ひょっこりと5日間の休みができたので、家族でバンクーバーとビクトリアの間に浮かぶ島、Mayne IslandとPender Islandに行ってきました。
私たちはNatural Buildingに興味があって、Mayne IslandはBCの中でも、ーCobやStrawbaleで建てられた家がある島ーというイメージがありました。
いつもはキャンプな私たちですが、今回はせっかくだから島のNatural Building事情を調査するべく、cob cottageに泊まってみることにしました。
まずは写真から。
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COB HOUSE! |
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この窓際のベンチ、素敵です。 |
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もともとはCOBの暖炉だったようですが、後から鉄暖炉をセットしたそうです。 |
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曲線といい、手作りの棚や取手といいかわいすぎる! |
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ロフトのデスク 素敵な作品や文章が生まれそう。 |
このCob houseは15年前に、Mayne Islandでcob house のワークショップをオーガナイズしているcob worksの有志たちによって建てられました。
ちなみにCob houseとは、粘土質の土と水と砂と藁を混ぜた、固めの泥でできた家のことです。基本的に、土や砂はその土地から掘り起こしたものを使うのが理想。
Cob houseの多くは、パーツの素材に、地元の流木や、石や、街のリサイクルセンターで発掘した捨てられていた窓やドアを使ったり、まさにrecycle reuse reduceの家、地球に還る家なのです。
Cob Houseの特徴について、昔書いたことがあるので、興味のある方は過去記事をのぞいてみてください。
わたしたちもSunshine CoastでCob Ovenを作る手伝いにいったことがあり、足で粘土を捏ねて、形をつくっていく作業が楽しかった!
Cobは曲線や形など、自由に創りだせるので、アートな感性がものをいう、まさにImaginationとCreationの融合!
ただ、Ovenを作っていて感じたのは、家をつくるとなると、相当な根気と労力と時間が必要。
だから余計に、たくさんの手をひとつにまとめあげるcob worksにはrespect!
さて、Cob houseの良さを一言で表すなら、“温もり”。土の温もり。
そこに木の温もりと作り手のLOVEがミックスされ、全てが織りなす空間のマジカルなこと。
現実の世界から切り離されたような、不思議な空間。
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”盗まれた時間 ここは現実の世界からずっとずっと遠く離れたところ。” |
子ども達もリラックスしていい時間をすごしました。
さて、この記事のタイトルは"Sustainable Mayne Island”となっていますが、どんなところがSustainableなのか、お話してこの記事を締めたいと思います。
Mayne Islandはガルフ諸島の中でも人口が900人程度の小さな島です。
この島にはゴミ処理場がありません。
それどころか、フェリー乗り場にも公園にも、ゴミ箱がありません。
その代わり、リサイクルとコンポーストを徹底していて、リサイクル用の箱は島の要所に設置してあります。
リサイクルにできないゴミは、旅行者でも持ち帰るのが基本。
Squamishのゴミ捨て事情は大雑把なので、その感覚でこの島にくると、いかに自分がゴミを生み出しているか(たとえゴミを減らす努力をしていても)思い知らされます。
また、ダムなどあるはずもなく、しかも湖も川もないので、水の貯蔵力に限界があります。
もうおわかりかと思いますが、この島では水が貴重です。 夏場は特に。
さて、Mayne Islandを後にして、隣のPender Islandへ向かいました。
そこではcob worksの創始者であるTracyのArtwood Cottageに泊まることになりました。
TracyはStrawbaleのお家に住んでいるのですが、natural buildingうんぬん以上に、人柄が魅力的!Pender IslandではTracyのおかげでとっても素敵な出会いが待っていました。
その様子は次回またupします。
長々と読んでくれてありがとうございます♪
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