月11日
午前0時をまわったころ、わたしは足りない頭で慣れない事を、不慣れな英語でがんばって消化し、伝えようと奮闘していた。

TPPの参加の是非を皮切りに、「フリートレードとは」「資本主義と民主主義」「Occupy activity」「良い意味での競争」「良い意味でのトレード社会」と話がどんどん広がっていった。

その中で、カナディアンの友人の言葉が耳に残った。

「今の世の中はNanny Stateなんだ。」

Nannyとは、乳母さんという意味。
「Nanny State」とはつまり、乳母さんになんでもやってもらうように、「人々が政府に依存しすぎている状態であり、また政府も過保護になりすぎている」ということらしい。

彼の考えを要約すると、「政府」という機関は「生産」するところではなく、人々が生み出したお金を集めて、それをゆくべきところへ分配していく役割にすぎない。
産み出す能力がないのに人々は政府に守ってもらおうという意識が強すぎ、また政府も介入しすぎるから物事がスムースに進まず、介入があることで無用な規則が増え、”自由な活動”が妨げられ、物価の上昇がおこり、また”自由貿易”という名のもとで”パワートレード”が行われる原因をつくっている。

というようなことだった。(と思う)

わたしは、「Nanny State」と聞いて、どっちかというと依存してる人の在り方の方をイメージした。
無関心でいたのに、困ったらなんとかしてよっ!て、依存して文句が多くなってたような気がする。
依存がすぎると文句と愚痴が多くなって、結局その文句はそのまま自分に戻ってくることになる。

最近の日本みていて、メディアや国に頼ってないで自立、自律して、自分を信じなきゃって思った。
自分を信じるってのは、裏を返せば誰のせいにもできない。
容易じゃないけど、そっちの方が楽だな。これは、”楽しい”の”楽”
そのために勉強したり知恵をつけたり 努力がいるけど。

わたしの行き着く先は、自給自足とまではいかなくとも、でっかいものにがっつり寄りかかってないで、2本の足でしっかり大地を踏みしめる。(そのためにヨガやってるんだな、きっと。)
大きなものに頼らずともある程度生きていけるような暮らし。
究極は、誰かのせいにしない。そんなところ目指していきたい。

自立といっても、なんでも一人でやるってことではなく(それは下手するとエゴになる)、むしろ身近な人たちと協力しあって生きていく ってことが必要不可欠なんだと思った。

それはつまり、コミュニティーであり、昔のライフスタイルってことなのかな。
そこに高い意識をもって今の世の良さを融合していったらいいものができると思うのだけど。

もちろん、それでも困ったら助けてね、税金払ってるからさ よろしく!とは思ってるけど。

Nanny State な看板
政府じゃないけど、本の後ろによく「紙で手を切る事がありますのでご注意ください」なんて書いてありますね。んなこといちいち言わなくてもいいよー!

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2011年11月9日水曜日

2歳語

��歳児の言葉っておもしろい。

「こぼし」 → とうもろこし
「じょん」 → ズボン
「めかけ」 → めがね
「おきがけ」→ おきがえ
「くつる」 → つくる

前に、こっちはチンプンカンプンなのに子供の言ってることを理解してるお母さんを見てて、すごいなあって思ったけど、わたしの番がいよいよ来ました。
不思議とわたしは理解できるもんですね。

最近生み出された 高レベルな2歳語は

「さくるむ」

「さくるむ 食べる!」ってかなりしつこいです。

さあ、これ何のことかわかりますか?
’食べる’、”かなりしつこい”ってのがヒントです。(いや、わたし以外、絶対わからないだろうな。。。)

そう、「さくるむ」とは、「アイスクリーム」のことです。
アイスクリームから派生して、アイサクルム、それも一語としては長いのでサクルムで落ち着きました。原型とどめずカスタマイズされてます。

そして最近、困ったことに、自分のことを「あたす」と言います。
「あたすも食べる!」とか「あたすも行く!」と。。。

これはどうやら私の母のまねをしてるみたいです。


嘘もつくようになって、
お風呂で、「さあ、太陽の体洗おっか。」と言うと、
「もう洗った。」と悪びれもなく言います。

オモシロイぞ 2歳児!!

2011年11月5日土曜日

身の回りのサステイナブルな選択 例えば銀行から

太陽くん、来年3歳になります。
��歳からはPreschool(3-4歳むけの幼稚園)が始まります。

今は、週1回 Waldorf Schoolの親子クラスに通ってます。
先生やクラスにも満足しているので、このままPreschoolもWaldorfでいいかなーと思ってました。
が、”サステイナブル(持続可能な暮らし)”や”自然のサイクル”を重視しているPreschoolがあるらしい~。
ということで、見学にいってきました。

感想は、、、

かなり良かった!
Waldorf Schoolにするかどうしようか真剣に悩むなあ~~。

内装が素晴らしいとかそういうのではないけど、素朴でアットホームでなんだかほっとする雰囲気のなかに、リサイクルとか、リユーズとか、生ゴミが堆肥になる様とか、そういうことを取り入れていました。
おもちゃは もちろん木製。
これは、長く使えて、修理できて、また不要になっても土に還れるから。
お庭には滑り台やブランコはないけど、落ち葉や、樹や、ガーデンで遊ぼうよ!っていう感じだった。

先生は、ちょっとぽっちゃりしたやさしい感じの方で、いつもお世話になっている友人の同僚だったこともあり話も弾みました。

こっちのPreschoolの方が普段の自分たちの暮らしに近いかなあ~。
Waldorfの哲学も好きなので もう少し悩んでみます。

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もうひとつ、サステイナブルなチョイスを。

子供用の銀行口座を開くため、銀行のリサーチもしてました。
あれこれリサーチした結果、Vancity(バンクーバー市が運営している)という信用金庫にしました。
この銀行は、環境やコミュニティへのサポートに力を入れています。
あちこちで評判が良く、また社員への待遇もよいのでなかなかポジションが空かないそうです。
信用金庫なので、ミニマム$5のシェアを払わないといけませんが、毎年利益の一部をメンバーに還元してくれます。(5ドルじゃいくらにもなりませんが。。。)

お金はわかりやすいエネルギーなんで、投資(日頃の買い物も含めて)する人が多い流れに世の中も動いていくもんだと私は思ってます。
だから、預けているお金を地域や環境に運用するならわたしもその流れに賛成。ってことで決めました。
��RRSPではじめて投資信託を買った時に、運用されるならカナダの自然エネルギーとかRenewnable resources系がいいなと思って調べてみたけど、そんなにないんですよねー。意外と。そういう世の中の流れなんでしょうか。。。)

ちなみに、Squamishでは、”Squamish Savings"がVancityの支店になります。
こんなコミュニティープロジェクトを支援しています。
口座維持費も安いしね!

わたしの暮らしが”サステイナブル”か?
と聞かれると、胸をもって”ハイ!”とはまだまだ言えないけど、”サステイナブルな暮らし”は、もうMUSTな道ですよね。
そして、実践と勉強が必要なことも実感してます。

そうそう、ついにピリカレ洗剤を手に入れました。こちらもかなり気に入ってます。

これからも、そういうチョイスをしていきまーーす!

No title

空の青に灰色がまじりだした。
ああ、冬だ冬だ。

家から300mほど走って右に曲がる。 
視界が一段と広くなり、目の前にタンタラス山脈が飛び込んでくる。

春の空、夏の空、秋の空 
晴れの日、雨の日、曇りの日

今日の山はどんな顔をみせてくるのかな?

この瞬間が好き。

雪はもうすぐそこ。
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秋の熟成された温もりのある空はまもなく、許されたものしか近づけない厳しく神聖な領域にかわる。
夕暮れどきは、山の白が空に反射して、空が群青色とピンクのグラデーションを創る。
その空を想い描く時、冷たいほっぺたや指先の感覚も蘇ってくる。

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はあー寒くなったー。
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おととい完成した毛糸のスリッパ。
今年はどうにか間に合ったよ。
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お気に入りの毛糸屋さんにも、わたしの好きなアーティストの毛糸が届いた。
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長い冬の、はじまり はじまり。
冬の寒さにはまず、心を暖めてまいりましょう。

2011年11月1日火曜日

こんにちはルナです  

出産のブログ以来、影を潜めていたルナですが、あれよあれよというまに2ヶ月が経ってしまいました。
��ほんとはひらがなで「るな」ですが文章のなかに紛れてしまうのでブログ上は「ルナ」にしてます)
��人目って はやいーーー!

さてさて ルナちゃん 
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いやーかわいいですねー かわいくないですか?
昼間は太陽に追われてルナをじっくり観る暇がないので、太陽が寝たあとからがルナタイム。
赤ちゃんってこんなにかわいかったかなあ~ と親ばかに耽る秋の夜長です。
わたしにも余裕がでてきてこういう風に思えるんだろうな。

太陽とは仲良しです。
太陽のママモードが加熱したくらいで、あとはたまーにヤキモチやくけど
寝るときも、どこか行くときはルナも一緒じゃないといや。
たまにヤだけど、いつもは好き。そんな関係みたいです。

えっとー これが最近のルナちゃん。
一応断っておきますが上の写真と同一人物ですよ。

るな



続きましてこちらも。

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赤ちゃんの成長は日増しです。。。

こんな写真open publicの場に乗せちゃって、数年後には怒られるんだろうなあ。。。

2011年10月28日金曜日

ばあちゃんの休日 ~海辺のコテージ 編~

母が日本から来ていました。

サンシャインコーストへショートトリップを予定していたものの、天気予報はずっと雨。

母サチコ、自称「晴れ女」というだけある。
予報ははずれ、晴れ(ときどき曇り)のなか2泊3日の旅がはじまった。

いつもはキャンプばかりのわたしたちだけど、今回は海辺のコテージに泊まった。
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朝も昼も夜も、波の音が響く外のジャグジーに体を沈め、

年に一度、街のアーティスト達のスタジオを訪ねられるART CRAWLがたまたまやっていて、母とスタジオ巡りをしたり、

そのあいだゆうじは、卵とサーモンをスモーク。
コテージの前の海で釣り糸をたらすと見事にロックフィッシュがつれた。
おいしかった~!

