2018年8月21日火曜日

人間は止まれないようにできている。

SquamishにあるHorse Ranch(馬牧場)で野外で行うArt play of Yogaというワークショップがあったので行ってみた。

たまたま目についたので、都合がついたから行ってみた。というわけで、どんなことをするのか全く無知のまま参加。

着いてみると、ヨガマットを持ってきているのは私だけ。笑
どうやらヨガでもないらしい。

まあいいや、この場所一度来てみたかったし、川のせせらぎ、森の香りと実際思っていた通りに素敵な場所。
それで、一体どんなことをやるのか全然わからないままワークショプが始まった。

どうやら、このワークショップは、体のパーツや感情にフォーカスして、心のままに自由に動き回る(踊るでもなく、動く)というものらしい。
マインドには黙っててもらって、心の動くままとにかく動きを止めてはいけないそうだ。

最初は手を伸ばしたり回したりしながら歩く等わかりやすい動きで始まり、そのうち肘や足の裏や乳首(!)といった体の部分にフォーカスして、そのパーツにリードしてもらってどういう風に動きたいか、動きたいように動く。
なんだか変な感じだったけど、慣れてくると、マインドが静かになって、体が動きたいまま適当に動きまくっていた。外だから、体が行きたいように何処へでも。
もちろん、全員。なんとも不思議な風景。笑

やっていて、

*人間って動かずにはいられない生き物なんだなあ。
*人間は本来は屋外で生活するようにDNAに組み込まれている気がする。
*人間は直線や四角な動きが苦手なんだなあ、あ、そういえば室内って直線ばっかりだな。

体のパーツが終わって、テーマは感情がリードする動きに変わる。

*ハッピーな感じを動きで表す。
これは簡単にできる。らららー♪っていう感じ。

*イライラしてムカついている。
もおおおお、あ”ぁ”ぁ”ぁ”!って感じ。うん、できる。

*怒っている、嫌っている。
心の中で Ass hole!! って叫びながら、動きで表現。 うん、できる。

**だけど、”悲しみ”を動きで表現しようとしたら、できなかった。
というより、動くことができなかった。

あ、悲しいって動けないことなんだ。

確かに、悲しい時って動けないかも。。。

嬉しい、楽しい、嫌い、怒っているはどれも生きる原動力になる。
でも、悲しいは、動く力にはならない。

動く気にならない、やる気が出ないっていう正体は、大枠でいうと”悲しみ”なのかもしれない。

なんだか、すごい発見をしたような気分。

ついでに、体とハートが教えてくれたのだけど、悲しみから抜け出したいときには動くしかないってことにも気づいた。

日常生活でも、ある程度沈んだ後悲しみから抜け出したい、という気持ちになった時は、ただ歩くだけでもいい、できれば大手を振って大股で歩くとか、とにかく体を動かすことが必要なんだよ、きっと。

たまには立ち止まることは必要だけど、
でもやっぱり、立ち止まる時間よりも
動いて、動いて、進化し、変化し続ける方が、人間の性にあっているのだろう。
どんどん変わっていくことの方が自然で、変わらない方が不自然なのだ。(見た目や体格も含めて)
自然の近くでね。

頭は良くも悪くも、やいややいやとウルサイけど、体とハートだけに委ねると今まで見えてこなかったことが見えてくる。

面白かったなー♪

2018年8月12日日曜日

Healing Horse

おばあちゃんから子供達への誕生日プレゼントということで、ホースライディングをしに行ってきました。

ホースライディングだけなら、SquamishでもWhistlerでもできるのだけど、
やるならKeraのところでお願いしたかったので、Pembertonまで1時間半のドライブ。
KeraはもともとSquamishでMountain Horse Schoolを運営していて、子供大人問わず、自閉症など障害を持った子供達に馬と一緒に行うヒーリングワークショップをよくやっていて、ホースセラピーをしているところは他になかったので気になってました。

さて、雄大なMt.Currieの麓にある、Keraのおうちについて、出迎えてくれたのは26歳になるメスのサラ。
乗馬だけならやったことがあるのだけど、ブラッシングをしたりゆっくり触れ合うのは初めて。












サラの体は年の割に美しく、穏やかで、温かかった。
そばにいると、なんだか眠くなってきてしまうような、スローな気分になってくる。

ブラッシングをしながら、なぜ馬が人のヒーリングに向いているのか、犬や猫との違いも興味があったので聞いてみた。

すると、

「馬は人間より体が大きいからエネルギーフィールドも大きい。
心拍数も人間ほど早くないし、動きも歩き方もゆっくりとしていてリズムがある。
だから馬のエネルギーフィールドの中にいると、人の心の動きもスローになる。
頭の中が忙しくても、馬をみたり、触れたり、乗ったりするだけで思考がゆったりになる。
グラウンディングが強くなる。」

とのこと。

こうやって文字に書き出すとうまく伝えられているかわからないのだけど、馬に触れていると確かに、さっきまで考えてた事柄も頭から消えて、「今この瞬間」だけにフォーカスできる。
そして、温もり。なんだろう、これは。包まれている感じがする。
温もりつきのメディテーションと表現したらいいだろうか。
確かに、馬に比べると犬や猫は確かに動きがせわしないから、この感覚にはなりにくい。

