立て続けに、海辺の森でキャンプしました。
森は、いつも良い時間をくれる。
森にいると、いい会話ができる。
本音がすうっとでてくる。
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人それぞれ、その人が醸し出す雰囲気があるように、お花のひとつひとつにも個性がある。
木も同じで、木にはそれぞれ性格があると思う。
ここの森には、恋多き樹々をあちこちで見かけた。胸がキュンっとなる。
久しぶりの海!
岩場をじいっと眺めていると、磯の星に降り立った気分になってワクワクしてしまう。
なんにしても、海は夕日がいい。
山間に住むわたしにとって、海に沈んでゆく夕日は、プライスレスなご褒美なのです。
夕日が海を黄金に光らせ、空を赤く燃やしたあと、あたり一面は紫に染まる。
わたしは夕日が沈んだあとの、空のグラデーションが一番好きかもしれない。
この写真たち、夜の10時半なんですよ。
カナダに来てから、夏至の意味を目の当たりにする。
短い夜が来て、テントに入ってしばらくすると突然風が巻きはじめた。
風は、一定の速度で、辺り一帯に大きな円を描くように廻っているようだった。
ゴウゴウとうめきながらわたしたちがいる森を風が通り抜ける。
木の葉が踊り、テントにあたってカサカサと鳴った。
はじめは雨でも降るのかと思った。
でもそうではなくて、潮が干いている音なのだとしばらくしてから気づいた。
渦潮が風を巻き起こし、森を揺らす。
月の引力ってすごいな。
干いていく海水は、いったいどこに運ばれるのだろう。
地球の70%は海水だという。
私たちの70%は水分だという。
月に引っ張られる海水と一緒に、わたしの体水も潮の満ち引きに合わせて月に引っ張られているはずだった。
溜まっている流れを底から動かし、ぐるぐる混ぜる大潮の夜は、まるで浄化の儀式みたい!
しばらくすると風が止み、波が穏やかなリズムで呼吸しはじめた。
波のリズムをしらずしらずに体に刻み、私は眠りについたのでした。
明日も森にいってきます~。