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和太鼓を長いこと習っている母と一緒にジャンベでセッションしたり、ギターを弾いたり、、、。
ばあちゃん、なかなか会えない孫といっぱい遊んだよ~。

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太陽とるなは、ばあちゃんやじいちゃんを知らずに育ってしまう。
じいちゃんばあちゃんもまた、孫の一番かわいいときをそばで見ることができない。

わたしはおばあちゃん子だったから、じーちゃんばあちゃんの良さを子供達に伝えられないのは残念。
距離が離れているけど、お互い「会いたい」気持ちを熟成させて、心は近くにいれればいいな。

次は 「森」編をアップしまーす。

ばあちゃんの休日 ~森 松茸採り 編~

��0月にしてはめずらしく天気のいい日が続き、(晴れ女パワーかな?!)最終日まで雨にあたることはほとんどなかった。

帰国の前日、森に松茸探しにでかけました。

折り込みチラシに「松茸(カナダ産)」とあるように、ここBCでも松茸わんさか採れます。
ただこちらでは、松茸はマイナーきのこな方で、食べたがるのは中国人と日本人くらい。
こちらの人は、シャントレールだとか、ロブスターマッシュルームだとかそういうのを狙っている。
キノコをたくさん採って、スーパーやレストランに売りにくる人もいて、松茸の買い取り値は1kgあたり2000円くらいらしい。日本の高級食材のイメージ程高くないですね。

しかし、私は「松茸アレルギー」なことが判明。
よって、松茸採りと聞いてもあまり心躍らないのだけど、せっかく母も来ているしということで森にでかけました。

今年はキノコが遅いとか、少ないとかで、キノコ自体があまりいない。
松茸さんも例外ではなく。
太陽くんは、父ちゃんの背中から「キノコキノコ!」と教えてくれるんだけど、どれも松茸ではない。

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それより、森が気持ちいい。
木漏れ日が注ぐ、ピリっ、シャキッとした秋の森。
下向いて歩いてばっかじゃもったいない。

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BCの森は屋久島に雰囲気が似ているなあと思うときがある。
ここもレインフォレストで樹がよく育つ。

松茸には出会えなかったけど、いい森歩きだったね~

って車に戻ろうと歩いていた時、なぜかみんなから少し離れて歩きたくなり、なんとなくキノコ(松茸じゃない)と目があった。
そっちに引き寄せられる様に歩いていたら、「あれ、これって、、、。」
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松茸じゃん!!

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松茸はたいてい1つ見つけたら周りに何個か潜んでいる。
今回の松茸さんも家族づれ~。3個収穫しました。

松茸がダメなわたしが見つけてしまうのも、これマーフィーの法則ですね。
これからは日本のキノコ気まずい感じなんで(放射能をたくさん吸い取ってくれることには感謝)、松茸はカナダ産をどうぞ。

母の職場の同僚の娘ちゃん(母と娘ちゃんは顔見知り)がトロントから遊びにきていて、
その2人が縁でスコーミッシュに来ることになったクライマーのノリ君という「不思議な縁繋がり」で松茸をかこんでディナーしました。

その2日後の今日、気温が急にさがり、寒い雨が降っている。
ウィスラーでは雪がふったみたい。
雪が降って霜が降りるとキノコ採りは難しくなる。

短い秋が終わって、冬がスグそこに来ている。

短い秋、「海と森」両方をばあちゃんと楽しめてよかった。

さて、気持ち入れ替えて冬支度しよ。
今度こそルナの日記をアップします。

2011年10月16日日曜日

改めて「グラウンディング」を & Ordinary Garden 2011のお知らせ

食べる物へのこだわりがなくなり

なにをチョイスするか、という信念の輪郭がぼやけた。

森へいくよりも、ウォールマートに足を運ぶ回数の方が増えて、子供を追いかけて、折り込みチラシを見比べ、家計のやりくりに奮闘していくうちに目に見えないものへの信頼が少しずつ薄れていく。

そのモンモンとした違和感も、いつしか日々の雑事のなかに溶けていった。
考えるよりも、感じるよりも、目の前のことをこなす ことが多い日々。

だけど、昨日フワッと急に思い出した。

食べ物と命の繋がりのことや

「ひかり」と「やみ」のこと

気楽でいること

地球とつながるってどういうことなのか

というのも、今、地球上のあちこちで地震が起きている。
やっぱり思う。ここでもし万が一のことがあったらって。

一番先に思うのは、子供達のこと。
彼らの寝顔をみていると、2人の手だけは何があっても離すまいと。
万が一のときに大事になることってなんだろう?
結構、役にたたないことで溢れてる。
そして、どんなことがあっても不変なものってのがある。
それこそ、今 大事にすべきことなんじゃないかな?

だからこそ、モノゴトやニュースにtoo muchに神経質になるんじゃなくて、
だからこそ、今を大切に、明るくいこうや。自分が光っていこう。

森や自然と繋がっているっていう意識が強くなると、心がどんどん安定する。
それは、食に繋がり、チョイスに繋がり、そしてじぶんの、まわりの灯りとなる。
なにがきても大丈夫。そして、そうならないように守ろう。って自然と思う。

グラウンディング
丹田から下に下に伸びていく根っこがあって、それが地球とガッチリ繋がっているってイメージする。
呼吸にあわせて、手放したい想いを解放して、地球のエネルギーを吸い上げる。
もう何年もやってるけど、これいいですよ~。

”信念”って、何度も揺らぎ、疑い、試され、改めて確信し、ブレがなくなって強くなっていくものなんだなあ~って思う。
今は、「試されて、改めて確信」してるところなんだなあ きっと。

こんな風に考えるのも 「秋」のギフトだろうか~。
こちらはすっかり秋 というか、冬のはじまりです。
昼間はおひさまがまぶしくて気持よかった~。
ただいまこちらは夜ですが気温4度。もう吐く息も白い。

今度は、ルナちゃんの近況でもアップしますね~。
いつも見てくれてありがとうございます。なにげにアクセスが増えてて嬉しいです!
ではまた。

☆お知らせ☆

ピースフルなイベントのお知らせです!!

��1月5日に長野菅平にて、わたしのお友達数名で合同主催の、「Ordinary Garden 2011」があります。
このイベントに繋がった、Wu-night(Whistler unite-night)というイベントのオーガナイズを4年前にやらしてもらって、人のエネルギーってすごい!って実感しました。Wu-nightでアーティストとして参加した人たちがまた再度結成!
しかもお泊まりでゆっくりのんびりと 充実した日になること間違いなしです。

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震災から半年、今まで通り不自由のない便利な生活の中では実感しにくい原発や放射能汚染の問題。山で遊び、山で生きる人達の感じる環境問題。エネルギー問題や何かおかしい世の中の仕組み。
気軽に集まれる僕たちのごく普通の庭Ordinary Garden。ごく普通の僕たちが普段の生活から見る社会の矛盾やおかしなこと、正すべきことを各々の目線で楽しくもまじめに語り、話し合い、意識や興味を広げる場を作りたい。子供達の明るい未来のために、大きなことはできなくても、まずは一歩を踏み出しましょう。
展示やSHOPだけではなく、ディスカッションやトークショー、音楽LIVE、ワークショップなどを計画中です。おいしく安全なフードとドリンク出店もございます。

http://ladeclothing.com/OrdinaryGarden2011/top

2011年10月4日火曜日

busy mind

ご無沙汰してます。
こんなにブログ書かなかったのはじめてかもしれません。
なかなかPCを開く暇がありませんでした。

気づいたら10月。
長雨が続いた後のつかのまの青空。
空の青だけではなく、真っ白にコロモガエしたお山に気持ちがピリリとしましたよ。
冬が近づいています。

産後1ヶ月がたち、暇をみつけてyogaにいきはじめました。

「ようやく自分の時間が持てた~」と静かな時間を求めていったのだけど、ヨガをしている間中、頭も心もしゃべるしゃべる。

せっかくの時間だから頭をからっぽにして体を労ろうと思うのに、思いとは裏腹に

「あ、◯◯さんにメールしてないな。」
「ユウジくん、ルナのおむつ替えたかな?太陽ちゃんと寝れたかな?」
「あしたの予定は~、、、」
「帰ったら◯◯とXXはやらなくちゃな」
「ーーーーある日のできごと回想中ーーーー」
「ーーーーーその2 回想中ーーーーー」
「体型もとに戻るかなー 体かったーい」

と、頭フル回転。

まるで、動かしすぎたPCみたいー。
熱くなってファンもまわっちゃって、もう自分ではどうやって止めていいのかわからない。

ヨガの終わりの最後のシャバアスナで、ようやく自分が「BUSY MIND」であることに気がついた。
体中から、汗ではなくて「情報」が吹き出してる。

そんな自分をまず受け止めようと思った。

そうかそうか~ って。

体中、スティッキーズ貼っちゃったみたいだ。
いっこも忘れまいと変に緊張しちゃってる。

もし、このスティッキーズぜんぶはがせたら、深くて穏やかなところにいけそうだ。
よかった 気づいて。
そのうち黄色い紙に、口や鼻を塞がれて呼吸できなくなっちゃうところだった。

ふうううう~~~~

どれだけかかるかわからないけど、とりあえず心がしゃべるだけしゃべらせて、自然に黙る時まで見守ってみようかな。

次のヨガの時間が楽しみだな。
じぶんとむきあう。
やっぱ好きだな。こういう時間。

2011年9月5日月曜日

妊娠最後の日

��月29日

なかなか眠れなかった。
せなかがゾワゾワーってして、体中がむずむずする。

ちょっと前にカイロの先生に、「骨盤の準備はできてるわ。でもホルモンがまだ十分におりてきてないわね。この2-3日に陣痛がくることはないと思うわ」と言われていた。

あれから1週間がたった。
このむずむずの正体は、ホルモンだ。そう直感した。

もうすぐなのかな、、、。

寝不足のまま迎えた朝は、「初秋」を感じる青空で、とても気持ちがよかった。

午前中に検診を受けて、ゆうじが仕事に行ってから、太陽と森に長めの散歩にいった。
森の散歩道は、バイクトレイルなこともあって、根っこがボコボコでているし道は細いし、ベビーカーで進むにはなかなかタフだった。しかも太陽は歩いてくれない。
「これじゃー急に陣痛はじまってもおかしくないわなー」なんて思いながら、ベビーカーごと抱えて急な坂道を上った。もしかしたら、これが効いたかな?なんて今は思ったりする。

