サドベリー・バレースクールとは、アメリカにある”フリースクール”や”デモクラシースクール”と呼ばれる学校で、詳しくはググってもらった方が早いんですが、簡単にいうと”生徒(5歳ー18歳)に完全なる自由が与えられていて、それゆえ学校の運営も生徒が話し合って決める”という学校です。
学校に行って何をするのも子供の自由。カリキュラムはもちろんない。
本の中の逸話(?)に、ダンという少年は、数年間、学校に来ては朝から夕方まで一年中釣りをしてたそうです。逆にいえば、釣り以外は何もしない。
さすがに心配になったダンの父親が学校に相談にくると、スタッフはこう告げます。
”ダンは誰よりも魚に詳しいのです。それ以外にも、ひとつのことを投げ出さずにやりつづけること、自分が興味のあることを思う存分追い求めることができる自由の大切さを学んでいます”
これを読んでいて、究極だなあ~ と思いました。
一般的には18歳で、進学か就職かはたまた放浪か選択を迫られるのだけど、18の時点で自分の道を見据えている人は多くないですよね。
自分が何が好きか、まだ模索している、模索しはじめたばかりかと思います。
その点、サドベリー・バレースクールの子供達は、学校生活のなかで”自由”の素晴らしさと、自由ゆえの苦痛を思う存分体験しているので、18歳になるころには”自分が何をしたいか”を分かっている子が多いそうです。
究極だなあ~~~!
この学校が上手く運営されるには、人間味と知性のあるスタッフが鍵という感じがします。
自分の子供を送れるかなあ、どうかなあというと、YES!と即答できないけど、理念は筋が通っていて素晴らしいなあと思います。
そうそう、自分が入れたいかどうか、というのも大事かもしれないけど、こうしていろんな考えをしることで、”当たり前ってなに?”って考えるよい機会になります。
子供への接し方を見直すきっかけになります。
そういう意味でも、これからもいろいろリサーチしてゆきます。
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