ラベル Beautiful BC の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Beautiful BC の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年8月17日月曜日

変わらないことなんてない

ただいま引っ越し中です。

昨日まで住んでた家から家具やピアノや洋服がなくなった。

ほこりに混じって、しばらく救出されていなかった鉛筆や、
ボタンやお菓子の袋がそちこちから出てくる。

そういう小さなゴミと一緒に、捨てるべきか迷っていたものをゴミ袋に詰める。
そうやって溜まったゴミ袋がそちこちに散乱しているのもあって、
今まで封じてきた土足で家の中を歩くようになった。

ずっと日常を過ごしてきた場所が、急に殺伐とした風景に変わる。

魂のなくなった家。と言ったら良いのだろうか。

さらに拍車をかけるような出来事があった。

ごみ捨てから帰ってきたら、お隣の奥さんから

「悲しいお知らせがあるのよ。私引っ越しするの。9月1日で新しい家も借りたの」

というではないか。

「...ええ?」という顔をしている私を見て一言。


「別居することになった」


お隣さんはティーネージャーの子供がいる、3人家族だった。
このコミュニティーに20年住んでいる古株さんだ。

このご夫婦が別れることになると思わなかった。

とはいえ、最近、皿が5枚くらい割れる音と怒鳴り声を聞いたのは確かだ。
もともと感情豊かな奥さんなので、まあそういうこともあるのかな、くらいに思っていた。
隣の家でも、夫婦のことは本当にわからない。

少しこのコミュニティーのことに触れておくと、
スコーミッシュがアクティブでエネルギッシュで法整備されている都会だとしたら、
私の住んでいるところは全てに置いてレイドバックなオーシャンコミュニティー。

ヒッピーというにはロックすぎるのだが、大げさに言えば
「いちいち細かいことは言わなくてもいいだろう我がネイバー達よ。
 行政に介入させるな、自分たちで自治を!」

みたいなブリタニアルールというものがあり、
街では苦情がくるようなことも、緩く許されているところもあったり、
口は少々悪いけど、心意気のある、ビンテージ好きな古株さんも多く住んでいるコミュニティなのだ。

ご多分に漏れず、お隣さん一家もブリタニアにどっぷり染まっている感じだったし、
ご近所に友達も多いから、彼女がこのコミュニティーを去ることになるとは思いもしなかった。

そういうわけで、時を同じくして私達も引っ越しの準備、
その横で彼女も友人の手を借りて引っ越しの準備、という不思議な光景となった。

自分たちも引っ越しするし
お隣さんだって別居する
コロナウイルスだって発生する
娘のウォルドルフスクールの校長先生も変わるし
(創立当時からずっといた先生だからびっくりした)

そして

5年前に交通事故にあった友人が亡くなったという知らせを受けた

何一つとして昨日と同じなんてことはない。
当たり前の日常が続くなんてこともない。

ここまで
書いてみて思ったけど、私は”そこに存在していた人の気配”が変わっていくことに
なんともいえない気持ちになるようだ。

私はその人が残した足跡であったり、
連れてくる風の匂いであったり、湿度であったり、
そういうものを覚えておきたい。
それが時間とともに消えてしまうような、儚いものだったとしても。

しばらくの間賃貸することになった、エアコンの効いた新築の家の窓から
昨日から続く過去を振り返ると
なんとも表現できない不思議な気分になる。

何かが大きく変わりそうな気配がする2020の晩夏です。


ミキティ、安らかにそして自由に


2020年5月23日土曜日


家にいるようになってから、近くの海まで自転車で散歩に行くようになった。
往復でちょうど1時間。子供との散歩&エクササイズにちょうどいい。




海に行く途中に、森に囲まれたただっぴろい空き地があって、
パンデミックに突入した時は、まだ葉っぱがまばらだった森が
今はもう新緑を過ぎて夏の準備をしているように感じる。

