2021年8月14日土曜日

ワクチンを打つ、打たない、私の場合

久しぶりのブログ投稿です。
そして、ここ最近、数名の方から「コロナ関連カナダってどうなの?」と個人的にメッセージを頂くこともあって、私がどう思っているのだろう?と興味を抱いてくれる人がいることも嬉しく、だったら書き記してみようかなと思います。
今回は、意見の交換ではなく、私からの一方通行の書き綴りにしたかったのでSNSではなくブログにしました。

2020年の3月から早1年半。
私達はまだパンデミックの渦中にいます。
これを書いている今はデルタ株が流行りだし、BC州も新規感染者が日々うなぎのぼりの2021年の8月です。

私はつい最近モデルナの2回目を接種しました。
接種後15時間くらいから体調が悪くなり、24時間〜36時間の間は39℃近くの熱が出ました。おしりや腰の関節痛もあり、最後は軽い頭痛もありました。
熱を出すのは久しぶりだったので「ああ熱ってこんな感じだよなあ〜、やっぱしんど!」と思いながら時が過ぎ、60時間後(2日半後)には回復しました。
ただ、1回目は1週間後に接種した側の脇の下のリンパ節にしこりが出たので要経過観察です。

さて、このブログのサブタイトルにも「Holistic&自然療法」と謳ってあるように、私は以前だったらワクチン接種はしない選択をしていたと思います。

だけれど、子どもたちも育ち、時が経ち、子供が幼かった時ほど自然療法や食べ物に熱意を注げなくなっている自分もいます(この話はいつかまた)。
そして、自分の考えだけではなく、自分が置かれている立場と、つぎつぎ繰り出される変異アタックを鑑みたときに、ワクチン接種に対して考えが変わりました。

その動機をシンプルに書くとするならば

「日本(主に家族に会いに)に行けるようにしておきたい」

ということと

「家族とビジネスを守りたい」

「私が感染源で誰かにうつしてしまいたくない」
→(私の体験談:稀な感染症に罹った話

という想いに集約されるかもしれません。

私はカナダに住みながら、ヤフーニュースなどで日本の記事を毎日見ています。
そこで感じるのは、カナダのニュースは一般的にワクチンに対して好意的であるのに比べて、日本の記事は副作用を大きく取り上げているように感じます(←これも私のアルゴリズムのバイアスがかかっている可能性もありますね)。
実際、私の周りは、カナダ人の方がワクチンの接種率が高く(私の周辺は100%近いと思います)好意的に感じていて、日本人の方が接種率が低く、懐疑的に感じているように感じます。

BC州の中でも地域差があるので一概にはいえませんが、私の半径5mの世界の方々は医療従事者が多いのもあって「打つのが当然」という流れを感じます。
そしてみんな接種が早かったのでいろいろ観察させてもらってましたが、誰も重篤な副作用などなくその後も変わらず生活しています。

とまあ、カナダと日本でもメディアから目にする情報が違うので、情報の取捨選択をするのは難しい。

そんな中で「正しさ」とか「真実」などは求められないし、
自分が信じたいことがその人の哲学。
だから、私は結局、自分がどうしたいのかで決めました。

さて、日本で大きく取り上げられている副作用については、もちろんあるでしょうし、神経免疫障害などが出たら本当に怖いとも思います。接種するリスクはあるでしょう。
だけれど、私はもう出産もしないし、人生の折返しにいると思っていて(そんなに長生きしたくもない)ある程度何かあっても受け入れられる覚悟はそこそこあります。
子どもたちもまだ小さいですが、幼くはない。
長期的な影響?あるかもしれません。
今はまだ、誰にも、専門家でさえわからないことも多いでしょう。

うちは飲食業をしているので、私達が感染してお店が休みにでもなったら、スタッフの生活に支障が出てしまうので、それも大きかったかな。

正直、私は、ワクチンと同様に人体への影響は別の事柄からもあると思っています。
食べ物とか、Wifiとか、ソーシャルネットワークとか、カーボンニュートラルとか、気候変動とか、いろいろ。
特に、世界の国ががこぞってどうにかしようとしているコロナに比べて、この夏、顕著となった温暖化がもたらす恒久的な影響はまだまだ見過ごされている気がしてなりません。

なので、私にとってワクチンの接種は人体への未知のリスクより利点が上回るように感じました。
これは人によって捉え方が大きく変わるでしょうし、年齢、職業、家族構成、住んでいるエリアによっても異なるでしょう。
私は周りに医療従事者がいたり、私自身、薬屋の娘として育ったことも少なからず関係しているかもしれません。

だからといって、ワクチンの配布が早かったカナダなのにすぐに決められず、2回目の接種が今になったのは、それなりに悩んだからだと察してもらえたらと思います。

もし何十年も経って、万が一このワクチン政策が失敗であったという結果が出たとしても、これは私の選択で接種したというというシンプルな行動と結果があるだけです。

そんなこんなも含めて、なんだかすべて地球人の大きな学びのひとつであるように思うのです。

そして「家族を守りたい」「自分の体を守りたい」ということに関しては、受けない人も全く同じ思いで受けない選択をしているのだと思います。子供がいたらなおさらですよね。

だから、これを読んでくださっている人が私とは異なる選択をしていても、共通する思いがあることをお互い尊重しあっていける社会であってほしいなと願います。

とりあえず私は早く日本に行って家族に会いたい!
3年以上帰っていない間に、親もすっかり年を取ったようです。
あまり期待はしすぎず、しかし年内に会えるといいなと思っています。

*この記事は一方通行です*
読んでくれている人の考えを曲げたいという気持ちもなく、
新たな情報やエビデンスがほしいわけでもなく、共感してほしいわけでもありません。

そのためコメント欄は閉じます。