しばらくベビーカーをおしたあと、太陽と手を繋いで、ブラックベリーがなりはじめた森をあるいた。
森を抜けたあと、いつもの3倍くらい公園で太陽と遊んだ。

妊婦だから っていってここんとこずーっとしっかり遊んでやってなかったな。
今日が最後かもしれないから、いっぱい遊んであげよう。
不思議とそんな気持ちになった。

その日一日、太陽はわたしにとても優しかった。
わたしも太陽に優しくいれた。

太陽が寝てから、妙に気になって、請求書をかたっぱしからやっつけたり、産後手伝いにきてくれる友達のためにメモをつくったり、家計簿を整理したり、、、そんなことを夜中までやっていた。
今思えば、あれは「予兆」だったんだな。

そのあいまに、おなかの赤ちゃんとゆっくり向き合う時間ももてた。
��人目とあって、赤ちゃんに話しかけたりすることがあるようでなかった。
グラウンディングして、瞑想して、おなかの赤ちゃんのことを思った。
すると、とても素敵な気づきがわたしのなかにやってきた。

お産とは、地球の未来を紡ぐ希望の星を産み出すこと
自分には何も取り柄がないと思っていたけど、わたしは2つの希望を産み出すことができる。
それを わたしの誇りにしよう。

赤ちゃんは暗くて細い産道をひとりでおりてくる。
暗闇の先の光にむかって。
赤ちゃんがむかうさきは光の世界。
わたしたちは、光の出口であなたを待ち受けているよ。
太陽がつくった道筋に沿って、ゆっくりおりてくればいいからね。

みんなであなたのことを待っているよ。
わたしたちがいる場所が、光にあふれていることを思い出させてくれてありがとう。

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その日の深夜、まさかの陣痛がはじまった。

No title

��月30日

夜中の3時にお腹の痛みで目が覚めた。
測ると15分感覚で波がやってきている。
「あ、この痛み知ってる。陣痛だ」すぐにそう思ったけれど、まだ38週だし前駆陣痛だろうと思った。

でも、万が一に備えて、真夜中だったけどお産のための最終準備をはじめた。
「手伝うよ」というゆうじを断って、ひとりで黙々とやりはじめた。
ベットで休んでいてもよかったのだけど、なんだか、そうせずにはいられなかった。

あいまに太陽の寝顔を見て涙がこぼれてしまった。
「今日とってもいい一日を一緒に過ごせてほんとによかったあ~。これからしばらくはないかもしれないね。」そういう涙だった。

陣痛は朝まで続いたけれど、お昼頃には弱まっていった。
あれ、やっぱり前駆陣痛だったかな。そうだよねーまだ38週だもん。
ゆうじが先走って友達や職場に連絡してしまっていたので、「もーはずかしいーなー」とぐちった。

が、しかし、連絡しておいてよかった。

太陽と一緒に昼寝をして、目が覚めた午後4時頃。
やっぱり、お腹が痛い。
こりゃ、陣痛きてるわ。
時計を測ると10分間隔。
ゆうじはなみちゃんに連絡した。

この日はユウジもなみちゃんも仕事が休みだった。
赤ちゃんは本当にタイミングをよくわかっている。

わたしもこの時点でリディア(ミッドワイフ)に連絡をした。
��時に彼女が来た頃には、しっかり「陣痛」がはじまっていた。
内診では子宮口が4-5cm開いていた。
痛いけど、やりすごせる程度だったからそんなに進んでいるのかとびっくりした。

しかしここで問題が。
わたしと同じタイミングでもう1人陣痛がはじまった経産婦さんがいるとのこと。
しかも彼女も自宅出産の予定だそう。
リディアは町のたった1人の助産婦さん。
わたしと彼女 2人の自宅出産に立ち会うことは難しいかもしれない。

もうひとつ、自宅出産するには、リディアをヘルプするナースが必要なのだけど、そのナースと連絡がとれないとのこと。
ナースなしでは、自宅出産の夢は叶わなくなる。

リディアの経験では、産婦が同じに日に陣痛にはいるなんてことはなかったそうだ。
「わたしが分裂できればいいんだけど、、、。でもナースには引き続き連絡してみるから、まだチャンスはあるわ。」と、彼女は戸惑った様に言った。

それを聞いて、残念だなと思ったけど、まあ、なるようになればいいや と思った。
リディアはもう1人の様子を見に行く といって出て行った。

午後7時。
リディアが帰ってきた。
もう1人の産婦さんは、進行が止まったり進んだりで、私の方が進みが早いとのことだった。
そのころ「これは本陣痛だわ」と認めてもよいほど強い痛みがやってきていた。
でも、太陽の時の痛みを思えば、「本番はまだまだこれからだぞ~」と痛みの中にも余裕があった。
再び内診 子宮口は6-7cm。

想像より早いペースでお産が進行していた。
こりゃ、病院だな。病院の準備しておいてよかったわ。と覚悟した。

午後8時
そのころナースと連絡が取れた。「彼女はバンクーバーにいて、あと1時間で来れるっていうけど、待てる?」と聞かれた。
わたしもゆうじも「待てないと思う」が答えだった。

実際、待たなくて良かった。

午後8時20分
車で10分の病院に到着。
あれよあれよと言う間にいきみたい感じになってきた。
でも「いやまだまだ~ 浮かれるなユイ!」と思いながら痛みと闘った。
��人目といえども、痛いものは痛い。
毎回のことだけど、やっぱ無痛分娩にでもすればよかったなあ と思うほど。
今回は、ユウジのマッサージにとても助けられた。
��人目だと父ちゃんも違うね!

しばらくして「ユウジ、グローブはめて!」とリディアが言い始める。
そう、ユウジは今回赤ちゃんをキャッチするという大役をまかされているのだ。
「え、もうそんな感じなわけ???」と心の中で思う。

今回は黙ってひたすら陣痛に耐えたのだけど、ついに「ううーーー」と声が漏れはじめた。
いきんでみると、赤ちゃんがゴボゴボっと下におりてきたのがわかる。
赤ちゃんもがんばってる~ わたしもがんばるよ~

そして4回くらいいきむと、赤ちゃんがずるっと出てきた。
え、もう出ちゃったの??

病院着いてから50分、本格的に陣痛はじまってから4時間後。
午後9時9分 父ちゃんはしっかり我が娘をキャッチした。

そう、赤ちゃんは女の子だったよ~~~!!

太陽の立ち会いは叶わなかったけど、今思えばあんなに苦しんでいる姿をみせなくてよかったのかなとも思う。
へその緒がついたままの赤ちゃんを胸にだいているところに、なみちゃんが太陽を連れてやってきた。

太陽号泣。
混乱と母ちゃんが痛そうなのとでグチャグチャな気持ちになっていたみたい。。。
疲れているはずなのにナカナカ泣き止まなかったな。かわいそうに~ タイヨウマン。
��1時頃なみちゃんに太陽を連れて帰ってもらい、わたしたちは病院に残った。

出血もなく、会陰切開もなく、ヘルシーなお産だったので、普通24時間滞在するところを、6時間の滞在で家に帰った。
やっぱり自宅がいい!太陽のことも気がかりだったし。

今は家族4人、おうちでゆっくりしています。
太陽、赤ちゃん帰りするかな~ と思ったけど今のところは大丈夫そうです。

そうそう、赤ちゃんの名前は「るな」になりました。
��3の暦では、今月は「月」の月で、さらに、るなが産まれた日は「赤い月」と言う日だったのと、
わたしたちの結婚指輪に月と太陽をデザインしてもらっていたから、子供達も「太陽&るな」でいいねーってことになった。

じゃあ3人目はどうしようか 笑 そんときはまた考えよう。

長々と読んでくれてありがとうございます。
��人家族になった鎌田家もまたどうぞよろしくおねがいします!!

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タイヨウマン、オデコのまんなかを蚊にさされて、サードアイ全開です 笑

2011年8月26日金曜日

サーモンがあがってきました。

季節が秋へと移ろいでいます。

空の青に、温もりの青が混じるようになった。
空一面のひつじ雲。
まだ夏の強い日差しがまぶしくて、サングラスなしではいれないけれど、日差しのなかにも”温もり”を感じる。

この温もりの正体は、植物がもたらす”実り”なのかなあとぼんやり考えたりする。
たとえば、春って、芽吹きのエネルギーがすごい。
溢れんばかりの生命力!キラキラしてて気圧されそうなほど。

それに比べて、これからの季節は若いエネルギーが熟成されていく、大人の季節。
実りの気配を風が運んで、空気や空に映し出されて、”温もり”になるんじゃないかなあ。なんて。

今日もスコーミッシュリバーに散歩にいった。

いつもより車が多い。
河原にでてすぐに理由がわかった。

ピンクサーモンがあがってきているのだ。

着いたら13歳くらいの男の子がお父さんに誘導されながら、ピンクサーモンを岸にあげているところだった。
そのあとも別々の人が2匹釣っているのをみた。

「お父さんと息子」の組み合わせが多くて、ほのぼのしたなあ。
お父さんが真剣な表情で丁寧に最後の岸あげをして、息子が急いで網を持ってくるの。
聞いたら、お父さんが2匹、少年は1匹釣ったとのこと。
少年は、サーモンがはいった黒いゴミ袋を大事そうに抱えていたよ。

太陽と、もうすぐ会えるtitiちゃんの数年後が楽しみになっちゃったなあ~~~

そんなときがきたら、ゆうじにまかせてわたしは七輪でもつっつきながら本でも読むかな~。
子供と父ちゃんの後ろ姿を酒の肴にして。

はたまた今はナカナカ持てない、自分の時間を楽しませてもらおーっと。

��写真がなくてごめんなさーい。カメラ故障中です。しかしとっても素敵な風景でした)