思えばこの2ヶ月は眠っていたような気もするし、
夢だったような、現実だったような、なんだか幻のように思う時がある。

みなさんはどうかわからないのだけど、
私は規制緩和が始まり、社会が動き出そうとしている今のほうが、
パンデミックのど真ん中に居たときよりも心がグラグラする。

自分の心に聞いてみると、
「前みたいに忙しい生活に戻るのが怖い」
と言っている。

耳障りのいいことを言うようだけれど、

また空に飛行機が飛び回り、海にエンジンボートが行き交い、
人気のハイキングトレイルに人が集中し、
今は見える遠くの景色がぼんやりと霞んでくる


と想像すると、胸がずーんと重くなる。

何も私は、「地球の痛みが自分ごとのように苦しい」と言いたいのではなくて、
自分も地球の一部だからこそ、
そんな日常の中に、自分の身を置くのだと思うと苦しくなる。


3月のブログで「涙」という記事を書いたのだけど、
この2ヶ月で「受容ー調整ー適応ー出発」というプロセスを一回りして、
また一段上がった「受容」ステージにやってきたのかな。

今の気持ちは、あの時の感覚や悲しみと似てる。

と、そんな事を言っていても、山奥でひっそりと暮らしているわけでもないし、
社会も時計の針も止まらない。

しょーがないかあ、と、私も変化に向かって準備をする。
少しずつ少しずつ。

その合間合間に海に行く。

子供をそこら辺に放って、少し瞑想する。
ただ息を吸って、ただ吐く。
今と繋がる。
今の自分と繋がる。






こういう時に海が近くにあってよかったあって思う。

海は止まらない。常に。流動的に。
海を見ていると、変化への受容を促してくれるように思う。

「諸法無我。諸行無常。忘れるなかれ。そして進め。」

と大きなところから言われているような。

そして、潮の満ち引きを目で見て感じることで、
月と地球と繋がってることを、体感する。





2ヶ月間、体と心がお休みできてよかった。
地球や動物も、少しばかりの休息になっていたらいいな。
身の回りにある森や植物や自然にいっぱい癒やされたな。
ありがとう。そしてこれからも。






こうやって書いているくらいだから、
私の中でも次のステージに向かって、ある程度の覚悟はあるのだろう。


さあ、顎をあげて、次のステージに向かって、しゅっぱーつ!だー!

2017年10月2日月曜日

秋の空 ー夕焼けアラート発令中!ー


秋の夕焼けは、ほーんとに綺麗。
ピンクと群青色の空。
あまりの美しさに、
リアルワールドのものとは思えなくて
心が異次元にトリップしてしまう。






パワフルな夏の間は、一息つくような暇もなかったけど、
秋は、空を見上げたり、森を感じたり、
そういう時間が、オートマティックにやってくるので好きだなあ。

Autumn Awareness 

芽吹きの勢いを経て旬を経験した後の、
枯れていくまでの長い道のり。
ちょっと切なくて温かい感じ。

ここまで来ないとわからないことあるんだよなあ。
っていうところが、
40代目前の自分自身への、
深みのあるメッセージに感じたりもする。








森の中には熟した色がそちこちに。







お家帰ってから、娘ときゅうりの種取りしました。
前は、育てて食べるところまでが
ガーデニングの醍醐味だったけど
その先の、種を循環させていく大切さが
わかるようになったのも、なんだか意味深いなあと思ったり。








ああ、今日も夕日が綺麗です☆
薪に火を入れる日も近いかな。

2016年5月13日金曜日

森が子どもにいい理由。

子どもが赤ちゃんのときから、いつも森が近くにあった。































正直子どもは、森に散歩にいくよりも、遊具のある公園の方が好きだ。

でも、ひとたび森に離すと、リーシュを外された犬みたいに、生き生きと森を駆けまわりだす。

自分で言うのもなんだが、うちの子どもは2人とも割と運動神経がいい。
さらにいうと、軸がなかなかいい。
でも、それは体操のクラスに通ったり、サッカーや野球のチームに入れたりして育ったわけではなくて、森のおかげだと思っている。

”こうしなさい”と用意された場所で運動するよりも、根っこや石がボコボコで、起伏の富んだ森の中を走り回るだけで、習い事するよりも、運動能力は格段に育つ。(鎌田説)






































スキーやスノーボードも、フリーラン(自然の地形で遊びながら滑る)こそが上達の近道だとウィスラーで知った。
いくら圧雪バーンやパークが上手でも、それはフリーランあってこそなのだ。
子ども時代も同じだと思う。各種運動のベースはフリーランだと思う。

