吹き荒れる風で庭のゲートは倒れ、垣根は歪み、細い樹々は折れて道路に散々と横たわっていた。
夜になっても風は全くおさまらず、「停電になりそうだなー。」なんて思っていたら案の定、停電になった。
おっと~、キャンドル、キャンドル。
棚に飾っておいたキャンドル、こういう時に役に立つもんだな。
まもなく大家さんが「大丈夫?キャンドルとマッチはある?」と様子をみにきてくれた。
ひとりだったらちょっと焦ったかもしれないけど、きのうはゆうじがいたから落ち着いていた。
風がごうごう巻く中、キャンドルの灯りを頼りに、カセットコンロでお湯を沸かした。
「今夜は復活しないかもしれないねー」なんていいながら、寝袋に包まる。
風が窓に体当たりして、ガタガタと揺れる。
窓の外は真っ暗。でも、月灯りのおかげでだいたい見えた。
満月の光、明るいなあ~。おかげで家の中もなんとなく見えるよ。
おつきさまありがとう~
そのあと電気は復旧したけど、思いかけないキャンドルナイトがとても心地よかったので
「このままにしよう」とキャンドルを灯したままゆっくり過ごした。
月をみるのは久しぶり。
少しずつだけど、月や朝日や風や空を感じる日が増えてきた。
そうすると、内なる力、ハートの奥がムクムクと元気になってくるのを感じる。
だからかな、わたしのお月さまも戻ってきたよ。
わたしは以前に比べて、だいぶ地に足がついたと思う。
スピリチュアルな知識や情報を前よりも今は必要としなくなった。
掃除、洗濯、料理に育児。その繰り返しが、私の心を強くしているみたいだ。
ああ、腰が据わってきたな。と感じてる。
そうしてたら不思議なことに、前に恐れていたことのいくつか(例えば火とか)を、知らないうちに克服していた。
これは、スコーミッシュは”岩の町”だからかもしれない。
着実にしっかりと。そういうメッセージをビシビシ感じる。
きっと、土台を作ることを学んでるだと思う。。
物質的にも、精神的にも。
��そのかわり影を潜めてしまった要素もあるけれど。今はちょっと眠ってるだけ、そのうち、ベストなタイミングで起きてくるさ~と思ってます。)
土台とか着実とかって、わたしの苦手なテーマだから、人生のうちにちゃんとやっておかなくちゃと思ってありがたく向き合っておこう~。
そこちゃんと強くして、またいつか次のテーマがやってくるのを楽しみしよう。
��と言ってしまうあたり、苦手意識があるんだよね~。えへへ。まー焦らずだな~。)
今朝は、風もなく穏やかな朝だった。
このところ、朝がやってくるのが遅い。
太陽が山々を越えて、ようやく光を運んでくるころにはもう8時をまわっている。
夏のようなさわやかで強い朝ではなくて、
暗い中、手をこすりながらやかんに火をつけて、
お茶を飲みだした頃にようやくじわじわと朝がやってくる。
さりげない朝だけど、
嵐のあとだから、まぶしくみえました。
太陽と月、朝と夜
おひさまと月のパワーはすごい。
嵐のあとは、おひさまと月の、当たり前に巡ってくるサイクルが新鮮に感じられました。
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