シンクロにシティーのささやきは小さくて、耳を澄ませたとたんに、ふっと消えてしまう。
面影がかげろうのようにゆらゆらと揺れて、わたしの心をくすぐる。
わたしを取り巻くエネルギーの”雰囲気”が変わったのが自分でもわかる。
”自分の人生を創造したい”という氣力が湧いてくる。
そういう流れが来ていると、足は自然と森に向かうものなのだ。
Waldorf Schoolの先生とこんな話をした。
「現代の子供達は、外には変な事件があるからと、親が家遊びをさせたり、ある程度年齢がいっていても外で遊ぶときは親が同伴する傾向がある。
その結果、外に向かう遊びではなく、内に向かう遊び ーTV、DVD、ゲームなどーが増えた。
でもわたしに言わせれば、現実よりもTVの中の方が変な人がたくさんいるわ。
家という小さな箱のなかでは、子供のありあまるエネルギーを受け止めることはできないのよ。」
わたしはこう思った。
室内のなかだけでは、子供はおもちゃの取り合いからケンカになる。
走れば怒られるし、おもちゃを投げても怒られる。
ケンカしたり、怒られたり、成長段階では必要なことなのは事実。
ただそのエネルギーを外で発散すると、子供は室内にいる時よりも、平和に遊べる。
部屋の中ではケンカしてても、外ではキャッキャ言いながら遊んでる。
その秘密は、樹々や、川や、太陽や、空が、有り余るエネルギーを受け止めて、しっかり発散させてくれるからじゃないかな。
どんなに子供が騒いでも暴れても、でっかい懐で受け止めてくれる。(まあ、自然の懐の広さからいったら米粒ほどでもないのだけど。)
そして、健康的に疲れて、ぐっすり眠る。
睡眠がヒーリングになる。
自然って偉大だなあ。
これはもちろん大人にも言えること。
だから、森に行こう。