うちの子どもも、森に離すととりあえず走り出す。(本当に犬みたいなのだ)
彼らなりにラインをみつけて、段差で踏切り、三角とびをしたり、岩によじ上ってそこからジャンプしたり。
三点支持をしながら、足がひっかかる小さなスポットを探りながら岩にへばりついてみる。
登れそうな木にはのぼってみる。
坂道をどれだけ止まらずに、自分のラインで駆け下りられるか。
時に慎重に、時に大胆に。

もちろん転ぶ。そして立ち上がる。駆ける。

さらに、森は生き生きとしている顔もあれば、足が止まるような暗さもある。
崖にたって、リアルな高さを体験することもある。
りすが散らかした松ぼっくり、鳥の鳴き声、葉のこすれる音、大きな糞、動物の気配を感じる。
その先にいけるのか、危険はあるのかないのか、彼らなりに5感をフルに使って森を走る。








自然の地形は、子どもに無理をさせない。
できないことはできないし、のぼれないものはのぼれない。おりれないところはおりれない。
子どももそれを察するようで、そういえば、森の中で大きな怪我をしたことがない。
人工物(公園の遊具やジャンプ用のランプや家の中)では骨折に脳震盪にイロイロあったけど。











そうそう、森は、運動能力だけじゃなく、5感も育ててくれる。
石や木の枝や苔。自然の素材で、イマジネーションが膨らむ。
”そんなんじゃバランスとれなくて建たないよ。”
大人の口は、つい彼らの想像力を壊してしまいそうになる。
あぶないあぶない。






大人は広い視野で地形をみることができるので、崖とか穴とか高度とか安全を確認してやれば子どもにとってこれ以上の遊び場はないんじゃないかと思います。

森は子どもを育ててくれる。
私も森から学んでます。

しかしながら、最近、子供達は散歩よりもMTBや友達遊びの方が好きになってきた。
森に育ててもらった足腰で、自分の好きなスポーツや遊びをみつけていってほしいな。










2015年11月1日日曜日

Halloween in Squamish 2015

年に一度のお祭り、Halloweenがやってきました!
太陽もるなもこの日をずっとずっと心待ちにしていました。

今年はHalloweenが週末に重なったので、街でもちょこちょこイベントがありました。
ルナくらいの小さな子向けの、怖くないパンプキンイベントからマジで怖いお化け屋敷、さらに当日は仮装してTrick or Treating&花火と子供達には楽しいこと盛りだくさんな週末です。

が、しかし!

金曜日の夜に、Food Donationで入れるHaunted House(乗馬クラブが馬小屋をお化け屋敷にしてpublicに開放してる)に連れてってみたのが間違いだった。。。
口では怖いことしたい、怖いものみたいとやる気満々の太陽。
しかし、実はめちゃくちゃ恐がりな我が息子。





6歳になったし、いけるかなと思ったけど、、、、ダメだった。目がマジ。
と、まあ、ここまでは想定内。

本気で怖い時って、体も震え体温も下がるから、免疫がさがったんだろう。
ガードがさがった隙をつかれて、ウイルスに侵入され、Halloween当日のいきなり発熱してしまいました。
実は恐怖が引き金で熱を出したのは2回目。

なので、Halloweenの今日はおうちで熱と戦っております。
かわりにルナが兄ちゃんの分もキャンディーもらってくる!と勇んで父ちゃんと出かけていきました。




ここで暮らしてHalloweenを体験してみて思うのだけど、Halloweenはコミュニティー、もっといえば、隣近所同士でつくりあげる、子どものためのイベントなんですね。
町全体が作り上げる、Halloweenファンタジーっぷりが素晴らしい。
大げさに言えば異次元にトリップしたような錯覚さえ覚えます。
Halloweenという文化が何世代にも受け継がれていく理由がわかります。

今の大人も、子どものころ毎年ワクワクしたんだろうなって。

ひとつの家庭の負担は少しなのに、たくさんの家庭が参加することでコミュニティー全体がHalloweenというイベントをより”らしく”、作り上げていく。日本にはないご近所文化かもしれません。
Halloweenは the neighborhood spritなくしては語れません!