2011年8月22日月曜日

にんぷらいふ 2 ~37週目になりました~

今週末をもって37週目、正期産にはいります。
正期産とはこれから予定日までのあいだ、もういつでも産まれてきていいよ~ っていう時期です。
予定日は9月12日なのでまだ3週間あるけれど。

早いもので8月も終わりに近づいてきましたね。
今年の夏は、気持よくすごせています。
思いの外キャンプや旅行にいけて、重身ながらも手近なところで夏を楽しんでいます。
なにより、子供達に癒されてるな~。
子供の心ってピュアでまっすぐだから、子供同士のかかわりあいみてると、胸にじーんとくる。

巣ごもり本能?も働いて、
ハーブオイルや布ナプキンつくったり、冷凍保存できるごはんを作ったり
家に棚をつくってより快適になったし、髪の毛も短くしてすっきり!
��人目産まれたら忙しいから、気持ち的にはボウズにできれば楽だけど、そこまではさすがにできなかった。わたし丸顔だから、マルコメくんみたいになっちゃうしね。

これまで何度も書いていることだけど、わたしどんどん地に足がついてきています。
そういう意味で、妊娠や出産はわたしにおおきな変化をもたらしてくれました。
感じ方も新しいエッセンスが融合されて、おなじ風景でも違う見方をするようになったかな。
なにかシゲキテキなことがあるわけじゃないけど、日々の暮らしが楽しい。

自分が変わらない限り、視点ってなかなかかわらない。
だから、おなじものをみても感じることが違うということは、わたしが進化したという証。

それは、ありがたい経験なんだなあと思うようになった。
少し前までは、感じ方が違う自分にとまどい躍起になって、感覚を取り戻そうとしてた。
それも、執着だねえ。もう未練ないよ。ありがと~ばいばーい!

太陽との3人の時間ものこりわずかだ。
気持ち的にはちょっと寂しい。
太陽とおなじだけの愛情をおなかの赤ちゃんにも注げるだろうか? という問いが頭をよぎるときがある。
でも、愛って無限だから、2人だから半分こになるのではなくて、2人だからこそ2倍になるんだろうな。
自分にできるのかな?と思うけど、できちゃうんだろうね。なんせ母ちゃんだから。
忙しそうだけど、楽しみだな。

そんなふうに、わたしがうちに秘めている力を引き出す機会があるってことに感謝です。

時間が限られている、と思うと、どんどん”今”に集中できる。
よおし、今日もいましかできないことやろ!

さあて、まずは 昼寝からだ!
おやすみなさい!

2011年8月18日木曜日

かわりゆく自然環境 意識のスイッチ

この町で一番古いモーテルのロゴに、スコーミッシュの象徴であるハクトウワシと一緒に、クジラとイルカの絵が描かれている。

ほんの50年ほど前は、この町の入江にも、クジラとイルカがやってきたそうだ。
ブリタニアビーチで金や銀がとれるようになり、鉱物やケミカルが入った水が海に垂れ流しになり、彼らは入江から姿を消した。鉱山も今は閉鎖された。

去年の冬はラニーニャで、このあたりはものすごく雪が降った。
ラニーニャ現象の原因は解明されていないようだけど、彼女がもたらした影響は、この夏にもしっかり及んでいる。
今年は冷夏。
気温が30度を越えた日は一度もなかったように思う。
標高1500m以上はまだ冬の世界。
それによって、動物達が食べ物を探して、自分のテリトリーより下のエリアまでおりてきている。
高山に住むマーモット(巨大なハムスターみたいなの)は、下におりてくることでコヨーテの格好の餌食になっているそうだ。
そして、熊牧場と揶揄されるほど、ウィスラーの町にはたくさんの熊がおりてきている。
人間サイドの話で言えば、野菜や果物の収穫が遅れている。

この秋も、ラニーニャが戻ってくると言われてます。
来年も豪雪で冷夏なのかな。

人間は鈍感だから、海がちょっと汚れても、気候がおかしくても、「そんなもんかあ」でいられるし、知恵を使って、自分の暮らしを変えることなく、やりすごすことができる。

でも、動物達は敏感。
何かがおかしくなればすぐに行動にあらわれる。
しらないあいだに姿を消し、数を減らしていく。
それは、あらゆる生態系に影響がでているっていうメッセージ。
失ったものを取り返そうとしてもむずかしくなる。

彼らはメッセンジャーでもある。
彼らを通して届く自然からのちいさなささやきに声が聞こえる耳をもっていたい。
全ては繋がっているから。

話はフクシマに飛びます。
最近、放射能汚染のニュースが減ってきていたり、その話題自体が減っているなんて話を聞きます。
��わたしの周りの友人達は全くそんなことないので、海外にいると日本の風潮がわからないのだけど。)

地震やラニーニャといった人間にコントロールできないことは、受け止めるしかない。

でも人間が起こしちゃったことに、知らんぷりや無関心でいるのはどうかなあと思う。
もちろん諦めの気持ちや、じゃあどうすりゃいいのさ!っていう気持ちが起こってしまうのもわかる。わたしも絶えずその葛藤を持っているし。

昨日、携帯屋の若いお兄ちゃんと話してたら、フクシマの話題になった。
彼は「日本では、汚染瓦礫を撤去するために、中年の人たちがボランティアで活動していると聞いたよ。自分の身体を犠牲にして子供を守る。アメリカではそんなこと起こらないとおもう」とだいぶ大げさに(アメリカ人だって絶対やると思うし)褒めてくれた。

そして、「今回の悲惨なできごとで、世界中の人たちが核エネルギーや自分たちの暮らしについて考え直す機会になったと思う。それはよかったことだよ。」と言ってくれた。
フクシマの記事はよく読んでいるそうだ。

フクシマ話になると、みなわたし(日本人)には遠慮がちに話す。
同情と心配の目をもって。
ほんとうは、「日本の電力政策のせいで、こっちまでとばっちりくってんだぞ!」っていう怒りの気持ちもあると思うけれど。

携帯屋の兄ちゃんしかり、カナディアンとフクシマの話をするたび、申し訳ないって思うようになった。
私の祖国は、みんなの地球を汚してしまったんだな。。。って。

BC州でも放射能の値が増えた。
Straightというバンクーバーの新聞に、日本の放射能汚染がBCにも押し寄せているという記事がデカデカとのった。

胸が痛い。
海外にいると、フクシマが地球にもたらしている影響 という目でもこの汚染問題を考えるようになる。
世界の中の日本人としては、フクシマ問題は国の政策だから、そのときまだ小さかったわたしには関係ない!とはとても言えない。

だからこそ、日本人がどうにかするしかないんだよね。
答えなんて簡単にはわからなくとも、ひとりひとりが、もがいて悩んで、この問題に対して向き合っていかないといけないんだね。
こどものため、家族のため、世界のためにも。地球のため、そして自分のためにも。
この時代に生まれた日本人の宿命として。

ニュースでは伝えないような記事を常にupしてくれる友人に感謝しています。
みんなで考えようという意味で、わたしもそういう話はどんどん広げていきたいと思う。

「知る」ことは次のステップにつながるもんね。

今の日本人のテーマは、国や企業によっかかりすぎていた過去を改め、考え、選んで、自分の足で立つこと、「個人が自立すること」な気がするな。

放射能汚染も、自然が消えていることも、愛も、命のサイクルも、よおおくみてないと、目にはみえないし、聞こえない。
目に見えないことってやっぱり大事。
しかもその声はちいさい。
そこに気づくには、聞く意志をもってチューニングするしかない。雑音も多いからね。

その上で、起こってしまった/起こりうる汚染や天候の変化や災害はうけとめて、過剰に恐れずに(人間だって自然治癒能力高いから!)、残された自然と動物と共存していかなくちゃいけないなと思ってます。

スコーミッシュの海では、浄化プロジェクトがはじまってます。
私が死ぬ頃には、この町にもまたクジラやイルカが戻り、子供達の無邪気な笑顔が溢れる世の中になっていることを願って。

2011年8月9日火曜日

にんぷらいふ 2 ~35週目になりました 母乳育児のこと~

��5週目になりました。
赤ちゃんも育ってきて、おなかがだいぶ窮屈そう。
赤ちゃんもせまいなか手足をつっぱってぐにょ~~んって動く。
これが結構痛いのよ。
胃が圧迫されたり、息切れが激しくなったり まさに妊娠後期ですなあ~。

あと1ヶ月もすれば、アノ、「激闘!おっぱい→泣く→寝る 24時。」のはじまりです。
わたしは母乳育児大賛成!
おかあさんがしんどくないなら、回数も年数も子供が飲みたいだけ飲ませたらいいじゃない!と思ってます。
その気持ちはいつもかわりません。

タイヨウマンの時は、わたしも飲みたいだけ飲ませてました。
��時間おきなんてしょっちゅう、あいだが空いても最高5時間くらいだったかなー。

ただ、実体験からすると、1日中おっぱいにしがみつかれているのはチトつらかった。
授乳大好きなおかあさんなら苦ではないと思うけど、母乳育児は体力勝負と言われるように、体も心もそれなりにタイヘンなのですよ。

そのうえ、わたしはつねにかなりの生産過剰で、2-3時間以上授乳があくと痛くて痛くて泣きそうなうえ、食べた物がQuick&Directに影響して、アウトなもの(乳製品/油っぽいもの/甘いものなど)を食べるとすぐにおっぱいがガチガチになりました。

食事制限もきびしかったなー。
どうしてもチョコレートが食べたくて、痛くなるのを覚悟で食べたなあ。。。
いっつも乳腺炎ギリギリのラインで痛みと疲れと睡眠不足と闘っていたし。
断乳するまで毎日おっぱいにふりまわされいて、あまりにつらかった時は、「わたしって、おっぱいだったんだ」と変な妄想にとりつかれたことも 笑

そんなこんなもあって、途中から楽しんで授乳できなくなってしまい、自分のためにも太陽のためにも続けられないかも。って追いつめられ、結局、太陽が1歳3ヶ月のときに断乳。
断乳。。。思い出すだけで あーもー そりゃあそりゃあ 痛いのなんのって。
出産の痛さに匹敵するくらいのたうちまわる痛みだった。太陽も落ち込んでてかわいそうだったなあ。

太陽のときは、母乳こそ最高のアタッチメントペアレンティング!という記事をたくさん読んだから、上手に折り合いをつけられない自分に罪悪感を感じてしまった。

結局わたしは1歳3ヶ月でやめたけれど、今振り返れば、母乳続けていてもそうじゃなくても注ぐ愛情度はなんら変わりはなかったと言い切れる。
だから、今回は、どんな母乳育児になるかわからないけれど、自分にはあまり無理しないようにしようと思う。2人目の時は出具合も違うと聞くし。

もっとあげたいのに出ない人、出過ぎで困る人、ミルクで育ててる人、仕事してる人、事情があって母乳あげられない人 いろいろですしね。

事情はどうであれ、愛情こそ最高の絆だろう~~!!

