2017年10月15日日曜日

続・おもちゃのシューティングガン

以前、武器のない日常 という記事を書いた通り、
私はたとえおもちゃでもGunで遊ばせることに非常に抵抗があります。
今日は、そんな話の続編です。

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太陽の友達のママにKellyという人がいる。
Kellyは、私と子育て感が似ていて、ユーモアがあり、ハッピーな人なので、話していて楽しい。
私も彼女も、ゲームもiPadも持ってない、武器系のおもちゃを持ってない、外遊び推奨と、学校の中でも少数派。

この間そのKellyと、おもちゃのGunの是非について話していた。

北米では、Nerf Gunというスポンジでできた弾を撃つシューティングガンが流行っている。
公立学校に通う男の子は、1人1丁、いや3丁は持っている、must toyなのだ。

だけれど、私としては、Nerf Gunでも遊んで欲しくない。
おもちゃでもGunが身近にあると知らないうちに洗脳されて、いずれラスベガスの事件のようなことが起きるのだ。
ということを、Kellyに力説していた。

すると、Kellyの思いがけない一言が。


「ねえ、Nerf Gun撃ったことある? マジで面白いから。かなり爽快よ。やってみ!」


「私はかねがね思ってるんだけど、”ダメ”という根本には恐怖があるからでしょ?
 恐怖ベースで物事を捉えると良くないと思うの。
 Nerf Gunの楽しさも含めたコンセプトを理解しないと、恐怖に支配されるわよ。」

「こないだ、子供がNerf GunでJackassみたいなことしてて、腹がよじれるほど笑ったわよ。」

Kellyの言葉は、かなりの衝撃だった。

そして、、、、それもそうかもなあ。。。。と思い、

家に帰ってきて、太陽がお友達からもらったNerf Gunを撃ってみた。

まあ、確かになんだかスッとする。
スパン、スパン!と的を狙っていると、心が静かになって、
大げさな言い方だけど、無になれる感じがする。

いいか悪いかを別として、男の子は、この”感覚”が、”楽しい”んだ。

純粋に楽しいと思う気持ちがある。
しかも、当たっても痛くないスポンジが飛び出すただのおもちゃだ。
なのに、それを本物の銃の恐怖心と同列にして抑制するのは、
確かに精神衛生上良くないのかもしれない。

うん、そのことは認めよう。 笑

本物の銃に、弾丸を込めて、生きている人を狙う。
殺るか・殺られるかだから、銃を持つ。
この”恐怖心理”が問題なんだよね。

それをベースにした映画やアニメ(子供向けでも)の方が問題かもしれない。


ウーーーーム。


道具も、薬も、お金も、どう扱うかは人間の良識次第だということだ。


うーーーーーーーーーーム。


これからも、太陽には銃社会のありのままを伝え続けるけど、
あとは、彼の良識が健全に育つことを信じて、
遊び方に関しては、もうあんまりとやかく言わずlet goするのがいいのかなあ。。。。
んーーーわからん!!

とりあえず、子供を森に連れていこ。笑
それがひとつの答えだな!








Kellyは、私より10歳近く年上なのだけど、
だからこそ?深い話を、ジャッジメントなしで、落ち着いてできるので楽しい。
この歳からの、新たな出会い、いいですね。




初めて家族みんなでCheif登りました。 

2017年10月7日土曜日

演じるのをやめよう。 "Five Foot Twoを見て”

NetflixでLady Gagaのドキュメンタリー、"Five Foot Two"をみた。

Lady Gagaといえば、"キレたファッションでパフォーマンスをするPop界の女王。"
という印象で、今までほとんど興味がなかった。
しいていうなら、マイノリティーや女性の権利を擁護する発言をする人という印象が少しあるくらいで。

ありきたりな表現ではあるけれど、ドキュメンタリーを見てから、
今更ながらLady Gagaのファンになった。とても愛おしい人だなと思った。
彼女のファッションは、Pop業界への抵抗であり、主張であったのだと。
そして、この人は純粋に、音楽の才能に溢れた、音楽を愛する人。だなと。

このドキュメンタリーは新作アルバムJoanne製作のBack stage storyでもある。
彼女はキレたファッションを”Joanne”で、封印し、
今までのエレクトロポップとはうって変わって、曲構成もカントリーロック風になった。