引っ越してきたBritannia Beachは子どもの数も他の地区よりは少ないので、デコレーションの本気度はまあまあでしたが、小さなcommunityなのに、花火がとても立派で素敵で感動しました。








ビール片手に家から歩いて花火を鑑賞できる(しかも混んでない)なんてサイコーです。
今日は行けなかったけど、キャンプファイヤーもすごいみたい。
バギーにのってTrick or treatingしている親子もいたりして、このMellow感もたまりません。
来年はSquamishにTrick or treatingしにいって、Britanniaで花火鑑賞だな!

ちなみに、最近ではいわいるHalloween Candy(激甘チョコレート&ジャンクお菓子)を好まない家庭も増えてきました。
というか、わたしの周りのお母さん達は自分の子どもにはあげたくないと思っている人がほとんどです。
そこででてきたのが、"Switch Witch"という妖精?魔女?です。
Switch Witchは集めたCandyをおもちゃと交換してくれる妖精です。
我が家も、Switch Witchに、Candyを金魚と交換してくれるようお願いするつもりです😉

もっとヘルシーなお菓子が主流になればいいのになあ〜〜と願ってやみません。

また来年楽しみにしてまーす!





2015年6月13日土曜日

New life

引っ越しが完了して10日経ちました。
まだペイント途中だったり、ソファーがなくてキャンピングチェアーに座ってたり、
工具がそこらじゅうにあったり、だけど、いい感じにスタートしています。

引っ越しが終わってみて、今まで結構ストレス溜めてたんだなあーって気がついた。
今までは一軒家の下に大家さんが住んでいたから(いい人だけど)、それなりに気をつかって暮らしていた。

だから、
おひさまの光で洗濯物を乾かせる、とか、
早朝や子どものが寝た後に洗濯機をまわせる、とか、
夜にギター弾いたり、大きな音で音楽をかけたりしても気にしなくていい、とか、
お庭にガーデンをつくれる、とか
そしてなにより、子どもが走り回って大きな声をだしていても、注意しなくてすむ。

ひとつひとつはささいなことだけれど、全部気にしなくてよくなってから、心がだいぶ穏やかになったーーー。
軽くなったあーーー。

そして、よく寝れる。
こんなによく寝れるのは5年ぶりかもしれない。











前に住んでいた人が、お花をたくさん植えてくれていて、小さいけれど立派なフラワーガーデンもあって、癒される。
それに加えて、野生なのかな、そこらへんにFox GlobeやBluebellが咲いている。
前の人の、愛情を引き継ぐのもなかなかいいものだね。







Squamishの暮らしも楽しかったけれど、どこかでもう少し静かな暮らしがしたいなあと思っていた。時期が熟したら、Squamish郊外で暮らしたい。
そんな風に思っていた6年目の引っ越しだった。
まさか、Britannia Beachだとは思わなかったけど、こちらの森も海のせいかすこし優しい感じがして素敵です。
多分、圧倒的に森に入る人が少ないからか、森の精気が濃い感じがする。







しかし、よく眠れるんだあ。
自分の周りの自然環境って、結構メンタルに影響している。
そういう面ではSquamishはかなり特徴的な街だけれど。


親になって足掛け6年、地に足をつけること、踏ん張ること、現実と理想を繋げること、いろいろ学ばせてもらった。
30代も後半になって、本当に好きなこと、苦手なことが前より分かってきた。
シンプルになってきてる気がする。

今までは”岩”や”山”動かないものにフォーカスしていたけれど、
ここへきて、”水”が暮らしに近づいてきたってことは、"Let it go(水に流す)”ってのもテーマなのかな〜 なんて。

さあて今日も、一日のドタバタを忘れるべく、寝ます。
おやすみなさい。

2014年9月17日水曜日

山奥の温泉 soak in nature!


ついに、ついに行ってきました〜 Skookumchuck  hotspring!
最後に行ったのは太陽が生まれる前だから、実に6年ぶり!