そして、馬は人間の心に敏感だから、さっきまで怒っていた人が表面上は取り繕って馬に近づいたりすると、馬にはわかるそうだ。

なんだかね、サラの横にいるだけで、本来の自分に戻ってきたような感じがする。
不思議だよ。

かといって、すべての馬が穏やかで優しいわけではない。
サラはシニアホースだから落ち着いているけれど、前にジャスパーで乗馬したときの馬たちはみんなそれぞれ個性的だった。
人間の言うことは聞かず自分の歩きたいように歩く子。
泥や水が足に付くのが嫌な子。
聞いたら、牝馬は牡馬に比べて気分屋だから、人を乗せるのに向いてないことが多いそうで、なんだ人間と同じじゃない!と笑ってしまった。

サラは牝馬だったけど、とっても穏やかだったな。
子供達も1人ずつ馬に乗せてもらい、最後はリードなしでバーンまで戻ってきた。







今日は恵みの雨もあって、曇り空だったけど、相変わらずMt.Currieは雄大で、ペンバートンに流れる時間には癒された。
自分の真ん中に戻ってきた気がする。
自分と地球を繋いでいるコンセントがいくつか外れてて、それらをまたぱちっと差し込んだ感じ。

太陽も、終始Mt.Currieがかっこいいと言っていて、そう感じてくれて嬉しかった。
1年分のブルーベリーをピッキングして帰ってきた。



Mt.Currie様



BC州内陸も島もあちこちいったけど、やっぱりPembertonだわ。
っていつも思う街。
いつ、とは言えないけど、またいつか住みたい街。
夏の間にもう一度行きたいな。

2018年8月11日土曜日

ガーデン記録 2018

あっ!というまに8月も半ばになってしまったー!

今年は山火事の影響が少ないかと思いきや、きたねスモーク景色全然見えません!

少なくとも5年前までは夏はとっても夏らしかったのだけど、ここ数年は夏と言ったらスモーク。確かに雨が全然降らないし、熱いし、前より雷が増えた気がする。気候変化があるのかなあやっぱり。

8月半ばになるとガーデンもかけた愛情が成果となって表れる頃。


今年は4末まで日本にいて、帰ってきてすぐにリノベーションにとりかかったので、ガーデンは後手後手に回ってしまい、正直イマイチな感じです。


全体としては、あーすればよかった、こーすればよかったが多く、こうなったらマクロでみるよりミクロで感じてみるしかない。笑。

それでも十分楽しませてくれる。

ここ数年は、好きなものをシーズン通して食べられるように、種まきを少しづつずらして、品目を少なくするようにしている。







大サイズのトマトが赤くなり始めたところ。ミニトマトあまーい!
トマトは軒下で育てることにしてからうまくいくようになった。
雨や水がかかると実割れするし良くないってのは本当なんだと思う。







ケール。1株だけど、結構こと足りる。おかげで毎日スムージー生活。
深みどりが美しいよ。




 かぼちゃ。人工授粉のために、雌花が咲いてないかチェックしにいくのが娘の日課。

「男の子と女の子チュッチュしないといけないからねえー。でもさ、なんで男の子の花ばっかり咲くのー?」なんて、カボチャから受精の仕組みを教わっている娘です。






ああ、ガーリック。。。コミュニティーガーデンで1年分育てているのだけど、
2週間近くほったらかしにしている間に芽が私の背丈ぐらい伸びてしまっていた。
つまり球根が小さくなってしまったー。
ガーリックとポテトはほっといても大丈夫。を過信し過ぎちゃった。
ポテトも枯れてて、ちょっとしか収穫できなかったなあ。
やっぱり、野菜は足音を聞いて育つものだ。



Strawbale跡地に植えた野菜たちの成長も、思ったほどではなかった。
やっぱり栄養が足りなかったり、土壌のバランスが悪かったんだろうなあ。
土はすっごいふかふかだけど、小ぶりなものが多かった。
来年は土に還ろう。

うちはガーデンのすぐ横に大きな杉の木があって、
その杉の細かな根っこが地面の下からどんどん侵食してきたり、
ブラックベリーがマルチを突き抜けて畑から生えてきたりと何かしら問題がある。
底となる部分にマルチを2重に引いたり対策を講じてきたけど、十分じゃないようで。
来週ガーデンソルーションの人に来てもらって、
もっと上手に活用できるようアイディアをもらうことにした。
10年近く使って来たコミュニティーガーデンを手放して、
庭でポテトとガーリックも育てたいと思う。
狭いスペースだけど、どうやったらもっと上手に使えるか、
アイディアが広がるのは楽しみだ。

日照時間、太陽の方向、風、針葉樹、シダ植物、ベリーブッシュ。

野菜を育てるのは、自然との対話だなあってつくづく思う。
敷地内に迫ってくるシダやベリー達に、
ああーーもう!と思うことはあるけど、
ベリーブッシュや樹木が、大地と家をしっかり支えてくれているから、
感謝であり共存なのよね。

特に今年は、私が自然のリズムから少しDisconnect状態だったから、
それが顕著に畑に現れたかなーと思ったりする。
子供が大きくなるにつれて、暮らしの方向性が少し変わりつつあったんだな。
そういうことにも気づけてよかった。

10年細々ガーデニング、でもまだまだわからないことだらけ。

てなこといってたら、もう薪の準備をする季節。
ウッシャー頑張るぞー!