長い間楽しんで、または子供のために授乳ライフを送っているママ達に、最大の敬意を表しつつ(ほんとにすごいと思う!!)、
赤ちゃんの個性もあるし、お母さんの体の具合もあるし、思う通りにはいかないけど、わたしも今度は、「楽しめる母乳育児」を探していきたいなと思ってます。

明日はこの夏10回目のキャンプです。キャンプは明日で最後かなあ~?
思いの外たくさん外で遊べて良かったな~。

2011年8月4日木曜日

お手軽草木染め ~たまねぎの皮 編~

まだまだ クラフトブーム来てます。

本日は、たまねぎの皮で染め物してみました~。

大量に作成中の布ナプキンを染める為にやりはじめたんだけど、パンツとかTシャツもやってみたよ。

一枚布は一番液(一番だしみたいなもの)でやったので明るい黄色と橙色の中間くらいになった。
パンツとTシャツは 使い古した二番液でやったから薄めの黄色になりました。
かなりムラになっちゃったけどまーそれも味かな!

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実際に見る色と、おひさまに当てたときの色の見え方がちょっと違う。
草木染めはおひさまにあててみると色がもっと柔らかくみえる。
前に、ビワの葉でもやってみた。きれいなサクラ色になったよ。
葉っぱは濃い緑なのに、おもしろいなあ。
草木染めででてくる色が、その植物がもっている本来の色なのかもね。

ちなみに布ナプキンを草木染めすると、洗濯するとき経血がおちやすいそうですよ。

2011年7月30日土曜日

こどものせかい どこまで踏み込む?

こどもの世界に足を踏み入れてみると、大人としてどう対応したらいいか迷う場面に出会う。

��-3歳児の世界では、最初の個性があらわれてくるのもあって、物の取り合いとか、押した押されたとかそんな場面にしょっちゅうでくわす。
太陽は、ひょうきんだけどパワー系に弱い。
物を取られたり、つきとばされたりすると、最初じっと耐えるけど、結局ぶわーっと泣くタイプ。
いまのところ、自分からはやらない。

わたしは、心の中では「うちのこになにしてくれるんじゃ~!」&「タイヨウマン~、かわいそうに~よしよし」と思うけど、気持ちを抑え、完全に見守ることにしてる。

でも、度がいきすぎていたらどうすべき? と、しょっちゅう自分に問う。

こないだ太陽とプールにいったときのこと。

��歳ぐらいの南米系の男の子が幼児用プールで泳いでた。
その子に水の中で足(わたしの)を蹴られました。
まあ、狭いプールだしよくあること。おなかじゃなくてよかったな。
最初はそう思ってました。

なんとなくみてると、保護者らしき女性は白人のおばちゃん。
はじめ、友達のお母さんときてるのかなと思ったけど、彼女の少年への接し方は親子のそれ。
年齢にあわず、プールサイドで、おばちゃんにコアラ抱っこしてもらってた。
んーなんかわけありそうだな。
推測するに、多分養子なんじゃなかろうかと 2人を眺めてました。

それから男の子とやたら目が合う。
切れ長の一重でじっとわたしを見る。無表情。
最初に目をそらすのはわたしの方。
なんか いやなよかん。。。

そう思っていたら、また蹴られた。
目と目がかちあった。
その時直感でわかった。「あ、この子わざとやってる。」
その後も、近い距離で目が合った時、わたしにむかってバタ足で水をかけてきた。

わたしのこと試してる。
わたしが正々堂々と注意しにくるタイプじゃないことも見抜いてのことだ。

でも、これは言わなきゃいけないだろう。
次、蹴られたら、
「あのね、わたしお腹のなかに赤ちゃんがいるの。わざとじゃないだろうけど、ぶつかったら危ないから、周りを良く見てね。」って言おう。
お母さんらしき人が一緒だからと、一瞬ひるんだけど、これは彼と私のとの問題。言わなくちゃ。
よし、英語で何て言おうかなー とグルグル考えていたけど、結局「次」はなかった。
わたしって、いつもそう!一歩、勇気がでないのよ。

そのあとも考えてた。
なんで、彼の標的はわたしだったのかなー と。

直感的に感じたのは、彼は今までの短い人生の中で、多分悲しい想いをしてる。
特にもっと小さい時に。

わたしが小さい時、いつも家のなかが緊張していて、子供らしくいれない時期が続いた。
そのときの「悲しみ」に似た、少年の中に見た気がした。
ほんとに少年の中にあるのかもしれないし、わたしが勝手に、自分の記憶を投影してしまったにすぎないかもしれない。

いづれにしても、わたしは少年に対して、無意識に「悲しみ」の目線を向けてしまったんだろう。
白人とのおばちゃんの関係を疑問に思ったことが伝わったのだろう。
それが少年の感に触ったのかもしれない。
「It's not your business!」
そう言いたかったのかもしれない。

��歳児でも、下に兄妹ができて、やたら乱暴になる子もいる。
太陽はつきとばしやすい雰囲気なのかよくやられる。
「ちょっと!」という気持ちの後に、「なんでかなー」と思うと、見えてくるものがある。
きっと寂しいんだよね。我慢してるんだよね。それが乱暴というカタチで現れる。
たいてい、親の前ではいい子なんだよね。

そういうのって子供の個性と周りの環境が50/50で影響してるらしい。
親のせいだけじゃないし、個性だけでもない。
だからといって、注意しないのもなーとか 悩む。

小さい時、こどもにとって親の世界は絶対的。こどもは従うしかない。
わたしは父親との楽しい記憶が貧弱だから、太陽が無邪気に「ゆーちゃん ゆーちゃん」ってゆうじのことを慕い、それに応えてるユウジの姿をみてるだけでほろっとくる。
子供はいっぱい愛されて、いっぱい触れられて育った方がいいと思う。

わたしも2人目がうまれるから、太陽がどう変化するかわからないけど、じぶんにできるかぎりの愛情を注いでいきたいと思う。今は、人の見てないところで、好き好き攻めにしてます。

にしても、他の子供との距離感ってむすかしいね
今はやだったらわたしの一存でやめさせたりできるけど、もっと大きくなったら親の出番はなくなり、嬉しい事も悲しい事も太陽君の人生経験になるからね。
できれば嬉しいことだけで育ってほしいけど、悲しみや苦しみがあって深みを知る。
人生嬉しい事ばかりとはいかないしね!

でもでも、悲しみに価値があるとはいえ、無意味に悲しい想いをする子供が世界から少なくなることを願って止まない。
小さい時に悲しい想いをして育ってきた大人達は、同じ事を繰り返さないように自分の代で負の想いは断ち切るようにしないといけないと思う。

2011年7月29日金曜日

にんぷらいふ 2 ~クラフトブーム&巣ごもり本能~

まもなく34週になります。
最近titiちゃんは、おなかが波打つようにぐにょーんって動くので、かあちゃんは苦しくなってきました~。

いよいよ、あと3週間でいつ生まれてもきてもいいよ~ っていう正期産(臨月ってやつか)の時期にはいります。

巣ごもり本能ってしってますか?

妊娠後期に、おうちのなかをきれいにしたり、家にいたくなったりする、家を守ろうとする動物的本能のことです。

最近まさにそんな感じ。
最初の妊娠のときはそんなに感じなかったけれど、今回は生まれたらどんな日々がまってるかわかってるから、”いまのうちにやらなくちゃエネルギー”に溢れてます。
おうちのなかをキレイにしておきたいし、手仕事がしたくてたまらない。

わたしが普段しないところを掃除してるもんで、「これがずっと続けばいいのに」ゆうじは喜んでるよ。
はっはっはー、残念、期間限定だね。出産したら当分やらないぜ~。
しかし、掃除してもしても散らかるのは日頃の性格の問題だな。

手仕事の方も、いつもはシーズン中にできあがらない編み物や、縫い物が楽しくてしかたない。
出産したらしばらくはできないって思うと余計に。

太陽とベイビーの帽子を作ったよ。
チクチクするからか案の定、タイヨウマンかぶってくれなかった。。。
裏にタオル生地でもはらなきゃだめだなー。
ニットブーツも作ってみたけど、写真が上手にとれないや。

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一番はまってるのが、布ナプキンづくり!ミシンは当分触れないから、大量生産中です。
大量のたまねぎの皮むき中。オーガニックフランネルを染めてパッドをつくります。
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マヤ歴の新年あけましたね~。
��3の月の手帳のカバー。
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あまり生地でスタイも作ったよ~。
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上手かどうかはつっこまないで~(笑)
上のもの全部、この1ヶ月のあいだに作ったかな。
いつもはすぐ飽きちゃって半年くらいかかるのに。
なんだろうこのエネルギーは。未知との遭遇だな!