ペンバートンをこえて、リルエットレイクからダート道をゴトゴトと約45km走った先に、ひっそりとたたずむ山奥の温泉&キャンプ場。
日本語だったら秘湯っていうのかな。
秘湯と呼ぶにはワイルドだけれど、そこがなんともカナダらしい。






おひさまが西に傾きかけた頃、火を焚く。
太陽は名の通りおひさまの子。
ずっと、キャンプファイヤーがしたくてたまらなかった。
ようやくその時がやってきたとばかりに、
火じくり棒で 、火をつついたり薪を入れたり。
ご飯を食べるのも忘れちゃうくらい没頭。
男の子って火遊びがすきなんだなー。不思議。
そろそろご飯でも食べてお風呂はいりにいこーぜー。



 さてさて、もう季節は秋。
昼間は日差しが熱くてまぶしい。
それでも日陰に入ると上着を羽織りたくなるようなそんな温度。
朝と夜はもうフリースと靴下が手放せない。

そんな夜や朝、寒さで縮こまった体を、お湯でほぐせる幸せ。
この温泉は、源泉掛け流しってやつで、効能もある。



星が瞬くころには、もう寒くて外にいられない。。
最近、オーロラがよく出てるらしい。
この数日、連続で緑のカーテンが空一面に現れたそうで。
夜中に起きて空を見ようかなと思ったものの、寝袋にくるまるともうダメ。。。


翌日、帰路についた。
ダート道の25km地点で、たった10分遅れただけで、

工事のためのロードクローズにひっかかってしまい、
なんと4時間待たなければならないことに!
はじめの1時間は、悔しいやら、こんな何もないところでどうするのさ!と放心状態。
その後、こんな森が深いところで、ゆっくりできるなんて贅沢だなと思い直す。
少し移動した先で見つけた贅沢スポット。
コーヒーがことさらに美味しい。





流木で船をつくって出航させた。
手足を使って斜面や岩場を飛び回り、そこらへんにあるもので遊ぶ子供達。
泥と鼻水が混じってぐちゃぐちゃの顔が、
いつもより生き生きとしていることに気づく。




そんなことしていたら、2時間経った時点で道路が開いた。
土曜日だったから、工事が半日だけだったようだ。ラッキー。

子供がいると、予定通りに進まないとイライラしてしまうことが多いけど、
予定通りに進まない良さを再確認できた。
まあ、どうにかなるし!
そんな時間をギフトだと捉えれば、とてもありがたくてラッキーなこと。

しかし、森の精気はやばいね。
体もそうだけど、気持ちいい方向に思考が働く。
特に、ペンビーから北方面の森は神聖で大好きだよ。


これからの季節、Skookumchuck hotspringおすすめです。
パンクしてる車を何台もみました。
スペアタイヤはお忘れなく!


2014年6月24日火曜日

Pender Island の旅 その2 〜現実と夢の架け橋・キクチファミリーとの出会い〜

Pender Islandを去る日の午後に、Tracyにこの島に住む日本人のご家族ーキクチファミリーーを紹介していただきました。

突然の訪問でしたが、受け入れてくださり、すこしばかりお邪魔することに。

まず、たくさん子どもがいてびっくり!
キクチファミリーは、アーサー&さなえさんご夫婦と5人の子供達がいる大家族。

アーサー&さなえさんは、お庭で自然農法(農薬を使わないばかりではなく、虫とも共存し、その土地で得れるものしか使わない農法)を実践されており、子供達はホームスクーリングという、本一冊書けそうな興味深いライフスタイルを実践されています。

早速、長男の健太くんがガーデンや鶏小屋を案内してくれました。
健太くんは、もちろん植物にも詳しくて、本当にガイドさんのよう!

ガーデンツアーから帰ってくると、奥さんのさなえさんがレモンタルトとレモンバームを発酵させたお茶(これがまるでレモンティー!)を用意してくださっていました。

そこで子ども達が、”美しいもの、キレイなものを撮ろう”というテーマで、それぞれが写真を撮り、その写真をカードにしたものを見せてもらいました。
それが、ほんとうにアーティスティックで素敵なの!