歌で勝負に来たな、というのが伝わってくる。

"Joanne"では、飾りをゴテゴテつけた自分ではなく、
全てをさらけ出した歌を、純粋に聞いてほしいという心境になったそうだ。
それは、かつてないほどの恐怖、不安、孤独の作業であり、変わらぬ音楽への愛であった。(庶民の私には、ガガ様を理解するなどと、恐れ多くていえないけど)

読者の皆様には、私の稚拙な文章だと、”ふーん’”ぐらいにしか感じられないかもしれないけど、ガガ様のドキュメンタリーを見ていて、

これは実は、多くの人が、心の成長過程で通る、ライフレッスンそのもの
なんじゃないかと、思ったのだ。

それは、”演じるのやめる” というレッスン。

いい人でいたい、注目されたい、個性的でありたい、自信、保身、理想
傷つきたくない、傷つけたくない、期待を裏切りたくない、
嫌われたくない、罪悪感、、、。

これは私の話。
人生半ばに差し掛かると、
いつのまにか演じてる・演じてた自分に気づく時がくる。

家族ができ、仕事が変わり、引越しをして、
歳をとり、痩せたり太ったり見た目が変わり、
違った見方で世の中を見るようになり、
経済的な状況も変わり、世の中での経験値も上がっていく。

その中で、大切なことの優先順位の入れ替えがあり、
ちょっと前まで一番大事だった価値観が、今はかなり後退していたりする。

例えて言えばこんなこと。
私はスノーボードが大好きだった。
でも、20代で膝の手術をしてから、
滑るたびに右足が棒のように突っ張り、踏ん張れない。
やがて腰も痛くなり、左の膝も痛くなり、、と数時間の内に悪循環に陥る。
特にここ数年、体は痛く、思うように滑れないし、寒さもキツイ。

正直、もうスノーボードはいいかなと思っていたけど、
マウンテンカルチャーの色濃いこの地では、
特に冬の友人の前では、その一言を発することができなかった。
だから好きなフリを続けてた。
そんなこときっと誰も気にしないのに、呆れられるかな、
怪我を言い訳にしてるとか、ダサいとか、思われるのかな、、、って思っちゃって。

スノーボード1つにしても、数年前の自分と、今の自分は全然違うと気がついている。
なのに、話を合わせるために、お面をかぶって演じている。

この”お面をつけている人”は、私ではない。
と自分では理解しているのに、そのお面を取ることができない。

それは、結構な孤独だ。

私は基本、臆病なので、演じるのをやめるのは正直、怖い。
でも、いつも周りに合わせる生き方をしていると、Life is on hold になるのだ。

そのことに気づいてから、そういう生き方はもったいないな〜と思うようになった。
だから、少しずつ”演じるのをやめる”実践をしている。
(何を実践しているの? と聞かれたら、
一言で言えば、”周りに合わせようと無理しないこと”になるのかな。)

そして、自分をある程度ふるいにかけてみると、
その中でも、ずっと変わらない信念に近いものがいくつか残る。

それがこの先ずっと、大事にしていきたいことなんだと思う。

人生これからまだまだ進化していくのだなあー、
と、そんな変化に気づくのが楽しいこの頃です。


話は戻って、ガガ様、こんなに歌が上手かったんだあ。
彼女はPop Starである前に、素晴らしい音楽家なんだね。

何年振りでしょう、車用にCDアルバムを買ってしまったので、しばらくヘビロテします。笑
カナダツアー、いつかあったら行きたい!
皆さんもぜひ、聞いてみてくださいなー!
















2017年10月2日月曜日

秋の空 ー夕焼けアラート発令中!ー


秋の夕焼けは、ほーんとに綺麗。
ピンクと群青色の空。
あまりの美しさに、
リアルワールドのものとは思えなくて
心が異次元にトリップしてしまう。






パワフルな夏の間は、一息つくような暇もなかったけど、
秋は、空を見上げたり、森を感じたり、
そういう時間が、オートマティックにやってくるので好きだなあ。

Autumn Awareness 

芽吹きの勢いを経て旬を経験した後の、
枯れていくまでの長い道のり。
ちょっと切なくて温かい感じ。

ここまで来ないとわからないことあるんだよなあ。
っていうところが、
40代目前の自分自身への、
深みのあるメッセージに感じたりもする。








森の中には熟した色がそちこちに。







お家帰ってから、娘ときゅうりの種取りしました。
前は、育てて食べるところまでが
ガーデニングの醍醐味だったけど
その先の、種を循環させていく大切さが
わかるようになったのも、なんだか意味深いなあと思ったり。








ああ、今日も夕日が綺麗です☆
薪に火を入れる日も近いかな。