ほんとはもっと作りたいものいっぱいあるんだけど、妊娠後期&産後の針仕事はほんとは体によくない。
目を酷使する手先の細かい仕事は、骨盤を緊張させてしまうんだって。
骨盤が固くなると、お産ももちろん産後の回復が遅くなると言われてます。

たしかに目を使いすぎると、体中が固くなるのがわかる。
だから、マイプロジェクトのなかでも赤ちゃん小物は編み物が上手な友達にお願いしました。

あとは~ エッセンシャルオイルを注文してるので、産後の回復に効くらしいマッサージオイルを作るでしょ~。産後用に保存食もつくらなくちゃ!
あー もっと早くからやればよかった~。
太陽と一緒に昼寝してる場合じゃなかったな~。
時間が足りないよ~。

2011年7月27日水曜日

近所のおじさんにまつわる話。

近所にとても人のいいおじさんがいる。

押し付けがましくもなく、ごく自然な感じで太陽の遊び道具をじぶんちの倉庫からもってきてくれたり、”◯◯に困っていない?”などと声をかけてくれる。
ホームステイの受け入れもしてるみたい。

とりわけ深い話をするわけじゃないけど、気にかけてくれる人がいるんだなあ と心の芯がぽっと温かくなる。

わたしはまだまだ気の使い方がへたくそ。(まあ、”気を使おう”と思う時点で自然じゃないのだけど)
正直、エゴの方が勝ることもあるし、相手にとって余計なお世話かなあとか、逆にお世話になっちゃって貸しを作ったら悪いかなあと想い巡らせ、結局行動に移せないことが多々ある。

おじさんみたいに、自然に気持ちを行動に表せるようになりたいなあと思いつつ、そのレベルになるにはまだまだ心の修行が必要だわ。と実感する。

気づいてる。
”殻をなかなかやぶれないわたし”が自分のなかにいくつも存在している。
きっとその殻をやぶったら楽になるのだけど、やぶれないままでいる状態にしがみついてる。

少し前々では、気づいているなら勇気をだして行動どんどん行動に移す方がいい。って思ってた。
やぶろうよ、その殻。
年齢じゃないって思ってた。

でも、最近思う。

人は、年齢(経験)とともに熟成されていくのかも。と。
無理矢理殻をやぶるのでなくて、自然に殻が割れる時期を待つのも大事かも。と。

わたしはいま、子育てとか妊娠とかで、まず自分と家族のことでいっぱい。
金銭的にも、これから数年もっとも余裕の無い時期が続く。
それでも楽観的に暮らしてるつもりだけど、ジワジワきてるのかな?
そのひずみでユーモアボックスが小さくなっていることに気づかされる。

だからといって、この状態を打破したいかというと、「まあいいかな、今だけだし。これもわたしが通るべき道なんだ。たくさん手をだすより、目の前のことやってこ。」というところに落ち着いている。

そういう時期を経て、自分と家族のことが少し落ち着いたら、自然とユーモアボックスの容量が増えて、他人に対しても純粋に興味が湧いてくればいいなあ。

今は、妊娠、出産、幼児、海外生活。。。
周りの人のサポートあるからこそ心身ともに健康に日々おくれてます。
わたしの周り、ほんと素敵な人ばかりなんです。
申し訳ないのは、受けっぱなしで返せてない。

申し訳ないな~と思う気持ちと同時に、いつかもうちょっと余裕ができたとき、行動というエネルギーに替えて、必要としている人にそっと届けるんだ おじさんみたいに。

そのときには、自然と 言葉を越えて雰囲気で気持ちが伝わるようになってたらいいなー。(ポジティブな意味でね)そういう人と話していると気持ちがいい。

人生、常にポジティブバンザイ!右肩あがり突き抜けてけ~!じゃなくてもいいね。
色々経験して、感じて、揺れて、それをひっくるめて右肩あがりの人生なのだね~
深いね~ でもそういうの好きだな!

2011年7月15日金曜日

はじめてのお別れ

太陽の幼なじみであり、ガールフレンドのゆめかとお別れしてきました。
ゆめかのお母さんが出産のため、一緒に日本に帰国します。

いつもは、ゆめかと遊んでも、帰り際にぐずることなんてないのに、今日のタイヨウマンは違いました。

タイヨウマン、えらく号泣。
床にしがみついて暴れて帰りたがりません。
無理矢理車に乗せても、「いっかーいっかー(ゆめかのこと)」って暴れてました。

出産後おちついてから、ゆめかはまたお母さんと戻ってくるから、永遠のお別れではありません。

だけど、本音はね、やっぱり寂しいさ~。
とはいえ、ここ数日、たくさんの人に、「バイバイ」って言われてるゆめかを思うと、
あんまり悲しい顔したり、変に別れをおしんだりするのはやめようと思っていた。

でも、いつもと様子の違う太陽をみていたら、胸の奥においやっていた寂しさが、こみあげてきてしまった。ウルルっときました。

家に帰ってからも、しばらく泣きながら、「いっかー、いっかー」ってぐずってた。
ごはんたべたあとも、思い出したみたいに「ぶーぶー いっかー、いこ!」(車にのってゆめかのとこ行こ!)」って言ったり。

繊細で感受性の強いゆめかは、環境が変わる事に気づいてると思うけれど、
ふだんすっとぼけてる太陽までも、まわりの大人の様子から”なにか”を感じて、状況を汲み取っていることに驚いた。

子供って、大人が想像する以上に、わかってるんだね。

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上の写真はクリスマスの時。ふたりともちっちゃーい!

太陽とゆめかは、一緒に追いかけっこしてるかと思ったら、ケンカしてて、大泣きしてると思ったらまたキャッキャはしゃいでて。
最近は、遊び方や興味の対象が変わってきたから同じ空間にいても、遊び方は違うのだけど、2人きりになるとチューしたり、ハグしたり、手を繋いだり。かわいいーんだー。

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タイヨウマン、素敵な幼なじみができてよかったねー

子供って、いつもハッピーで、ほんとに無邪気!
こっちがクタクタになるほどのエネルギーを持ってる分、いなくなってしまうと、こっちの心にポッカリ穴があく。
オトナの心に、ピュアなキラメキだけ残して。

つぎに会うときは、太陽もゆめかも弟妹ができています。

お互い成長して再会するのが楽しみだな!

2011年7月13日水曜日

トマト園

イマイチ ”夏だあ~!!”って叫べない、まだチョット肌寒いBC州。
今年は野菜や果物のまわりが遅いですね。
うちのガーデンも、葉もの以外は、どれも成長が遅めです。

家庭菜園のことを、英語で”Hobby Farm"なんて言います。
トマト以外の野菜達はちゃんと収穫できたら嬉しいなあ~くらいの気持ちでいますが、

トマトは別!!
トマトだけはなんとしても実らせたい!!!

なんてったって、わたし、トマトラブ なんです。

ある程度苗が育った頃、畑に解き放つ案もあったけど、去年は畑に移植して全滅しました。。。
今年はLess Riskでいきたいので、バケツ栽培にしてみました。
(ゆうじが)がんばった結果、涼しい気候をくぐりぬけて我が家のトマトは無事に育っています。

買った苗、種まきから育てた苗、、、、全部合わせたら13株もあった。。。
成長も3段階にわかれてるし、ちゃんと育ったら秋までトマト祭りだよ!

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おひさまが大好きなトマトちゃん。
日当りのよくない我が家のベランダやデッキをバケツ達が移動する事数回。

最初の小さな実がつきました~~!!

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このまま育ってね~~!!



2011年7月11日月曜日

今日のすてきなこと

太陽にせがまれて早朝に河原にいった。

あおぞらに鳥のさえずりが響く、静かな朝。

あるとき、太陽が「ああー!」と声をあげた。
みると、川幅50mはあるSquamish Riverを3頭のシカが泳いで川をわたっていた。
3頭とも立派な角をもった、めったに見ないほど体格のいいオスジカだった。
ハクトウワシの森に消えていったよ。

星野道夫さんの写真を思い出すほど、美しい光景だった。

太陽、素敵なギフトありがとね。

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家に帰ってきて、ゆうじと太陽がベランダで日光浴してたときのこと。

空のおひさまを指して、「ママ!」って言った。それも数回。

太陽











文字通りに受け取っても嬉しいけれど、

もしかして、「あれがボクのママ!あそこから生まれてきたんだよ!」っていいたかったのかなあ。

だったら素敵だね! ってゆうじと話した。

太陽は、「タイヨウ」と「ママ」がごっちゃになることがよくある。
まだ”自我”が育っていない3歳まで、子供はお母さんの一部だと思っているらしいけど、ほんとっぽい。こどもの世界はワンダーランドだね。

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ただいま午後1時。

朝から遊んだからか、太陽は早々とお昼寝してしまった。

つかのまのフリーダム♪ こうしてブログを書く時間ができた。
ありがと、タイヨウマン!

最近、アクセスが増えていることに気がついた。
読んでくれてる方、どうもありがとう!

今日は、夕方からなみちゃんの誕生日会なのです。楽しい夜になるよ~。
みなさまも、よい一日になりますように!

2011年7月10日日曜日

にんぷらいふ 2 ~子宮の神秘 赤ちゃんの性別を知りたくない理由~

��1週になりました。
いよいよおなかがおもくなってきたなあ~。

わたしは赤ちゃんの性別を知りません。
その気になれば調べられるけれど、しませんでした。

ひとつの理由は、「Surpriseがおもしろい!」から。
「女の子だとおもったら男の子だった~」っていう驚きが楽しい。
たしかに、産まれる前に性別が分かっていたら都合がいいことはあるけれど、
その子の人生の中で性別がわからない楽しみがあるのなんてたった10ヶ月。
おなかの外の人生の方が何十倍も長いわけだから、10ヶ月くらいいいかなって思ってます。

もうひとつの理由 ーこっちがメインの理由ー は、

子宮はとても神聖なところ
だから必要以上に探りたくない。

セドナでスウェットロッジに参加する機会がありました。
スウェットロッジは真っ暗なテント(子宮)をサウナにして、浄化の儀式を行う。
子宮のなかで、汗をたくさんかいて、自分をさらけだしてお祈りする。
儀式がおわって子宮から出てきた時、わたしは文字通り「生まれ変わった」。
そのとき、「子宮」から産まれることは、とても神聖なことであり、
つまり人間は神聖な存在なんだって思った。

そうそう、ヨガで唱える「AUM」は宇宙の最初の音(母の音)。
意味するところは、宇宙のはじまり。それはつまり、子宮だそう。
子宮は、全てを溶かして包んでしまうマグマであり、また実りをもたらす豊穣の大地とも象徴される。(穏やかなときは、、ねっ!)