中には、ハミングバードのクローズショット(ハミングバードは一瞬で飛び去り、じっとしていないので撮るのが難しい)もあり、それを撮るために一日中バルコニーでタイミングを待っていたなんていう話も聞きました。

どうやらこの島には、ホームスクーラーのためのクラスが定期的に学校であるらしく、子ども達の行き来もあるようで、ホームスクーリングがしやすい環境があるのかなあという感じがしました。
こちらのページでもPender Islandのホームスクーラーの様子が書かれています。

そんなキクチファミリーのお話を聞いていて、はっ!と気づかされたことがありました。

わたしは子供達をウォルドルフスクールにいれています。
一般に、ウォルドルフスクールではアントロポゾフィーという独特の哲学(TVやパソコンなどのメディアの使用の禁止や、文字や算数の独特な教え方とその時期)があります。

キクチファミリーの写真プロジェクトのように、子どもは”美しいもの、きれいなもの”を探すことが上手だし、またそういうことに敏感なアンテナを持っています。
ウォルドルフもそういう子どもの純粋さを大切にしています。

ですが、太陽が ”きれいなものを見つけたから写真に撮りたいんだ”と私に言ってきたら、私は多分”ダメ!”と言うでしょう。

その理由は、カメラを壊されたくないというよりも、カメラを触りたがる太陽が、iPadやゲームのスクリーンにロックオンされている子どもの姿とリンクしてしまって、取り返しのつかないことをしてしまうような恐怖に駆られるからなのです。
また、つい最近までは、文字を書きたがる太陽にやりたいようにやらすべきか、やめさせるべきかだいぶ悩んでいました。(←こちらは納得いく答えがでたので解決)
たぶんそういう気持ちは7歳まではアカデミックなことはやらなくていいという、ウォルドルフ哲学からきているのだと思います。

だから、キクチファミリーのお話を聞いていて、”きれいなものが好き” で、そのきれいなもので ”やってみたい”ことがある。
そういう感覚/感性がなにより大事だよなあ〜って。

たとえ、いいと思うことでも、囚われるといい発想ができないね。
いえ、アントロポゾフィーはもっと奥の深い哲学なのだろうけれど、私自身がまだ入り口で小さな具体例に囚われているだけなのかもしれない。

とにかく、ちょっと閉鎖的になっていた視界が、いきなり明るくなり、広がった感じがしました。
守るところは守るけど、良か否かのグレーゾーンは、オープンな心でいろんな角度から考えてみないとな!

すいません、長くなってます。

さて、Pender Islandの優しいエネルギーにじわじわと心を温めてもらい、素敵な出会いや気づきがあったこの旅。
ここでいただいた、”暮らし方の気づき”を、私の日常にどう活かせるだろうか?
と思った時に、もうひとつ気づいたこと。

South Gulf Islandsには熊やクーガーといった、出会うと気が張る種類の動物がいません。
しかし、Squamishにはいます。

島には大きな山がありません。ですが、Squamishにはあります。

子供と森を歩いているとき、畑や果樹のある庭、コンポーストやゴミ、鶏などの家畜、つねに体の片隅で熊やクーガーを勘ぐっています。

そう、雄大な山や野生動物は、人間にある種のサバイバル心と緊張感を与えるものなのです。

同時に、ここに住んでいると、サーモンがあがってきて、サーモンを狙ったハクトウワシが飛来し、森にたわわに実ったベリーを熊が食べにくる、ボブキャットやクーガーが現れる、そういう野生動物のダイナミックさ、生命の循環を間近でみられる感動があります。

島には島特有のハートが開くような優しい空間がギフトであり、
SquamishにはSquamishの、本能に働きかけるような力強いエネルギーがギフトであることを理解しました。

2つの違った、おいしいお塩で料理するみたいに。
どっちもおいしいんだよ。

みんなちがってみんないい。

だから、わたしの今ある日常を変えようとするのではなく、ここでやれること、学べること、楽しいことを心に従ってやっていれば、いずれまた道はみえてくるはず。

そうだ、今年もラベンダーが満開だ!ケールが豊作だ!そろそろ味噌も仕込まなくちゃ!
小さなガーデンでも、喜びはたくさんシェアできる。






















いっこいっこ大事に。

それが、やがてRealityとDreamを結んでくれる橋となるのでしょう。
なんか、少しずつ近づいている気がするんだ、最近!

