ランタンウォークとは、夜が長くなる冬に向けて、心の中に灯りを灯す準備をしましょう。という趣旨のフェスティバル。
子供達の手作りのランタンにキャンドルを灯し、歌を歌いながら夜の森をみんなで一緒に歩きます。
K-7Gradeそれぞれの手作りランタン Squamish Waldorf SchoolのFBpageより |
冬時間に変わったばかりの夕暮れ。
日が落ちるのが早まって、午後6時にはもう闇に包まれる。
6時に森の入り口に集まり、先生、子供達と一緒に伝統的なランタンウォークの歌を歌う。
例えるなら日本の秋の童謡を賛美歌寄りにしたような、
魂がブルブルっと震えるような、懐かしい感じのする歌。
心が洗われていく感じがする。
夜の森に、ランタンの灯りがそちこちに灯る。
懐中電灯や携帯電話は全てオフで、大人もみんなランタンを持って歩く。
おしゃべりは禁止というわけじゃないけど、しなくなる。
この日は冬将軍が家来を連れて配置についたかのような、
初冬らしい冷え込みで、初霜が降り、射手座の新月の空は星が瞬いている。
Squamish Waldorf SchoolのFacebook pageより |
この独特の雰囲気がマジカルで素敵。大好き。
ウォルドルフ教育は、「物事の美しさ」を教えてくれる教育だとつくづく思う。
たとえ周りが闇でも、光は自分の中にある。
光は自分で灯すものなのだ。
ってね。
あっという間に素敵な夜のお散歩が終わり、
余韻に浸りながら「こういう感じ久しぶりだなあ。」って感じて、自分たちの暮らしを振り返ってみた。
週末も試合だなんだあり、そもそも子供達もやりたい事があるので、
数年前みたいに一緒にお散歩に行くという時間がめっきり減ってしまった。
そういえば、最近あんまり森にきてないなあ。。。。
昔は、「お散歩いこ!」と言えばニコニコしながらついて来てくれたけれど、
今はキックボードがしたい、自転車に乗りたい、
お散歩はつまらないから公園がいい、
はたまたあの山を登りたい、いやいやそんなに歩けない、
などなど2人の意見をまとめるのが簡単ではなくなってきた。
夜の森を歩きながら、懐かしいなあ、いっぱい一緒に森に行ったよなあって、
まあ、懐かしいったって、ほんの2年前くらいのことだけれど、
一緒に過ごした楽しい時間、「森と子供」という、
大好きな空気感に戻ってこれた感じがした。
すっごく大事にしていたこと。
そして、これからもずっと大事にしたいこと。
原点に戻ってこれてよかったー。
子供の学校イベントには、そんなに参加型ではないユウジも、
このイベントはMust Goならしく、それなら今や公立に通う息子も強制参加というわけで、
家族みんなでいい時間を共有できてよかった。
寒くなってきたけど、森いこ!