子宮が生命を育む時、お母さんは自分の体のことといえ、コントロールすることができない。
自分のことのようで自分ではない。
その育みのなかで、お母さんは不安と自信を繰り返して、赤ちゃんのことも自分のことも信じる力が少しずつついてくるから不思議。
妊娠は、”自分に宿った見えない力を信じる”という機会を与えられている気がする。

そういうわけで、わたしは、「自分に宿った命を育む力」に身を委ねているので、必要以上におなかの神秘をのぞく気にならないのです。
「性別を知る」というのは、おまもりの中味を見ることのようで気が引ける。

だから、今回もサプライズでいきまーす!
もちろん、現代医学の力を借りて必要な検査をすることは大切ですよ~。
BC州は健康ならば2回の血液検査と2回の超音波検査しかないけど、それくれいでちょうどいいな。
ミッドワイフはお産本番まで内診もないですよ。

まーそれより、PCをおなかのうえに置いてネットしてることが多々あり、電磁波の方が害がありそう。
神社に電波は絶対よくないねー。ごめんtitiちゃん。。。

今回はかなりたくさんの方に、「女の子!」って言われてます。
さあて~ どうかなあ~。

前回の直感はまったくあてにならなかったから、わたしはみなさんの予想を楽しむにとどめています。

��最後に、性別を知る楽しさや便利さもわかります。各人の想いを批判するつもりは毛頭ありません!自分のチョイスを楽しみましょう~!~

2011年6月30日木曜日

カナダの電力消費量は世界一!?

日本のみなさまが節電でがんばっている中、こんな記事を見つけました。

一人当たりの電力消費量が世界で一番多いのは、なんとカナダです!

この事実を知った時、「んなまさか!!」と思った。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/shuyoukoku/index.html

なぜなら、夏はたいして暑くないので、各家庭にエアコンもなく、日が長いから照明をつける時間も短いし、ネオンピカピカという光景もそんなにない。(あーでもクリスマスはすごいかなー)
冬は寒いから暖房費がえらくかさむのは事実。家も大きいしね。
でも、たいして便利でもないこの国が世界一になるほどだろうか?

まあでも、先進国として電気に不自由ない暮らしをして、無駄もたあーーーくさんあるだろうし、ジャンジャカ使ってるのは間違いないとも思う。1年でみたら半分以上が冬気候だしなあ。

気になって調べてみたらこういうことらしい。

*カナダはエネルギーを輸出できるほど、自国でのエネルギー自給率が高い。
*電力の6割が水力発電 (他の州は知らないけどBC州は水がとても豊富です)
*国土に対して人口の割合が少ないので、土地から土地へ送電する電力を含めると、一人当たりの消費量が高くなる。
*エネルギー資源国なので、資源をエネルギーに替えるまでにかかる膨大な電力を担っている
*エネルギー自給率が高く、世界で最も電気料金が安いのでたくさん電力が消費される(らしい)
*冬が長い

なんにせよ、自国での自給率が高く、電気料金も安いので節電節電と叫ぶ必要がなく、さらに電力不足にもならないということらしい。

国土と人口がバラバラの国単位の計算で、カナダが一番”無駄に”電力を使っているという結論に至るのかどうかわからないけど、ちょっとびっくりしました。

一番最後の”世界で最も電気料金が安い”というくだりについては、「あれで?!」と一言モノ申したいですけれどね。家の質もあるけど、冬なんてヒドイですぜ~。

「日本の夏が暑くて、分かっていても節電がつらい」という声を見聞きしますが、
カナダで冬に節電しろって言われるのと同じようにしんどいだろうなあ~とお察しします。
暖房は薪ストーブでなんとかなりそうだけど、暑さはしのぎようがないですしね。


日本の夏、暑いだろうなあ~。。。
ガンバレニッポン!

2011年6月28日火曜日

にんぷらいふ 2 ~自宅出産にむけて~

はやいもので出産まで3ヶ月を切りました。

おなかおおきくなってきたなあ~ よく張るしなあ~
寝る位置がうまくきまらなくて、足やら腰やらつりそうになる。
あたし、にんぷだなあ~ と実感する。

実感がわくにつれ、名前や出産のこと、リアルに考えるようになってきました。

お産は今のところ自宅出産でいくつもりです。

自宅のお産に対する不安は特になく、なんかあったら10分で病院につくしなあ~

とか、

結局24時間で帰らされるなら最初から家にいたほうがいいや

とか

慣れない病院に太陽をつれてくるよりも、家でふつうどうり遊ぶなり寝るなりしてくれた方がいいなあ

と、「自宅出産の方が気が楽」というイメージが強いので、わたしにはこっちが合ってるのかなと思ってます。

前回のお産のときは、ミッドワイフとナースがつねにつきそっててくれました。
ミッドワイフのサポートはメンタル、フィジカルともに素晴らしかったのだけど、病院のナースのサポートはイマイチ。

めちゃくちゃ痛いさなか、薬なしでがんばろうとしてるとこに、「ほんとに薬いらないの?」「ねえ、ドラック使ったっていいのよ」と何度も何度も言ってくる。
あれは、ほんとうにやめてほしかった。
そして、シフトがおわると別のナースに交代。それは当たり前なのだけど来るナースみな、なんか荒いというか、微妙な感じで。
病院で出産する人の多くは無痛分娩を選ぶようだし、帝王切開も多い。
ガス程度の鎮静剤はしょっちゅう使うみたい。
ナースが医療サポートの多い光景に慣れているのはわかる。
でも、妊婦それぞれお産には考え方があるわけで、それを、たまたまわたしのお産日に働いていたナース達に、理解してもらおうってのも無理だろうけど、でもねえ、正直気が散ったわ。

自宅出産にしようと思ったのに、そんな理由もあるかな~。

さて、こちらの自宅出産は、ミッドワイフと2nd Attendant(たいていナース/ラッキーならファミリードクター)の付き添いが必要です。
わたしはタイヨウマンがいるので、太陽をみててくれる人も必要。(なみちゃんに頼みました)

ミッドワイフは麻酔や薬は使えないものの、会陰縫合まではできるので、経膣分娩が順調ならばミッドワイフで全てできるようになっています。費用は健康保険でカバーできるのでタダです。
また、ミッドワイフを使うと、提携している病院か自宅か産む場所を選べます。
帝王切開や産婦、赤ちゃんへの医療介助が必要になった場合は、その時点でドクターに引き継ぎますが、プロセスが順調ならばドクターの出番はありません。

わたしが診てもらっているLydiaは、この街の唯一のミッドワイフ。
月に4人診てるそうなんで、単純に計算しても、週に1度分娩に立ち会っていることになる。
旅行なんて絶対に無理だし、ちょっとバンクーバーに行くなんてのもしにくいだろうな。休みという休みがないだろうなあ。

彼女はとても評判がよく、おなかの張りが強くて歩けない時も、すぐすっとんで来てチェックしてくれたり、気になることがあればしっかり説明してくれる。
わたしの彼女の印象は、自然派だけれどもアンチ医療介助に傾きすぎず、病院スタッフの評判もよく先生との提携もよさそうなこともよいなと思った。
仕事に真摯な彼女の姿をみていて「彼女にお願いしよう。」ってどんどん信頼が湧いてきました。
でも、さすがに1人ではきついみたいで、10月になって新しく2人ミッドワイフがくるまでがんばるわ!って言ってました。

ミッドワイフと妊婦は、ドクターと患者というよりも、「女性 対 女性」という色が強い。
わたしはそこが好き。

お産は赤ちゃんが無事に産まれる事が何より。できる人、大好きな人が付き添ってくれることは、納得出きるいいお産へのキーポイントだと思います。

「自然分娩」という言葉が持つ”自然”は、産婦が産婦らしくいれるっていう意味もあるんでしょうね。
そういう意味も込めて、自然分娩目指していきたいです。

Squamishでも4月末に、MidwifeによるはじめてのHome birthがありましたよん。
わたしはHome Birth第2号になりそうだわ~!

追記:自宅出産のリスクも調べてみました。確かにリスクはありますね。今度の検診でLydiaに聞いてみて、そこらへんもまたアップします。

2011年6月24日金曜日

旅のおわりにきづいたこと。

国立公園の美しさや巨木や海さいこーでした。
��年ぶりの旅行でほんとーにリフレッシュできた!!うまれかわりました。

しかし、これが一番の収穫だったかもしれない。

改めて実感いたしました。

Squamish、Sea to sky & Sunshine Coast、and Vancouver Island,,,

Beautiful British Columbia

だいすきだーー!!