さなえさんの50ページに及ぶお野菜レシピはこちらです。
ほぼveganレシピで、察するにご自分のガーデンと鶏から自給できる食材のみで工夫されているのだと思います。
まさに、Sustainable!
素敵なファミリーにであえてよかった♪

2014年6月14日土曜日

Pender Islandの旅 その1 〜木の家・土の家・藁の家〜

Mayne Islandを後にして、フェリーで15分ほどの隣の島、Pender Islandに向かいました。

Pender Islandでは、Strawbaleの家に住んでいるというTracyのcottageに2泊することにしました。

まず、Pender Islandの印象は、Mayne Islandに比べて針葉樹が多く、”森”の気配が濃いと思いました。
島自体もMayne に比べたら大きく、小さなモールもあり、人口も2500人。
その割に、メインの道路を走っていても人の気配が全然しないのは、ひとつひとつの土地が大きいからなのかな?
ただ、Visitor Infoの矢印につれられて走った先にあったのは、Visitor Centerではなく、各コテージ/ホテルのパンフレットが壁に貼付けられている掲示板 笑
さすが、島!
結局この島の見所とか観光ポイントは全然わからず 笑

まあ、ゆっくりするのが目的だったので、早速コテージを目指すことに。




ここはwoodコテージでStrawbaleではありません。
ですが、色合いやセンスが良く、小さいけど開放感があり、気持ちがいい。
リサイクル素材で作られた階段や、コンポーストトイレットなどエコな工夫がたくさんあります。








このCottageを建てたのは、女性の大工さんだそうです。
わたしが驚いていると、Tracyが、「私たち(女性)は、なんだってできるのよ、そうでしょ?」と一言。




Compost Toilet




















































Cob Cottageに泊まった後に、改めて気づいたこと。
Cob houseのように直線がない造りは、創造的でマジカル感が素晴らしいですが、

こちらのcottageのように木の統一感のある作りは、凛としていて、清々しく、頭が冴えるようなスッキリとした氣が流れていることに気がつきました。


土と木、同じ自然素材でも創りだす雰囲気が全然違います。
もちろん流木と切りそろえられた木でも違う。

わたし的には、木の温もりが醸し出す、自然との一体感の方が心が落ち着くかな。
今回、初めて直線の”美しさ”に気がつくことができました。


さあ、土の家、木の家、ときたら、お次ぎは藁の家。
まるで、”3匹の子豚”のストーリーのようですが、同じ敷地に住むTracyにStrawbaleの家を見せてもらえることになりました。

プライベートのお家なので、写真はないのですが、胸がトキメク素敵なおうち!
参考までにTracyが以前建てたStrawbaleのおうちはコチラ かなりツボ!!
いやー理想だわ。

Strawbaleがいいなとおもう理由は、Strawbaleはあくまでも”壁”の役割なので、素材としてのメリット(断熱性/通気性/環境)が高いし、木との融合も抜群だし(post&beam設計で壁をStrawbaleにする方法が多い)、コーティングとして使うプラスター(漆喰)がCobの様なEarthyな雰囲気を出すので、”見た目、実用性、環境配慮”と全部揃っていうことなし!
Strawbale house、確実に、叶えたい大きな夢のひとつになりました。
この島には他にもStrawbaleの家に住んでいる人たちが数家族いるそう。

今回、実際にNatural Buildingを作って/住んでいる人に話を聞けるだけでなく、Cob house&strawbale界のパイオニアで、大工/アーティスト/ファーマーのTracyに出会えてよかった。

言うまでもなくチャーミングで魅力的な女性です!



そんなTracyにこの島に住む日本人ご家族ーキクチファミリーーを紹介していただいた。
このキクチファミリーのみなさんは、自然農法を実践され、お子さんが5人!もいらして、そしてアンスクーリング(学校にはいかず、敢えて教えない教育)しているという。
興味津々!!

