街も住宅街もクリスマス一色。
ウィスラーもやっとまとまった雪が降って、より”クリスマスらしく”なってきました。
Squamishの郵便局では、この時期、”サンタクロース行きのポスト”が設置され、多分郵便局員の人達が書いてくれてると思うんだけど、ちゃんとお返事がくるのです。
うちの子供達も、サンタさんにお手紙かこう!と大張り切り。
ちゃんとサンタさんに伝わるように、欲しい物を絵付きで詳しく書いて、ルンルン気分で投函してました。
でもね、サンタさんって欲しい物をくれる人なのかな?
わざわざトナカイにのって、モールで売ってるおもちゃをくれるの?
望めば欲しい物をもらえるっていうのは誕生日でいいんじゃないかな?
って疑問がわいてきてしまって。
こちらの古いしきたりでは、サンタクロースは小人達と一緒に、世界中の子供達のために、とんかんとんかん、おもちゃを作り、クリスマスの夜にキャンディーやチョコレートと一緒に届けてくれることになっています。
サンタからのプレゼントは、ぬいぐるみだったり、小人が作ったシンプルなおもちゃだったり、編み物だったり、身の回りのわりと素朴な物。
現代で、そういう素朴な物をあげつづけるのは確かに無理があるかなと思うけれど、かといって、それなりの物をあげても、喜びはひとときで、数ヶ月すれば忘れてしまう。
自分の記憶を振り返ってみても、”サンタクロースが来た!”という喜びは覚えているけれど、何をもらったかは全く覚えてない。
なんかの記事で読んだけれど、サンタクロースがXboxを届けてくれた一方で、ミトンとニット帽しかもらえなかった子供が同じクラスにいて、子供がサンタクロースの不平等さを嘆いているそうだ。
どうやって埋めたらいいんだろうね、この心の溝。
どっちの子供もギフトを楽しみに、いい子にしているだろうにね。
私にはいい言葉がみつからない。
去年までは、うちの子供達もサンタクロースのギフトが素朴なものでも、すんなり受け入れていたんだけど(おじいちゃん、おばあちゃんに他にプレゼントをもらえたおかげもあって)、今年のプレゼントはサンタクロースからだけなので、いままでとはワケが違う。
夫婦で話した結果、 欲しいものが届かなかったら落胆するのは目に見えてるけれど、だとしても素朴路線でいこうということになった。
サンタさんは、その子にあったものを贈ってくれる人でいてもらおう。
欲しい”物”は、親ができるときに、よいと思えるタイミングで贈ってあげたらいいかなと。
本来、サンタクロースのギフトって、魔法にかかったような素敵なひととき。
さて、どうやったら、今年も魔法をかけてあげれるか。
サンタさんからのお手紙を工夫してみるか。
子供がいつか振り返ったときに、魔法にかかっていた自分を、愛おしく思ってくれたらいいな。
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