”あたりまえ”の豊かさに気づけて良かった♪

2011年6月21日火曜日

カリフォルニアの旅 4 ~Organic and Agri-farm in California そしてBC~

カリフォルニアといえば、LOHAS = Lifestyle of Health and sustainable の代名詞的エリアであり、
BCで手に入るオーガニック野菜の多くはカリフォルニアからやってきているので、どんな出会いがあるのかと楽しみでした。

まず出会ったのがコチラ
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Earthbound Organic Farm
BCのスーパーでOrganic サラダミックスとかキャロットとか、よくみかけませんか?
アノ、Earthbound FarmのFarm Standに偶然出会いました。
ここはFarm Standなんで農場は別にあるみたいだけど、いいところだった~。
食と意識が繋がって嬉しかったな~
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Monterey →Santa Cruz→San Franciscoにかけてざーっと通っただけだけど、海岸線はオーガニック文化が濃そうな雰囲気してましたね~。
食べ物もおいしかった~♪








と、同時に、アメリカチックな光景もたくさん見ました。
東カリフォルニアは、ジャイアントファームだかデルモンテだかわからないけど、見渡す限りの巨大農場が地平線の果てまで続いてました。
ちょうど野菜か果物が収穫の時期で、大人数で収穫してるのだけど、そのほとんどがヒスパニックかチャイニーズの有色人種の人たち。そこに白人の姿は無い。

肉牛のファームもたーーーくさんあって、50cmほどの柵に牛が何千頭と並べられて、ひたすらエサを食べている。その姿はマシーンのようだ。
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黄金色の畑まで続くこの点は全部牛です。










自分が口にしている野菜や肉、こういうところからきているんだなー。って考えさせられました。
��ちょっと過激だけど、「大規模農場が世界を滅ぼす」 「大規模農業は自給率改善に繋がるのか?」地下水枯渇の話は聞いた事がある)

このエリアはファーミングがさかんなので、ローカルフードとかスーパーにあるのかなーと思いきやこれが全くない。
街にあるのはほとんどがチェーン店で、ディズニーランドか?!と思うほどの広さのウォールマートが24時間営業してる。特にお酒類は激安。こりゃー消費してしまうわなー。医療費も増えるだろうよ。
食にはちと困ったなー。ベジタリアンもきびしいだろうな~。 
��話は飛ぶけど、TPP。うーん やっぱりアメリカの巨大ビジネスに飲み込まれちゃう気がするなー。法律も変えさせられちゃうかもね。)

カリフォルニアは、こういう背景があるからこそ、疑問をもった一部の人たちのあいだでLOHAS思想が広がったのかなーとも思いました。

今回は通りすがっただけなので、カナダだってアルバータにいけば同じ光景が広がっているのでしょうし、わたしは大規模ビジネスに疑問を感じてるわけなので、アメリカ在住の方はどうぞ気を悪くしないでくださいね!
なんにせよ、もっとゆっくりカリフォルニアを堪能できたらよかったな!

それと、オーガニックやLOHAS思想でいえば、BCもかーなーり意識高いと感じましたよ~。
その意識の高さは圧倒的な自然に囲まれているからではないかと勝手に想像するのですが。

BCはお酒も高く、アメリカや日本ほど物の種類が豊富ではないし、安くもない。
アメリカと比べれば購買力も弱い。
そのうえモノの質やデザインがたいしてよくないから、個人的には購買欲もあまりおこらない。
カナダ人の方がケチだね。
カナダ人がアメリカ人からからかわれて”eh!"とか、田舎者と言われる所以もよくわかりました。

わたしはそんなBCが好きだけどねー!
どこにいても、なるべくEat & Support Localしてきましょう~

頭で考えてた事を 目で見て感じられて、またひとつみえてきたな。

2011年6月20日月曜日

カリフォルニアの旅 3 ~2歳児と楽しむキャンプのコツ~

この次は、LOHASの発祥地カリフォルニアを探る「Organic California!」をupします
子供のことはいいわ~ ってな方は次回をお楽しみに!

さて、太陽君とのキャンプも5回目になりました。
子供とのキャンプはちょー楽しいです。

はっきりいってキャンプでは、四六時中子供を追いかけ回してるうえに、太陽は自然パワーでスイッチはいっちゃって、制御装置は壊れてネジはとんでくわ、テンション振り切れんばかりで大変です。
そのうえ、「エネルギー切れ」ということがないので常にマックス。。。
足も速くなってきて、逃げられると妊婦のわたしにはおっかけられない。
��今回は、妊婦を理由にゆうじにキャンプと太陽を丸投げしたので私的には楽だった~♪)

でも、楽しい!
振り切れたテンションを上手に使って楽々キャンピング~♪

誰かの役に立つのか定かではないけど、以下、カマタ家の2歳児キャンプの極意をご紹介しまーす。

1.どんどん手伝いをさせるべし!

ゆうじもわたしも手が離せない時、タイヨウマンをフリーランにするのは怖い。
また、どっかへ行きたがる太陽を抑えつけていやいやー!ってなる前に、そんなときの「お手伝いして~」です。
枝拾い、お皿拭き、テント設営、ご飯の用意、物運びなんでもいいからお仕事をあげると満たされます。

正直、手伝いどころか、二度手間になるし、すぐ飽きたりするけど、まーいいでしょ!

2.「ダメ」「あぶない」はなるべく言わず、まず親が手本を見せるべし!

これ、けっこう重要だと思います。火おこしとか、ご飯つくってるときとか、チョロチョロされると正直ハラハラします。
枝拾いにいっても、車道にでそうになることもあるし、石にけつまづいてころんだりもします。

太陽の場合、キャンプファイヤーは熱いからさわっちゃダメということはわかっています。
子供は親のやってることをよおーく見てます。
ただ自分も薪をくべてみたい、父ちゃんや母ちゃんと同じ事をやってみたいのです。
なので、薪くべも、火を棒でつっつくこともやらせました。
その他、テントのポールたたんだり、お水を運んだり、お皿を拭いたり、、、満足気でしたよ~。
そのために、ちょっとぐらい熱かったり、痛い思いもするけど予防しすぎるよりいいのでは?と個人的には思ってます。
うちは、まずどの程度理解してるかチェックしてから声かけるようにしました。

4.気を引くおもちゃなどは必要なし!

親が料理してる間に、おもちゃで遊ばせるのではなく、料理なら料理と自分がやってることの手伝いをしてもらうべし。手伝いといっても、野菜触らせておくだけでいいんです。
ボールやら手押し車やらおもちゃいっぱい持ってきてた子供もいたけれどね~。
せっかく森にいるなら、枝やら石やら葉っぱやらそのシチュエーションで遊んだらいいよね。
まー年齢にもよるのかな。

3.着替えはたくさんもっていくべし!

着替えまくりです。2泊3日のキャンプで、上5枚、下3枚、パジャマ全部使いました。

4.寝るときのコツ!

うちは、キャンプ用のスリーピングマットを3枚敷いて、寝袋2枚を繋げて掛け布団にして寝てます。
暗くなったら勝手に眠くなるので、星が瞬くころにテントに連れて行って、添い寝トントンでおやすみなさいでした。そのあと、そーっとテントを出て、静かな星空ナイトのはじまりです。

6.ゆるく構えて、父ちゃんに任せる

私の感覚では、お母さんの方が目が行き届きすぎてしまうので、「あぶないかも」&「いつもはこんなことしない/食べないのに」スイッチが父親よりも相当早く入ります。
キャンプのときは、父ちゃんの出番です。キャンプのときは父ちゃんのペースでよさそう。
とはいえ、「ちょっとー!見てなさいよー!」とか言っちゃうけどね。

でもね、父ちゃんをおっかけてる子供の姿は微笑ましいものです。
そこには、母親の言葉以上に伝わるものがあると感じました。

いつもはジュースもチョコレートもあげないかもしれない
汚れたのにお風呂にいれられないかもしれない
いつもどおり8時には寝ないかもしれない

オトナだって昼からビール飲んだりするし、いつものルーティーン通りいかなくったって良しとすることも大事でしたよ~。

以上、子供も性格それぞれなんで、うちには当てはまらないって方も多いでしょうが、カマタ家はこんな感じでした。
��日間でどうにも手がつけられなかったことが3回ありましたが、3回だからよしとしよう~。

最後に、蚊にさされまくりのタイヨウマン。
オデコに3カ所、まぶたはブラックフライ(ブヨみたいなやつ)にやられました。
血なら少しぐらいくれてやるが、かわいい我が子に毒まで盛るこたなかろうが~!!
��日ほどで腫れもひいてよかったよかった。

最近覚えたことば「あっちいってヨ!」
母ちゃん、ゆうじに言った記憶があります。気をつけよーっと。

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みなさまもENJOY CAMPING!

2011年6月19日日曜日

カリフォルニアの旅 1 ~ヨセミテナショナルパーク~ 

わたしの目標

��死ぬまでに地球上の美しい自然をたくさん見て、歩いて、感じたい。~

今回の行き先は、ヨセミテナショナルパーク&セコイアナショナルパーク
妊婦&2歳児がゆくファミリートリップ キャンプとモーテルの旅 1週間。
はじまりはじまり~

まずは、Yosemite National Park!

赤土色の乾いた大地を抜け、標高1500mまで高度をあげると、景色が一変した。
写真にすると「ほー、こういうとこかあー」って感じなんだけども、
実際間近で、渓谷が織りなす絶景を目にすると、「さすがナショナルパークだな」と感動する。

そして、ヨセミテといえば、「岩」らしい。
「岩の街スコーミッシュから、別のクライマーの聖地にいくんだね」なんてロッククライマーの友人数名に言われて知った。なんか岩づいてるなー。

たしかに、スコーミッシュも岩の街なんだけれども、ヨセミテは格段に違った。
どうすごい?ときかれたら、すべてにおいてスケールが壮大で、そこに満ちている氣も特別。
スコーミッシュの岩のパワーは男性的で「大地に足をつけて、現実を見る」分、うっかりすると物質的なことに気持ちを持ってかれてしまったりする。
ヨセミテは、そんな「うっかり」も全部包み込んでしまう優しさがあった。
岩々しいのに母性がある、神社みたいな場所だった。

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土曜日ともあって、ヨセミテはものすごい人でゴッタがえしていた。
あれだけの人と車が押し寄せているというのに、神聖な優しい氣があたりを包んでいる。
その雰囲気は、伊勢神宮や屋久島と通じるものがあった。

今年は雪解けが遅かったらしい。
先週から気温がグンっとあがり、川も滝も一気に水量が増えた。去年の3倍だそう。
滝の近くまでいくと、滝壺の強風にのって水が舞い、台風にでも逢ったみたいにずぶぬれになった。

滝の水しぶきにあたりながら、「聖なるお水だあーありがたやー」と滝で水浴び。
太陽はその数日前にまぶたをブラックフライにさされて、試合後のボクサーみたいな顔になっていたので、「この水にあたってたら治るねー」なんて言いながら台風をたのしんだ。

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��UP!!

この日は、20マイル離れたBass Lakeにてテント泊。
お次ぎは巨木の森として有名なセコイアナショナルパークを目指します。