キャンプでは決して味わえない、人と人との繋がりが新しいご縁を結んでくれる旅。
こういうの久しぶりでワクワクしちゃいます。

Tracyにハグをして、キクチファミリーのお家へ向かったのでありました。
長々と読んでくれてありがとうございました。

続きはまた。



Stacy作のステンドグラス



2014年6月7日土曜日

Sustainable Mayne Island の旅 その2 〜日本庭園〜


Mayne Islandの端っこに、鳥取県の有志の方が造ったという日本庭園がありました。
なんでもMayne Islandと日本人は深いかかわりがあるそうで、その昔この島には日本人のコミュニティーがあり、BC州でトマトのグリーハウス栽培を成功させたのは、この島の日本人だったそうです。













2014年6月5日木曜日

Sustainable Mayne Islandの旅 1 〜 cob cottageに泊まる 〜


ひょっこりと5日間の休みができたので、家族でバンクーバーとビクトリアの間に浮かぶ島、Mayne IslandとPender Islandに行ってきました。


私たちはNatural Buildingに興味があって、Mayne IslandはBCの中でも、ーCobやStrawbaleで建てられた家がある島ーというイメージがありました。
いつもはキャンプな私たちですが、今回はせっかくだから島のNatural Building事情を調査するべく、cob cottageに泊まってみることにしました。

まずは写真から。

COB HOUSE!

この窓際のベンチ、素敵です。
もともとはCOBの暖炉だったようですが、後から鉄暖炉をセットしたそうです。
曲線といい、手作りの棚や取手といいかわいすぎる! 

ロフトのデスク 素敵な作品や文章が生まれそう。
このCob houseは15年前に、Mayne Islandでcob house のワークショップをオーガナイズしているcob worksの有志たちによって建てられました。
ちなみにCob houseとは、粘土質の土と水と砂と藁を混ぜた、固めの泥でできた家のことです。
基本的に、土や砂はその土地から掘り起こしたものを使うのが理想。
Cob houseの多くは、パーツの素材に、地元の流木や、石や、街のリサイクルセンターで発掘した捨てられていた窓やドアを使ったり、まさにrecycle reuse reduceの家、地球に還る家なのです。

Cob Houseの特徴について、昔書いたことがあるので、興味のある方は過去記事をのぞいてみてください。

わたしたちもSunshine CoastでCob Ovenを作る手伝いにいったことがあり、足で粘土を捏ねて、形をつくっていく作業が楽しかった!
Cobは曲線や形など、自由に創りだせるので、アートな感性がものをいう、まさにImaginationとCreationの融合!

ただ、Ovenを作っていて感じたのは、家をつくるとなると、相当な根気と労力と時間が必要。
何人も人手が必要だし、思う通りにはいかないと思う。
だから余計に、たくさんの手をひとつにまとめあげるcob worksにはrespect!

さて、Cob houseの良さを一言で表すなら、“温もり”。土の温もり。
そこに木の温もりと作り手のLOVEがミックスされ、全てが織りなす空間のマジカルなこと。
現実の世界から切り離されたような、不思議な空間。
”盗まれた時間 ここは現実の世界からずっとずっと遠く離れたところ。”

子ども達もリラックスしていい時間をすごしました。 




さて、この記事のタイトルは"Sustainable Mayne Island”となっていますが、どんなところがSustainableなのか、お話してこの記事を締めたいと思います。

Mayne Islandはガルフ諸島の中でも人口が900人程度の小さな島です。
この島にはゴミ処理場がありません。
それどころか、フェリー乗り場にも公園にも、ゴミ箱がありません。
その代わり、リサイクルとコンポーストを徹底していて、リサイクル用の箱は島の要所に設置してあります。
リサイクルにできないゴミは、旅行者でも持ち帰るのが基本。

Squamishのゴミ捨て事情は大雑把なので、その感覚でこの島にくると、いかに自分がゴミを生み出しているか(たとえゴミを減らす努力をしていても)思い知らされます。

また、ダムなどあるはずもなく、しかも湖も川もないので、水の貯蔵力に限界があります。
もうおわかりかと思いますが、この島では水が貴重です。 夏場は特に。

そういった事情から、サステインナブルを地でゆく島、Mayne Island。

さて、Mayne Islandを後にして、隣のPender Islandへ向かいました。
そこではcob worksの創始者であるTracyArtwood Cottageに泊まることになりました。
TracyはStrawbaleのお家に住んでいるのですが、natural buildingうんぬん以上に、人柄が魅力的!Pender IslandではTracyのおかげでとっても素敵な出会いが待っていました。

その様子は次回またupします。

長々と読んでくれてありがとうございます♪