2014年7月20日日曜日

5歳の誕生日にて。

昨日、太陽が5歳になりました。




誕生日会には、お友達が10人程来てくれました。
会場は家の目の前の小さな公園で、日本の縁日風パーティー ースイカ割り、ヨーヨーつり、スーパーボールすくいーを企画してみました。

スイカ割りはわりとウケると聞いていたので、楽しみにしていました。
が、実際はじめてみると、子供たちは引き気味で、誰もやりたがらない。
やる気満々だった太陽も、みんなの波長に合わせて”やらない!”の一点張り。
さて、困ったものだと、参加してくれたパパさんたちにふってみると、これが大盛り上がり!
目が回ってその場で倒れ込んだり、ヨタヨタと歩くDaddyたちをみて、大人も子供も涙がでるほど笑いました。
日本のスイカ割り、間違いなく国際文化との架け橋になりますよ〜。おすすめ!

ゲームとゲームの間に、かくれんぼをしたり、追いかけっこをしたり仲良く遊ぶ子供たち。
かくれんぼのルールがわかるようになったとか、数を20まで数えられるようになったとか、そんな些細なことで感動する〜。

思い返せば、4歳の誕生日までは、私の友達がメインゲストの誕生日会だった。
でも、この1年のあいだで、太陽には太陽の世界ができた。
英語環境のなか、しどろもどろな英語だけど、それでもいっぱい笑っていっぱい遊んでる。私の出る幕はほとんどない。

5歳の誕生日は、2度目の大きな親離れ、ー最初の親離れは授乳が終わった時としてー、かもしれない。
こうして少しずつ、、、と未来に焦点をあてると、遠からず近からず、太陽という少年は彼の人生を自力で歩み始めるんだろう。
私は、歯がゆい気持ちで背中を見守るだけという時期もくるんだろう。

母親100%の時代って幸せよ〜。と世界中のお母さんたちに何万回も言い古されたフレーズが、現実味を帯びて胸に響いてくる。

おおげさかな、ハハ。

誕生日の5日前、家の中を走り回っていたら転んで足の指を骨折してしまった。
足の指なのに膝下からギブス、ーさらに言えば、折れた部位はギブスでカバーされていないという矛盾ーをつけることになってしまった。
夏なのに、かわいそう、と思って、ウォータープルーフの$75もするギブスを選んだ。
そして、5日後、もう足の底に穴があいて、ギブスには亀裂が入っている。
壊れるのも時間の問題。

”子供は、大人のようにギブスに優しくないからね”というドクターの言葉を思い出す。

そんなこんなの、いわゆる男の子らしい、ワンパクな5歳。
やさしくて、誰とでも仲良くなれて、あんまり執着がない、ひょうきんで、尾を引かない、明るい性格。
この子は私にはないものを持っている。
まさにお日様のような明るさと、底抜けのエネルギーを。

誕生日会では、ゲストにクラフトギフトをお願いした。
太陽は、いわゆる”おもちゃ”がもらえないことに少々ブータレていたけど。
でもね、”おもちゃ”はあんまり記憶に残らないけど、友達からの手作りのカードやクラフトは、いつか見返したときに、おもちゃ以上の価値になると私は思う。





5歳のとき、自分の周りにどんな友達がいたのか。
その友達は今も自分の周りにいるのか、いないのか。
そんな思い出散歩にでてみるのもなかなかいいものだからね。
 
最後になりますが、私の周りで、いつも太陽と一緒に遊んだり、声をかけてくれるみなさま、どうもありがとう。
カードやギフトを用意してくださってどうもありがとう!
信用できる、フレンドリーな大人に囲まれていることのかけがえのないこと!
太陽が、”人を好き”になれる機会を与えてくれてありがとうございます。
それは、親の力だけでは決してなしえないことです。

そしてこれからもよろしくお願いします。